転生？憑依？犬ですか？
新作です
良ければどうぞ
朝目が覚めると。見知らぬ部屋の中にいた。
拉致か・誘拐・ 勾引かしどれだって同じじゃねぇか！
何が起きたんだ？
あれ？こんな態勢で寝てた？
うん？顔の先に何か付いてる？
また誰か悪戯したのか？
あれ？触りにくいな？なんだ？
うん？手が変だ指が曲がらん？
動物の足？「ワォン(あれ～)？」
えっ？今の鳴き声何？俺？俺の声？
「ワォォォォォォォン(何じゃこりゃ～～～～)」
犬？犬何ですか？俺犬何ですか？
「ウォーーーーン(ノーーーーー)」
パニック パニック パニック みんなが アワテテル って俺があわててるんじゃ～～～
もしかしてあれですか？
異世界転生ってやつですか？
犬転生ですか？
と言う事は、お約束の「ウォウォーン(ステータス)・・・・・・ウォン(あれ？)」
部屋に人が入って来て
「こーら五朗煩いぞ」とよく見ると侍だった
髷・月代・羽織・袴・脇に刺したる日本刀
犬で、何で時代劇？
ファンタジーじゃ無くてSFでしたか
「全く若様達が拾ってくるから・・・」
と言いながら出て行った。
私野良犬見たいです・・・
若様って此処お城？何処の？
歴史オタクの血が騒ぐ
ドタドタドタ 一人の子供が入ってきた
「五郎元気だったか！ は～全く兄貴は慎重過ぎる幾ら兄弟で転生？憑依？したからってブツブツブツ」
転生！憑依！兄弟！もしかしてこの喋り方義光か？
取りあえずどうやって知らせたら良いか？
外か地面に文字が書ければって手が使えない・・・
口で書けるか？やって見なくちゃ解らない大〇〇〇験でじゃない
第一の試練は取りあえず外に連れ出す。
となればまずは、袴の裾を口にくわえて引っ張って「ワンワン（外行こうぜ）」繰り返す
「うん？何だ？どうした？」
吠えて・くわえて・引っ張って
「う～ん？もしかして外に行きたいのか」
「ワンワン（正解）」尻尾振れるかな・・・できた肛門絞めて尻を振る感じか！
「じゃあ庭に行くか？」
「ワンワンワン（ＯＫ行こう）」と子供と一匹が庭に出た。
「ワンク～～ン（結構広いな）」
「どうだ此処なら走り回れるだろう」
「ワン！（助かる！）」
さて棒はと・・・あった
棒を拾い子供の前に行くと子供が棒を取り
「そ～ら取って来い」と思いっきり投げ捨てた
「ワオ～ン（ちょっと待ってくれ）」と走って取りに行き
戻って行くと再度取られと４回程繰り返して
いい加減にしろー！と思いながらも繰り返してしまった。
チョット楽しかったのは、内緒だ。
先程より離れて位置で棒をくわえて文字を書こうと頑張っていると
子供は不思議そうに見ていた。
最初は1次に2とアラビア数字を書いて行き
次に転生前の名前を歪なカタカナでカズキと書いた
それを見た子供は固まってしまった。「えっマジ・・・」
どおよ気付いたよな？気付いてくれたたよな？
袴を引っ張ってみるか、くいくい反応なしか？
もう一度くいくい くいくい反応なし
足を噛んでみよう がぶり・・・・「いってぇーーーー」
正気に戻ったか ふー世話の焼ける弟だぜ
バシンと頭を殴られた 「グウォン（何しやがる）」
「行き成り噛みつくな！」「ワンワンワンワン（呆けてるお前が悪い）」
「あー何言ってるか解んねーチョッと待ってろ」と子供が移動する
子供が更に３人増えている。
「この五郎が和兄だとお前は、言うのか」
「そうだ其処に汚い字でアラビア数字とカズキと書いているだろう」
「確かに・・・では、五郎僕の前の名前を書いてみろ」
「オン（了解）」と言って書き始める五郎
一番年長の子にサトルと書いて
最初から居た子供にヨシミツと書く
一番小さい二人にどっちがどっちか解らん取りあえず間に
ヒデ・マサと書き
「ウォーン（書いたぞ）」頑張って書けたふー疲れた
「なっ言ったろ」と胸を張って言うが誰も反応しなかった。
勿論無視じゃ無く三人がフリーズしているだけである
ヨシミツが残り三人の頭を叩くと復活して
「マジで兄貴か・・・」サトルは微妙な顔で呟いた
「ウォン（そうだ）」通じて良かった
「カズ兄かわったなー」とヒデ・マサと書かれた片割れが言った
「変わった以前の問題だぞ」ともう片方の片割れが言う
「これから如何するかが問題だ、一応自己紹介しとく俺は今島津虎寿丸後の義久10歳だ」とサトルが言う
「俺は忠平後の義弘8歳だ」とヨシミツが言う
「僕は又六郎6歳後の歳久だよ」っとヒデが言い
「僕は又七朗同じく6歳家久だ」とマサが言った
Ｏｈ～～Ｎｏ～～島津四兄弟ですか・戦国時代ですか俺だけ犬ですか・・・
秀吉来るまで安全ちゃあ安全か死んでなかったし
俺が人間だったら天下狙うけど・・・
俺って秀吉来るまで生きてないよな犬だし・・・ちくしょ～～～～
今日思いついたので
書いてみました
