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社会改造の原理  作者: ZIN
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独裁制と民主制

独裁制の反対は民主制ではない

独裁制の反対は共和制

民主制の反対は君主制


そして、日本は民主制国家ではない。天皇陛下が君臨する君主制国家です

さて、それらの組み合わせにより、四つの社会制度が存在します

それは、君主共和制、民主共和制、君主独裁制、民主独裁制


君主共和制の国は、日本 イギリス タイ


民主共和制の国は、アメリカ フランス


君主独裁制の国は、歴代中国王朝


民主独裁制の国は、ナチスドイツ、ムッソリーニのイタリア




政事において、独裁国家より共和的な国が良いとされています

ただし、そうとは限りません

貧しい国では、共和的な政治が行われるより独裁的な政治の方が良いです

なぜなら、貧しい国では、利権が少なく、それを巡る争いが激しいからです

そのため


貧国では

独裁的なほど社会が安定し

共和的なほど社会が混乱する


富国では

共和的なほど社会が安定し

独裁的なほど社会が混乱する


といった事例が見られます


貧国にとっては、独裁が善、共和が悪

富国にとっては、共和が善、独裁が悪




共和制が正しく機能する条件

・各人が互いに独立しとること

・意見が多様なこと

・正しく意見を集約すること


独裁制が正しく機能する条件

・独裁者を追放できる構みがあること


以下のばあい、独裁者の追放が起こらない

・独裁者を出した集団が他の集団から孤立しとる

・対抗する権力がない



【民主化の失敗例】

フランス(フランス革命による内乱)

ロシア

アフリカ諸国



民主化を成功させ易い国の特徴

「多数派のない超多民族国家」

「単一民族国家」

半端に多民族が共存する国は混乱し易い



民主化を成功させる方法

・段階的民主化

・少数民族優遇型民主化

・独裁者による民主化

・特権保障型民主化

・分離独立型民主化


【段階的民主化】

一定額以上の資産を持つ、ある一定の集団に属す成人男性にのみ選挙権を与える

そして国が豊かになるごとに段階的に

貧者、別集団、女性などに選挙権を与えていく


【少数民族優遇型民主化】

選挙で殆ど議席を得れそうにない少数民族に一定議席を署る


【独裁者による民主化】

独裁者が改革で国を豊かにした後で民主化する


【特権保障型民主化】

ある階級の特権を認めながら民主化する


【分離独立型民主化】

分離独立して民主国家となる

または上位国からの干渉を排除する




【段階的民主化の成功例】

日本、アメリカ


【少数民族優遇型民主化の成功例】

南アフリカ共和国、モーリシャス


【独裁者による民主化の成功例】

トルコ ケマル・ムスタファ

韓国 朴正煕

台湾 蒋経国

シンガポール リー・クアン・ユー


【特権保障型民主化の成功例】

古代ローマ、ベネチア、イギリス、ソマリランド、ボツワナ


【分離独立型民主化の成功例】

アメリカ、インド、モーリシャス、ボツワナ

ソ連崩壊後に独立した国国




任期が長い職ほど権力を制限すべき


危機は権力を集中すべき

平時は権力を分散すべき



争いが起き易くなる理由

・国が大きい

・国民が多様

・通信環境が貧弱

・国が貧しい


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