生物学の原理
遺伝子とは何か?
子孫にその性質を伝えるもので、細胞の設計図
だが近年の研究で、それが間違いであることが判った
「遺伝子」は、細胞の設計図どころではない
それそのものに「細胞を作る」とゆう働きが有る
「遺伝」は、その役割の一部
よって「遺伝子」の名は不適切
「生命子」と呼ぶのがふさわしい
生命子=細胞を作るもの
遺伝子=生命子の一部。子孫にその性質を伝えるもの
遺伝子=遺伝情報の受け皿
遺伝情報=遺伝子に書き込まれた情報
遺伝子の突然変異=遺伝情報の書き換え、遺伝情報の追加、遺伝情報の欠落
生物は遺伝情報の欠落で退化する
それは、次の過程で起こる
洞窟に魚が閉じ込められたとする
そこに光は無い。やがて魚の子孫は目が退化する
だが、その魚を光の有る場所に戻すと、再び目が見えるようになる
だが、遺伝子が欠落すると、いくら光をあびせても目は戻らない
この遺伝情報が欠落した個体。それが奇形
本来、奇形は自然界では生き残ることが能ない
だが、先ほどの洞窟の魚のように、生き残るのに問題ない遺伝情報が欠落した場合、そのまま生き残る
こうして生物は退化する
遺伝情報が欠落し、奇形が発生するのを防ぐために、オスとメスがある
こうして互いの遺伝情報を対照することで、遺伝情報を保存する
だが、近親相姦などの場合、遺伝情報が欠落し易い
こうして奇形が発生する
生物が変化を起こす時は、必ず以下のような順序で起こる
環境の変化→生活習慣の変化→肉体の変化→遺伝情報の変化
生物は進化と変化を習す
原始哺乳類が進化したのが猿
猿が変化したのが、ゴリラ、チンパンジー、オラウータン
猿が進化したのが人類
人類が変化したのが、白人、黒人、黄人
進化=より優れた生物となること
変化=環境に適応して生存しようとすること
より優れた生き物とはなにか?
それを秤るための規準は、以下の通り
第一基準、生命力を考慮しての身体構造の複雑さ
第二基準、夫妻関係を考慮しての協調性
第三基準、行動力を考慮しての寿命
第四規準、水陸、寒暑、段階を考慮しての大きさ
第五規準、水卵生、陸卵生、胎生を考慮しての一度に産む児の数
一「生命力を考慮しての身体構造の複雑さ」
鳥の羽、魚の鱗、人の手足を持つ生物が居たとして、そんな生物はすぐ絶滅する
二「夫妻関係を考慮しての協調性」
蜂、蟻は大群を作る。一妻多夫にして、殆どの男性が児を作れなくしたため
このばあい、下等生物でも大群を作れる
三「行動力を考慮しての寿命」
亀や木など、行動力の低い生物ほど寿命が永い
四「水陸、寒暑、段階を考慮しての大きさ」
一、水の生物ほど大きくなり易い
二、寒地の生物ほど大きくなり易い
三、下等生物ほど大きさによって進化の段階が計り易い
五「水卵生、陸卵生、胎生を考慮しての一度に産む児の数」
水卵生のばあい、一度にたくさん産み易い
変化を引き起こすものは何か?
それは「強化と弱化」
強化=ある機能や性質が強くなること
弱化=ある機能や性質が弱くなること
強化と弱化の法則
ある機能を使ひ続けると、その機能は強まる
ある機能を永きこと使わぬと、その機能は弱まる
強化と弱化の法則の具体例
・体を使うとその筋肉は強化され、使わぬとその筋肉は弱化される
・思ひ出すとその記憶は強化され、思い出さぬとその記憶は弱化される
・喜びごとがあるとその行動は強化され、嫌なことがあるとその行動は弱化される
・寒地の生物は毛皮や体長が強化され、暑地の生物は毛皮や体長が弱化される
進化を引き起こすものは何か?
それは「追加と分化」
追加=新な機能を付け足すこと
分化=分裂、分業すること
追加の例
細胞のミトコンドリア
分化の例
・手の先が分化して指となる
・脳が分化して左脳右脳となる
退行進化=進化によりて得たある性質を失い、別の方向へと進化すること
退行進化の具体例
・人類は猿児に似る。猿が退行進化して毛を失ったため
生命は成長の過程で、それまでの進化を習す
よって次のことを知れば、進化の過程が判る
・胎児の成長過程
・幼児の成長過程
幼児の言語獲得の過程を見れば、人類の言語獲得の過程が判る
人類は海からあがった猿
根拠
・殆どの動物にとって塩水は毒。人類にとって塩水は薬
・掌の水かきの後
・泳げる幼児
・毛が薄い
鳥、爬虫類、両生類=とち鮫の進化系
哺乳類=ねこ鮫の進化系
根拠
鳥、爬虫類、両生類は、肺が体の後方にまで伸びる
ここまで大きな違いがあるのは
進化の初期段階で既に異属やったため
そして
とち鮫は、肺が体の後方に伸びる
ねこ鮫は、肺が哺乳類と同形
ホヤの退行進化→ナツメ鰻→古代鮫→ねこ鮫→原始哺乳類→猿→海猿→人類
物は三つに分かる
それは、無生物、単性生物、双性生物
単性生物は「複製」により増加する
双生生物は「交配」により増加する
ただし、双生生物の内でも、下等な物は「複製」「交配」両方を活用する
「複製」は「増加」を目的とする
「交配」は「進化」を目的とする
増加を最優先する生物集団は環境に過剰適応する
環境への過剰適応=多様さの喪失
「弱肉強食」で優者のみ生き残る集団は多様さが減る
「助け合い」で劣者も生き残る集団は多様さが増す
環境に過剰適応した生物集団は変化に適応できない
(多様さの少ない生物集団は変化に適応できない)
変化に適応できない生物集団は絶滅する
一夫多妻は、増加が加速し、多様さが減る
一夫一妻は、増加が減速し、多様さが増す
多様化は進化と変化を加速させる
下等生物は一夫多妻、上等生物は一夫一妻
下等社会は一夫多妻、上等社会は一夫一妻
自然淘汰と人口淘汰
ダーウィンの進化論は、植物や動物の品種改良から着想を得て思いついた
それら品種改良は「人口淘汰」と呼んでいい
その人口淘汰を自然界に適応したのがその進化論
人口淘汰され、特定の性質を強化された生物は、自然界に出されるとすぐさま絶滅する
自然淘汰はその類、全体にかかる
各個体が自然淘汰されるのは、奇形の時だけ
弱肉強食は特定の者だけが生き残る
そのため多様性が失われる
多様性のないものは変化に対応できない
変化に対応できないものは絶滅する
弱者は団結によって強者となる
社会には三つ有る
弱肉強食型、弱者救済型、平均型
弱肉強食型が最も寿命が短い
弱者救済型が最も寿命が永い
平均型はその間
弱肉強食型=帝国、アメリカ、中国
弱者救済型=宗教
平均型=日本
生命の目的
第一目的、生存
第二目的、進化
第三目的、増加
進化=質を増すこと
増加=量を増すこと
増加=発展=拡大=成長
大危険大利益を目指すこと=増加を目的とする行為
小危険小利益を目指すこと=生存を目的とする行為
「増加」を目的とすると、急増急減する
「生存」を目的とすると、緩増緩減する
個体数が少ないばあい
増加が第二目的となり
進化が第三目的となる
個体数が増えると
進化が第二目的となり
増加が第三目的となる
個体数が限界に達すると
第三目的は消滅する
生物
第一目的、類族の滅亡を防ぐ
第二目的、類族全体の進化
第三目的、増加
人類社会
第一目的、人類滅亡を防ぐ
第二目的、人類全体を精神的、物質的に進化させる
第三目的、人口増加、還財発展
国
第一目的、国家滅亡を防ぐ
第二目的、国民全体を精神的、物質的に進化させる
第三目的、人口増加、還財発展
会社
第一目的、倒産を防ぐ
第二目的、商品改良、社員のくらしを良くする
第三目的、社員増加、売り上げ増加、利益増加
家族
第一目的、家族の命を守る
第二目的、家族のくらしを豊かにする
第三目的、児作り、貨儲け