転生王子はお胸がご立派で豊満な伴侶とオギャりたい
☆注意☆
作者の性癖が大爆発した一品となっております。
タグをよく見て、それでも大丈夫バッチコイ作者お前の性癖受けとめてやんよと心の広い御方は是非お読みになってください。
一緒に性癖を壊しましょう。
恥じらい?
そのようなものは知らんな。
誤字脱字とかあったらごめんね。
王子に転生した。オギャー。
いきなり窒息死させられかけた。バブー。
口いっぱいに濡れた布を押し込められ、酸欠状態だ。
命の危機に瀕したからか、才能【覚醒】が芽生えた。
覚醒した頭は前世を思い出す。
あ、ハイ、俺、転生したのね。
で、ここはスキルとかあるファンタジー世界ね。りょ。
口内に押し込められた布は、人工母乳を浸したもの。道理で、濡れていると思った。
新米メイドさんが、慣れない手つきで俺におまんまをくれていたという裏事情を知ったのは、もう少し後。
それにしたって、もっと上手に飲ませてくれよ。
「ミルク飲め」「これしかないんやぞ」「飲まんとタヒぬぞ」という圧しか感じなかった。
それだけ必死だったともいう。なら許すしかない。
頃されかけたけどね。
俺ってば王子なのに人工母乳って、どうなのよ。
人工的に作られたミルクは前世でもあったな。
はぐくんだり、すくすくさせたりするやつ。
この世界にもあるんだな。もしかして最先端? と、思ったのは、これを開発したのが第三王妃の肝煎りだと聞こえたからだ。
やってきた第三王妃が、俺の面倒を見ているメイドさんたちと話している。それで、俺が王子だということも知った。
「殿下は、お飲みになられましたか?」
「それが……嗚咽されて……」
「なんてことなの…………」
その場にいる人々、全員から溜め息が漏れた。
湿っぽい空気が漂う。お通夜みたい。
「第一王妃様が身罷られた今、これしかありません。なんとしてでも飲ませないと……っ」
本当に通夜だった?!
第一王妃様というのが、俺の実母らしい。母は俺を産んでから産褥熱により亡くなった。よって、俺に初乳をあげる人がいない。
それなら……王子なんて身分ある者には乳母が用意されているのでは? って、思うじゃない。
でも、これが、いないのだ。
本来なら将来、俺に娶せしたくて王妃懐妊に合わせて子供をつくる貴族がいたりする。だが、俺ができちゃったのは予想外で、国内貴族の誰も子供を拵えていなかった。
俺が生まれる前後数年、同い年さえいないのだ。
え、こんなことあるう?
あるらしい。理由は後年に知ったけどね。戦争のせいだってさ。
でも、貴族じゃなくて一般庶民になら同年生まれ、なんなら同日に産まれた赤子が探せばいると思うじゃない。
ところが探す以前の問題。身分差というものがある。
王宮は王族が住まうところ。お世話してくれる貴族なら参内できるが、一般人であるところの中産階級も労働者階級も、そんな煌びやかな場所に入ることが許されていない。
この国は封建的絶対王政。前世でいう中世もどきナーロッパ世界だからか、身分差えぐい。理不尽にえぐい。
乳母だからとはいえ、高貴なる宮殿に下賎な民など近づこうものならば、追っ払われるのだよ。
詰んでおる。
そこは鷹揚を見せて臨機応変に対応してくれんか、王族よ……つか、それが今世、俺の家族だよ。なんてこった……。
だからといって、人間が駄目なら動物の乳を飲めばいいじゃな~いということも無く。高貴なる王子殿下に獣の乳なんか……! と、許されるはずもなく……。
俺は腹減って泣くばかり。
見かねた第三王妃が伝手を頼って魔女仲間から人工母乳を買ってきてくれた。イマココ。
第三王妃、魔女だってよ。
頭のいい魔女さんで、王様もその知性にベタ惚れになって第三妃に迎えたらしく、寵妃または愛妃と呼ばれ、庶民人気も一番だとか。
と、この辺は後年に聞いた話。今は俺がおまんま拒否中ギャン泣き中。
いやあ、だって、口の中に布突っ込んでくるんだもん。苦しいんだもん。吐き出すに決まっておるわい。
ギャンギャンびえんびえん泣いて、泣いて、周りを困らせて、それでも腹減った主張は泣くしかないのが赤子だ。
俺、【覚醒】はしたけど、体は赤ん坊だから、泣き止むとか、無理。
飯、ご飯、ごあーーんん!!
「びゃああああんん」
夜中になっても泣き止まず、傍には誰かしらいるけど年若いメイドさんたちばかりで、彼女らはオロオロするしかなくて……。
そんな時、彼女はやってきた。
「坊や、坊や、私の坊や、泣かないで」
幽鬼の如く、長いプラチナブロンドの髪をくねらせながら、俺を抱き上げる儚げな美女。
「お歌を唄いましょうか。貴方の泣く旋律は、まるで謡のよう。綺麗な詩を読みましょうか。貴方の泣き声は夜空に響いて、まるで楽を奏でるよう。嗚呼、貴方の金瞳は夜陰の星々のように瞬き流れる雲さえ追いつけない……」
何言ってんだこの人。ちょこっと耳を澄ましただけで分かる。
この人、狂っているのだ。
「貴方の泣き声は好きだけれど、今は泣き止んで欲しいの。お腹が空いているなら……ほら、わたくしの胸を、お食べになって」
ア〇パンマンかな? 僕の顔をお食べよ的な?
胸って言うのは、おっぱいだ。真っ白で、真ん丸な、白あんぱんのような、その先っちょはテラテラと光る液体に濡れ────て、それは母乳では?!
反射的にそこへ、首を伸ばす。
我ながら産まれたて赤ん坊のくせに、素晴らしい反応速度とアグレッシブな動きだったと思う。
バッと乳首に齧り付き、チューチューする。
うまい、うまい、甘露じゃ……!
「ああん、嬉しい、嬉しいわああ、もっと、もっとよ、もっと吸ってええ」
めっちゃ善がるなこの人。俺のテク、そんなに気に入ったのだろうか。
よし、張り切って飲んでやろう。
チュッチュちゅぱちゅぱチュウチュウちゅー。
「シーマヤルナ様のお胸から母乳が……!」
「これは……奇跡、奇跡よ!」
「シーマヤルナ様の、お子様を慈しむ想いが奇跡を……!」
「ああああ、私、感動で涙が……っ」
「私もです。シーマヤルナ様の愛が眩しい!」
「私もです。シーマヤルナ様こそ聖母様です!」
周囲から賛辞の声が上がりまくるが、乳に夢中な俺には聞こえない。
満足いくまで乳を貪るのみだ。
それから、かくん。寝た。
*
俺に豊満なおっぱいを押し付け、いつも美味しいご飯をくれる聖母は、第二王妃シーマヤルナ様。
俺が産まれる少し前、彼女のお腹の中の子は死産した。それがどうも男の子。王子だったのではとの噂である。
他にも色々なショックが重なって精神を病んでいたみたいだ。
でも、俺の泣き声を聴いたら母乳が出た。
俺に母乳をあげるようになってから徐々に正気を取り戻し、今ではすっかり元気なシーマヤルナ様。
「貴方はクララの忘れ形見だもの。大切に育てるわ。いっぱい飲んで、おっきくなあれ、立派になあれ」
やや頓珍漢な語録をチョイスする人だけど、概ね正気だ。
俺の実母である第一王妃クラネディアとは友達だったとのこと。愛称で呼び合い、頻繁にお茶会などの交流もしていたという。
嫁同士の仲が良いって、有り得るんだな。
毎日ちゅぱちゅぱやってる俺から見ても、第二王妃シーマヤルナ様の碧瞳は慈しみを湛えている。
こんな彼女だからこそ、実子は亡くなったのにおっぱいが出るのだ。これぞ母の愛。
第三王妃の魔女さんも、何日か経ったら哺乳に使う用具を持ってきて、「これに淹れて、この柔らかいのの先に穴を開ければ吸えるから、それで飲ませるんですって……知らなかったごめんなさい……!」って。
だよなー。哺乳瓶あるよなー。乳首もな。
濡れた布を口に突っ込むとか、どこの蛮族だよって所業だったもんな。知らなかったんだ。わざとじゃなかった。
ドジっ子たちの所業だったのだ。天然物だ。
天然王妃と天然メイドのコラボ。
需要ある? ないなー。俺一匹コロスケ未遂したもんな。
哺乳用の道具が揃ってからは、第三王妃も加わって、俺に授乳してくれることになった。
……できたら俺はシーマヤルナ様のボインボインおっぷぁいがいいのだが……。
だってな、第三王妃は、その……胸ナイ。
あるのは薄い胸。絶壁。むしろ胸筋でな。あれは雄っぱいというやつ。
そう、第三王妃マルクス様は男なのだ。
男なのに王妃とか魔女とか、紛らわしいな。
*
すくすく育って7歳になった。
6歳頃までシーマヤルナ様のおっぱいを吸っていたことは内緒だ。しー。
7歳になった俺、王子様なので幼い頃に婚約者なるものを決めるらしい。
前世、現代日本で一般庶民として生きた記憶を持っていると、王侯貴族の慣習たる政略結婚の制度には驚きしかない。
だが、政略とはいえ結婚できるのはいいな。
前世では結婚できなかった。俺の性癖っておかしいからさ。端的に言うとバイだ。男も女も好きで、両方と結婚したかった。
でも、日本社会も法律も許しちゃくれなかった。
同性婚も重婚も認められないからな。
政略結婚できるなら、今世こそ、俺の性癖ごと愛してくれる聖母の如き可愛い嫁が欲しいもんだ。二人ほど。
どんな人物が好みかと、父王が俺に尋ねた。
本人に聞いてくれるとは優しい父である。勝手に決められるのかと思った。
それに、性別の指定もない。
この国では同性婚に関する法が整備されているので、法のもとに、愛があれば男同士、女同士での結婚も可能なのだ。
勿論、王族も同性婚が可能だ。王室典範で読んだから間違いない。
第三王妃マルクス様だって男性だ。生きた前例がある。
それら踏まえて、俺は父王の質問に答える。
「おっぱいが大きい人が好きです。大きなお胸の谷間に顔を挟んで窒息死するくらい愛してくれ、物理的にも精神的にも包容力の溢れる人物を所望します。細かいこと言えば、乳首の色はチェリー色、乳輪はデカめ、母乳が出ると尚良いです」
正直に言おう。
俺は前世から拗らせているのだ。この、オギャりたい精神を……!
赤ちゃんに生まれ変わって堪能した。爆乳シーマヤルナ様のおぱいに救われ、最高に幸せ乳幼児期だった。
だが、もう、7歳。
婚約者話が出るくらい大きくなってしまった今、もうシーマヤルナ様のお胸でパフパフできない。
俺はそのことが物凄く悲しかった。
「お前、まだ7歳……7歳なのに、その具体的な願望て……え、えええ?」
父王、戸惑う。問われたから答えたまでだが、なんか違ったらしい。
実父との齟齬も悲しいな。
婚約者の適齢は同年齢と2歳差までと言われた。下は5歳から、上は9歳までということである。
残念ながら、これらの年齢で、さすがにボインはいない。
更に、この辺の年齢の子供たちは国内の貴族にはいない。
前にも述べたが、主に戦争のせいである。戦争に男手を取られ、当主も嫡男も戦場で、どう子作りしろと?
物理的距離の問題で無理。
それと、この国は貴族自体が少ない。小国で領地が少ないからである。
そんな貴族たちの事情があるのに、王室ではできちゃったのが実に不思議だ。王様だって出陣したはずなのにな……。
国内事情は以上で、国外に目を向けても、俺の熱きおぱーい主張に当てはまる人物は無論、皆無。
なので、この問題は棚上げとなった。
つまり、婚約者選びは保留だ。
翌年も、翌翌年も、俺の婚約者の話題が出る度、「色白ならチェリー色ですが褐色なら薄ピンク色が良き」とか、「胸の谷間が愛の深さ」とか、「盛るのは禁止。偽乳は要らぬ。虛乳など以ての外」などの胸愛を語ったら、保留どころかこの話しちゃダメ禁句発禁、話したら当局(パパの耳)へ即通報案件になってしまった。
解せぬ。
俺は欲望のまま、おっぱい語りしただけだというのに……。
父王が探してくれないなら俺自ら探すしかない。
俺好みの結婚相手を見つけるため、俺は占い屋を開業することにした。
俺の趣味は『おっぱい占い』だ。
おっぱいを見せてもらって占いをする。
おっぱいには夢と希望と浪漫と愛欲が詰まっている。
それらを読み解いて願望を見透かし、話を聞かながら不安を取り除き、正しい運命に導いてあげるということを趣味でしていた。
つまり、卜占である。
占い好き女子なら、駅前やら商店街やら人気のない路地裏とか寂れた駅ビルなんかで見たことないか? 入ったことないか? 怪しい占い屋。そして怪しい占い師……。
そう、俺がその占い師です。
易占で筮竹を擦って当たるも八卦当たらぬも八卦とか、五円玉ぶらぶらさせたり、水晶玉でアブラカダブラしたり、オーソドックスにタロット占いや四柱推命もしたり。
まあ、とにかく怪しい限りを尽くした前世だった。
今世でも、卜占について知識を深めるための占星術、錬金術や魔装術なるものも学んで、独自の『おっぱい占い』を構築してみた次第。
俺の『おっぱい占い』は凄いぞ。才能が開花しまくって満開になったようで、百発百中、運命を導けるようになってしまったのだ。
どういうことかと言うと、俺ってば、興奮すると才能が閃く体質らしい。
具体的には、母乳を飲んだり、乙ぱい揉んだり、深き渓谷に顔を挟まれたり、マショマロボディに鼻の穴を塞がれたりしたら、才能を獲得する。
最後の鼻塞ぐは死んでないかと思うだろう。窒息死しかけて才能開花は、初乳時にもやったからね。
そして積み重ねたそれらが昇華され、【運命への黙示録】を生み出した。
【運命への黙示録】──こいつの変遷なんだけど聞きたい?
詳しくすると長いから簡単に説明する。
【覚醒】【魅了】【直感】→【性癖破壊】
【例外】【異分子】【規格外】→【不穏分子】
【情報】【分析】【記憶】→【並列処理】
【器用】【浮遊】【念力】→【曲芸飛行】
【天運】【命運】【星運】→【運勢導師】
という、上記の才能が全スペシャル合体スーパーエディションしたら【運命への黙示録】になったわけ。
わかる? わかっとけ。
こいつを駆使して『おっぱい占い』をする。
めっちゃ当たると、それなりの評判である。
現在、15歳になった今では、この国どころか大陸中に支店を設け、毎日、違う店で占いをしている。
本店は生国の王宮前にあり。
いつも本店に待機していて、お客さんが来たら【運命の黙示録】により支店への扉が開かれるのだ。
「おっぱい!!!!」
本日も心の底から魂の雄叫びをして、開業だ。
いつもなら支店へと続く扉。それを開ける。
ところが……。
まず、普段と違う景色に「ん?」となる。
おかしい。支店先に、こんな、朽ちた廃墟っぽい場所は無かったはず。
見渡せば、石造りの室内は暗い。暗いけど、所々の床は砕け、そこかしこに積まれた瓦礫も見えるのは、差し込む光があるからだ。
天井の一部が崩れている。
その、ぽっかり穴が空いた天井から見える空は青い。
「あの雲……二つの癅は双丘、そう、さしずめ丸いおっぱ──て、人、人お、おおおお?!」
おっぱい妄想で心を落ち着けようとしたが無駄だった。人という人が、次々と天井穴から落ちてきたからだ。
ギャアとかグエッとかゴンッと痛そうな声と音を響かせながら積まれていく人の山。
下方の人は確実に潰れておる……。
ドサッと最後の一人が落とされたと思ったら、天井穴から何やら赤いものが落ちてきた。
「熱いいい」
「ギャアアアアァァ」
炎だ。赤いものは火玉で、それは人へと着火し、燃え上がる。
炎は瞬く間に広がり、人々を燃やしていく。
上にいる人が身悶え転がり落ち、転がると同時に下の人へと炎が乗り移る。
俺の目の前、一瞬にして煉獄の様相になった。
更に、焼けていく人々の上へと土が覆い被さる。
天井穴から土砂が降ってきたのだ。それはもう大量に。
土で炎は多少消されるが、それ以上の土で埋まっていく空間。
土埃が立ち、ただでさえ薄暗かった部屋は、たちまち火と土と煙とで暗闇へと押し潰された。
その間の俺、ぼへーっと見ていたわけではない。
咄嗟に扉の外へと出たが、燃え広がる炎が熱くて近づけず、魔装術を展開した。
魔装術というのは、魔力を操り、魔法を繰り出す術のことである。
魔力を体全体に纏わせるのが基本の魔装術。これで外敵からの防御を高めるのだ。
狙い通り、体を覆う魔装術を発動してからは炎の熱さは気にならなくなった。
「こっちに出口がある。来い!」
俺が声がけしたら、動けそうな人は自力で這って扉へと向かったし、炎まみれになっていない人は助け起こし、即座に扉の方へと飛ばした。
【曲芸飛行】は、こういう時に便利だなっと。
次々と、息がありそうな人は扉方面へと飛ばす中、「殿下ぁ!」とか「姫様、姫様いずこに……!」とかパワーワードが聞こえたので、そちらの方へも手を伸ばす。
もう、目視確認なんかしていない。【直感】で動いている。
次々に降ってくる土砂を掻い潜り、掴んだものは全部、扉の中へ放り込んだ。
最後に掴んだ人は、胸の中に女の子を抱いていた。
「セティエラ様だけでも助けて」
と寝ぼけたこと言うので、
「お前も助けるわボケェ!」
怒るように叫んだ。むしろ怒っていた。
こいつらの【天運】が俺には視える。お前らは俺に助けられる運命なんだよ。
二人とも、がっつり掴んで胸に抱き寄せ、俺自身を飛ばした。
もう、この空間に隙間なんか無かった。
それでも飛べたのは、【運命の黙示録】が微笑んだからだ。
【運命の黙示録】には【過去視】【未来視】【転移無双】と様々な才能が秘められている。
それぞれに発動条件があるが、ここで掴んだ二人の【天運】は、俺の【命運】と重なり、複雑な運命へと導かれたようだ。
ここでこうして、処刑された人々を助けたのも運命だ。
そう、この人たちってば、今回の戦争に関連して処罰された王族の人たちらしい。
どういうことかと言うと、先ず、この世界はワールドワイドな戦争中。
俺が産まれる前から起こっている。
おかげで適齢の婚約者がいないんだ。こんちくしょう戦争め。
戦争の発端は西大陸に位置するA国とB国の小競り合いだった。
それが徐々に発展し、A国の周辺国が同盟を組み、B国も味方を増やしてA国同盟へ挙って宣戦布告したものだから、A国B国のある西大陸中の国々がもれなく戦争に参加することになった。
そんな中で我が国だけは北大陸にあるはずなのに、なぜか嬉々として他大陸の大戦に参加したわけだ。
そんな我が国のトチ狂った戦争大好きお国事情は長くなるので割愛しておこう。
問題は今、助けた王族たちである。
この人たちはA国とB国の間に唯一挟まれたC国の人たち。
どちらにも味方にならずC国王族は調停を申し出たが国内の不満を御しきれず、外圧に押され内紛が起こり、王族側が負けたので処刑された。今ここである。
俺の【運命の黙示録】ったら、敵地ど真ん中に扉を開いちゃったわけね。
処刑は内紛で壊れた廃教会の地下に突き落として燃やして埋めるってかたちでやりたかったみたいだけど、俺が開いた扉から半分くらいは助けれたかな。
王族たちと言っても、殆どは王族の付き人たちだったみたいで、ピカピカの王族である生き残りはたった一人。
「家臣共々、我が命を助けてもらい感謝いたしますわ。私、セティエラ・ドメ・リル・マア・ナリエールアと申します」
最後の最後に助けれた女の子。彼女が王族、王女様だった。
忠実な家臣の腕の中に匿われ、生き延びた。
その家臣であるのが、姫様付きの騎士ロンメール君だ。
「ロンメール・ドゥル・バストワと申します。此の度は、殿下だけでなく数多くの忠臣たちまで救っていただき、何ともお礼のしようが御座いません。我らの国は、故郷は……っ、」
あ、うん、滅んだね。お礼しようにも元手がないね。
A国B国に挟まれ団子団子って状態だったもの。王家が潰れたらもう烏合の衆だ。
戦後は戦勝国によって分割され、おいしくいただかれちゃうことだろう。
戦争始めて約20年経った今、疲弊した国や中途リタイヤした国々も有り、どの国も戦争倦怠ムードである。
早期解決のため、戦争末期には大量虐殺が蔓延るというのもその表れではなかろうか。
そんな最中、講和会議があるということで、うちの陛下も「さーて、何が出るかな。おいしいとこ貰わなきゃ」と、うきうきウォッチング気分で出掛けた。
我が国は様々な面でリスクヘッジしているので、勝っても負けても国民の生活に影響は無い。どう転んでも敗戦国にはならない。万年戦争ヒャッハー王国の本領発揮である。
そんな訳で、我が国は颯爽とC国の領土を掻っ攫ってしまった。具体的に言うと、戦後のどさくさに紛れて軍事侵攻して武力制圧してしまった。
「はええ? 私が、その、故郷に戻っても宜しいので?」
「うん、父王が俺たちの愛の巣としてC国くれたよ。結婚しようボインちゃん」
「セティエラ様です」
騎士ロンメールに突っ込みを入れられるまでがお約束。だってね、セティ姫ったらボインなの。おっぱいボヨンボヨンなの。
まだ13歳なのに。けしからん。いいぞ、もっと弾けろ。
「ロン君も、結婚しようね。その雄っぱいは俺のもの」
ロンメール君ったら騎士なだけあって大胸筋が大変おいしそうに発達してまして、俺好みです。
俺、王子に生まれ変わって良かった。複数人と結婚しても怒られない。
ついでに俺ってば第三王子だから、実家は長兄の第一王子が継ぐので、そっちも問題ない。
俺は家を出て、おっぱい占いの本店もC国に移し、セティエル姫とロンメール君を娶ってC国の王様業を開業したってわけ。
「セティちゃん、バブー。今日もA国のやつが意地悪ゆってきたし、B国もうるさいよ。慰めてバブー」
「よしよし、旦那様。嫌いな相手ともお話できて偉いでちゅねー。旦那様のおかげで民は安寧と暮らせておりますわ」
「ハーイ、ロン君、ロン君、革命がーとか頭沸いてるやつらの処分ありがとうね。人権がーとか頭悪いやつらもこっそり始末するから、これからもよろしくバブー」
「こちらこそ協力ありがとうだ旦那様。我々の負の遺産の後始末までしてくれて、いい子だよ旦那様は。あ、お、俺の胸で、よければ……」
ロン君の胸圧サイコー素敵。ふかっと鳩胸なんだよ。男の胸筋なのに、むにっと膨らんでボリューミーだから顔を埋めても問題なし。
結婚してからこの方、毎日をキャッキャうふふのバブーで過ごしております。
こんなに心ゆくまでオギャれて幸せだ!
『転生王子はお胸がご立派で豊満な伴侶とオギャりたい』
─完─
☆あとがき☆
最後までお読みいただき誠に有難うございました。
性癖は無事、壊れましたか?
短編なので詰め詰めでしたが、長くしても気持ち悪くなるかなと思って、読後はスッキリ感を狙ってみました。
作者の短編は大体こんな感じにギャグ暴走してます。
いい歳なんだから落ち着け風巻さん。
なろうでボーイズラブのタグを発見してから、なろうにBL投稿したくてしょうがありませんでした。
やっと投稿できて良かったです。
またBL書きたいけど今度はムーンさんに投稿すると思います。
BL書いてるとね、えろくなっちゃうんだ。
なろうでは今、『弟が美エルフだったので育てることにした』を連載中です。
遅筆ではございますが、今後とも宜しくお願いします。
-風巻ユウ-
☆どうでもいいウラ話☆
〇主人公の名前ですか?
考えてないです。ユトレイッヒマ王国第三王子です。
〇主人公の国どうなって??
傭兵と海賊を足して二倍したような国家です。むかぁしむかし、めっちゃ才能ある人がならず者たちを集めて国をつくりました。
めっちゃ才能あるので絶対王政で貴族たちを手足のように動かせます。
作中の戦争では、貴族たちを各国に分散して肩入れさせ、どう転んでも利益が出るように活用しました。
地球で言うところの大英帝国様のやり口です。
貴族に戦わせておいて王様はちゃっかり子供こさえてました。主人公爆誕☆
〇王妃どうなって???
第一王妃クラネディア。
第一王子に恵まれる。第三王子(主人公)出産後、感染症で死亡。
第二王妃シーマヤルナ
爆乳の持ち主。第二王子に恵まれたはずが死産。亡くなっても既に第二王子として認められていたので、主人公は第三王子になる。
第二王子のお墓もある。
第三王妃マルクス
男なのに魔女。
友達の魔女が転生者で人工母乳開発者。
面倒見のいい人で、友達の魔女も変わり者としてハブられているのを見過ごせず匿っている。
王様から鬱陶しいほど溺愛されている。
BでL的な展開は妄想の中でお願いします。
〇A国、B国、C国???
名前を考えるのが面倒だったのと、ABCで説明した方が分かりやすいかと思って。
まあ、姫殿下の名前でC国バレましたが。
C国=ナリエールア王国です。
〇おい作者、こいつら3Pでは???
むふふ( *´艸`)
ご想像におまかせします。
と書きつつ、まあ、中心は主人公くんで二人を侍らすハーレムですな。
将来的に三人目、四人目が……。
実はこの後、西大陸で覇権を握る戦記ものになる……といいね!笑。




