表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/47

第一章:第一話:王子の生い立ち


第一章:第一話:王子の生い立ち


大陸暦1348年


静寂な朝の森の中

周囲から浮いた身なりをした人物が馬に乗り、道を歩いている。

朝の日差しを受け、彼の髪は金色に輝いている。


「クソ、あの頭が固いジジイ共め必ず目にものを見せつけてやる!」


彼の名はヴィント


大陸の東にあるオステン王国の王子である。

彼は、オステン王国の現国王であるケーニヒ国王の孫にあたる人物である。


オステン王国


海と大地に恵まれ、人々の活気に溢れた国である。


しかし、今この国では、後継者問題が起きている。それは、国王であるケーニヒ国王が病に伏せてしまったからである。


ケーニヒ国王には、二人の娘と一人の婿がいた。長女のマール、マールの夫、シュトラントと次女のシエロである。

普通ならば、王位を継ぐマールがいるのだから、問題は起こらないはずだった。


だが、夫妻は、十年前に事故に遭いこの世を去ってしまった。けれど、二人の間には、二人の息子がいた。

その二人の息子が第一、第二王子であるザルツ王子とヴァッサー王子である。


ヴィントは?というと妹の方であるシエロの息子である。ただリヒトには、重大な問題があった。それは、父親がいないというものだった。というのも、シエロは、活発な子供であり、年齢が八になる頃には、マールもシュトラントと結婚しており子供を身ごもっていた。なのでシエロは“自分は王位継承はしない”と子供心に考えていた。その考えもシエロがお転婆になることに拍車を掛けていったのである。


シエロは、よく城から抜け出しては、城下に行っていたのだ。


大陸暦1330年


シエロがもう十七になる頃、相も変わらず城下へ出掛けていた時に、彼女は不思議な雰囲気を持つ同い年の少年と出会い、そして恋をしたのだった。


少年は、遠くの地からの旅人で数週間、王都に滞在の後、オステン王国の各地を巡り、その後オステン王国を去っていった。

彼が王都で過ごした数週間の間という短い日々の中、二人は引き寄せあうように出会い、人目を避けるように、愛しあった。


ヴォルケが別れを惜しむように王都を旅立ってから数ヶ月後、シエロは妊娠に気付いた。


シエロは、周囲の反対を押し切り子供を産んだ。

そして、その子供がヴィントだったのである。





最初はオステン王国の意味からでも、オステンはドイツ語で【東】って意味です。はい、そのまんまですね。東だけに…

ドイツ語に深い意味はありません。電子辞書にあっただけで…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ