4― 名乗り
やっと名乗る所まで来ました。
一部分が短いですからね!
けど『発展途上な世界で』を見ると
週二回投稿が限界に成っているので!
しかも其方に
遅れを出したくない!と成ると
此方の作品は
此の位が丁度良い!と成るのです!
「さて、片付いたね」
和装の人物は改めて、悪童達に襲われていた少女に向き直る。
其の顔は。
「眠いの?」
少女が思わず其う訊いてしまう程に。
目が半開きで俯き加減だった。
「此れは半眼と言って、目を半開きにして下向き加減にすると
目が疲れ難いんだよ。古式瞳術半眼、だよ」
「其の、古式なんたらって、何?」
和装の人物は淡々と説明らしき事を言うが、少女は更に疑問を呈する。
「僕の国の古い技術、だから其う呼んでいる。僕が勝手に、だけどね」
和装の人物はやはり淡々と答える。
と、少女は何処か嬉しそうな表情に成る。
「やっぱり女の子じゃない♪可愛いお顔しているよ♡」
「男だと言っているでしょう」
顔は無表情、声は平坦なのだが。其れでも和装の人物には
不満そうな雰囲気が滲み出す。
「だって平気そうな顔しているじゃない♪
アレでしょ?ハッタリって奴!!」
少女は食い下がる。和装の人物は女の子、と思った方が
少女には嬉しい事の様だ。
「確かに世の中、家の中には男が居るとか思わせたり、女性が男装して
誤魔化そうとしたりと言った対外的なハッタリは有るけれど。
僕が君にハッタリを見せる必要性は全く無いでしょう」
男の価値というものは対外的に威圧が利く事である、と具体例を挙げつつ、
少女の願望が理屈としては通らない、と和装の人物は主張している。
「其う言う事にしといて上げる♪」
少女は表面上は取り繕うが心底は信じていない、と返す。
和装の人物は無表情のままだが諦めた様な雰囲気がする。
「僕の名前は早見源。早見が苗字、源が個人名だよ」
「あたしはマサラ・イードゥン!マサラがお名前♪」
和装の人物と少女が名乗り合う。少女の出で立ちは。フード付きのローブ、と
言えば良いだろうか。ある意味、如何にも魔法使い然とした服装と言って
良いだろう。
髪の色はほぼ茶色と言った方が早いやや金髪、
瞳の色は空の彼方に夢を見るかの様なスカイブルーだ。
和装の人物、源は更に続ける。
「僕は旅の用心棒、だよ。だから襲われていた君の前に立ち塞がった訳だね」
「よーじんぼ?」
「護衛、の事だよ」
「へぇー?小さいのに、偉いね?」
「僕は此う見えて十六歳だから。大人なんだよ」
「へぇ?!うそっ!!あたしより年下でしょ?!!」
「其う言う君は幾つなのかな」
「えへん!あたしは十一歳!オトナだぞぉ♪」
「いや、子どもだから」
「えー?!ゲンの方が小っちゃいじゃない!」
事実、源の方が少々背が低かった。
「………僕の民族は全体的に小さくて幼く見られる外見だから」
源は、声こそ平坦なままだが、間が有った所に心の葛藤が見られた。
お気付きの方は
いらっしゃいますでしょうか?
『発展途上』のちいちゃんは
半眼を使っておりません。
何故か!
ちいちゃんの方は
もっと小っちゃいので
俯いて目を半開きにしたら
周りが全然見えなく成るからですっ!




