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僕の名前は高遠双。
普通になりたい中学2年生。
小1の初めから小3の終りまで虐められてた僕には未だに友達がいない。
仲間………みたいな?人はいる。
僕が通う中学校の演劇部の皆だ。
廃部寸前な部活だ。退部する気はないけど。
まあ、僕以外の部員はオタクである。部長は某アイドルアニメのグループの追っかけ。副部長は某刀のゲームのファン。といった感じで。その他の人も某七人のアイドルのリズムゲーム好き、某竜な冒険好き、などオタクの集まりとも言える。
しかも全員女子!
全く嬉しく無い!
同じクラスのクラスメイトが「やったな!ハーレム展開じゃねえか!」とか言ってたけど、肩身が狭すぎて胃に穴があいた。
ハーレムとかしてる人はよっぽど心が強いのだろう。いつか見たら助けてあげよう。そんな決意をした最近。
「現実逃避しても変わらないか。」
そう、今は全く違う状況に置かれている。
それは真っ黒な空間にいるということだ。
いや、正確に言うと違う。深夜の町に僕はいるのだ。
さっきまで朝の町にいたのに何でだ?
て言うか、僕さっきトラックに轢かれて死んだよね?
そんな疑問が生まれた。
なので深夜の町を闊歩することに決めた。
⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿
ちょうど深夜の町に飛ばされて30分位経った時、ようやくここが何処だか解った。
「僕が住んでる町だ。ここ。」
僕と僕を引き取ってくれた人達はマンション暮らしなので高い所から回りがよく見える。
だからここが解る。
けど今は……
「そう言うことじゃ無いんだよなぁー。」
情報を得られた事には喜んでいいと思うけど、必要としているのはもっと確かな情報だ。
チャリンチャリン
「ん?なんだこの音。」
チャリンチャリン…チャリンチャリン…
「お、おい君!」
「え?…あ!」
「こんな真夜中にどうしたんだい?」
「いや、ちょっとあの、」
「ほら、まだ若いのに深夜に遊んではいけないよ!」
「え、あ、は、な。………はい。」
「いいから!早くこっちに来なさい!」
僕は警察に見付かりしっかりじっくりと怒られた。
お蔭でこっちに来てから、もう一時間も経ってしまった。
何故わかるかと言うと。
左手に模様が付いているのだ。
《22:25:38》
と言う風に。
これが0に成ると死ぬ。それを直観で理解した。




