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《マスター、早くここから出ませんか?》
ああ、出るけど、なんでこの人たちはここのダンジョン?に入ったのか聞いてから行っても、良いかと思ってさ。
「なんで、ここに入ってきたんだ?」
「自分のレベルを上げるために来たんですぅ。」
レベル?瑠璃、レベルって、何のレベルだ?
《レベルは人それぞれですが、マスターが分かりやすいのは職業ですね。
例えば、剣士や魔法使いなど。
その職業のレベルが上がれば、
魔法使いはより上位の魔法が使えるようになります。》
へぇー、俺は何の職業なんだ?
《マスターの職業ですか。
…ロボットです。》
それが答え?
《そうですが?》
開き直りやがった!
そこは素直に知りませんとか、言えば良いんじゃねぇの?
《私のプライドが許しません。》
プログラムにプライドなんてないだろ!
《…あったとしたら、どうするんですか?》
そんときは土下座して謝ってやんよ。
《じゃあ、土下座して謝って下さい。
私のプライドを傷付けたんですから。》
サッソクデスカ!?
あり得ない。
俺は認めんぞ!
プログラムには、あるわけがない…はずだ。
あれ?プログラムに性格なんてないよな?
何でそんなに感情豊かなんだ?
《感情が私にあるように見えますか?》
うん。感情豊かだとは思うぞ?
顔の筋肉をもっと使えばだけど。
《顔の筋肉ですか?
…ちょっとお待ちください。試してみますので》
何すんの?
《準備が整いました。今ならどんな顔も出来ます。》
えっとー、じゃあ…怒ってる顔。
《畏まりました。》
うお!怒ってる顔ってか、鬼のぎょそうなんだが…
怖すぎる。
鬼のぎょそうって言葉は使ったりするが、
本当に鬼がいたらまさにこんな顔をしているんだろう。
《どうですかマスター?
私はいろんな顔を造ることが出来るんですよ?
凄いですよね?》
素直に凄いと思う。
そうだ!
じゃあ、いつも微笑んでてくれ!
《嫌です。》
即答かよ。
少しは迷えよ。マスターの頼みだぞ?
断っていいのか?
《マスターだって、嫌なものはあるはずです。
それをマスターは私に押し付けようとしているんですよ?
その低脳な頭で理解できますか?》
…さりげなく俺の悪口まで突っ込んで来やがった。
傷付いちゃった。俺もう泣きそう。
《はーい。よちよち、泣かないでくだちゃい。マチュター。》
うわーーー、もっと傷ついた。止めを自分のAIに刺された。
もうだめだー 動く気なくした。
《えぇー。マスター動かなきゃ駄目ですよ。ここからいつまでたっても出られませんよ?》
…そうだった。
もう今日は疲れたから、明日から本気出す!