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んー、良い朝…なのか?


《おはようございます。マスター。

目覚めのよい朝ですね。》


「うわ!いきなり話しかけるなよ、母さん。」


《私はマスターの母ではないんですが?》


「…く、口!口が滑っただけだから!

特別な理由なんて無いからな!!」


《大丈夫です。                    

…一瞬何こいつって思ったことは秘密ですけど。》


「本音が漏れてるからな。

本人に聞こえてるぞ?

秘密じゃないのか?」


《マスターの前だから良いんですよ。》


このAI、人をなめてんのか?


《マスターの方が私より頭も悪いし、弱いですから。》


…こいつ、やっぱり俺をおちょくってるよな。

殴ってやろうか?


《マスターの殴りなんて、私にはなんのダメージもあたえられませんけど?》


…心読めんの?


《言ってませんでしたが、マスターが、わざわざ(強調)口に出さなくても、考えが聞こえていたんですよ。

それにマスター以外の人には私の姿を目に写すことはできません。》


「俺が口に出して喋らなくても考えがわかることは先に言え!

え?見えないの?」


《ほらほら、いまのを他の人に見られてたらおかしい人として、注目されますよ?

練習はもう始まっているんですから。

しっかりしてください。》


練習ってなんだよ!

てか、練習って、俺はそんなへまはしねぇから大丈夫だ。


《そうですか。それなら良いですね?

ほら!ぶつけ本番です。》


ぶつけ本番?


《はいそうです、マスター。すぐにドアが開きますよ。》


ガチャッと、盛大に開く扉。

そこから突っ込んでくる人たちと魔物。


「あ!ひとがいるよ!」


「そこの人、助けてくれ!俺たちでは、対処ができない!」


《あー、彼らは必要ないものまで連れてきてしまったようです。やれやれですね。》


どうしてそう平然としてるんだよ?

どーすんだよ!俺たちも襲われるぞ?

俺は戦えないが良いのか?


《仕方がありませんねぇ。

私が追い払いますから、マスターは大人しくそこに立っててください。》


えー、

安全な場所に避難してじゃなく、そこに立ってろかよ。


《マスターには近付かせないので。

安心してそこに立っててください。》


まぁいっか、追っ払ってくれるんなら。

ここから動かないからさっさと追い払ってくれ。


《畏まりました。

マスターの体内に蓄積された魔力を少し借ります。》


何をするかわからんが、良いぞ。


《マスターの魔力解放します。》


は?追い払うんじゃないのか?

しかも、解放って魔力少しどころの消費じゃすまないだろう。


《大丈夫ですよ、マスター。

マスターの魔力は無限に沸いてるようなものですから。

魔物はすぐに怯えて逃げていきますし、人は動けないほど怯えますから、大丈夫です。》


ほー、本当だ。魔物は一目散に逃げていくな。


《流石です、マスター。では、その調子であそこに怯えて固まっている方々に声を掛けてあげてください。》


いつも思うがお前、上から目線だな。

まぁ、話しかけないと話が先に進まないし、話しかけるか。

「あの、大丈夫でしたか?」


「あ、あぁ。助かった。ありがとう。」


「いえ、逃げてここまで来たおかげで

殺られずに済んで良かったですね。」


《マスター、嫌味が上手くなったんじゃないですか?》


あ、結構心をえぐる言葉が口からすんなりと出てきた。


「…その通りだな。今、生きているのはお前のおかげだよ。

もし良かったらなんだが、名前を教えてくれないか?」


「名前?」


「あぁ、そうだが。」


「なんで?」


「命の恩人の名前くらい覚えておきたいんだ。」


「…紫苑」


「しおん?」


「そうだ。」


「そうか。わかったありがとう。

別に変な意味はないぞ?

名前がなかったら呼ぶのが大変だからってだけだし、

さっきも言ったように、恩人の名前くらい覚えておきたいってだけだ。」


変な意味があったら俺は今ごろ反応に困ったな。

…名前か。

そういえば、お前の名前聞いてなかったな。

何て言うの?


《名前ですか?私には決まっていませんよ。》


名前がないのか。

俺がつけて良い?


《本当ですか?

お願いします。》


う~ん、じゃあ、瑠璃はどうだろう。

女らしいか?


《可愛らしい、透き通ったような響きですね。

それに、名前をつけていただくのに嫌だなんて言いませんよ。》


そんなこと言われたら照れるよ。


《改めまして、瑠璃としてこれからお世話させていただきます。

よろしくお願いします。》


あぁ、俺こそよろしくな!

自由気ままにやっていきたいと思います


読んでくださった方ありがとうございます!

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