表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

途方に暮れて

 暗い夜の草原を、ぼくは必死に歩き続けた。さっきの奴らの仲間がまだいたのだろうか、遠くから火の光と声が多数聞こえてくる。

「[隠蔽]」

 下位吸収魔法 遮断類 隠蔽を唱える。光に照らされず、この闇に紛れられるはずだ。背中では姉が眠っている。

 この10mの大剣は、どうやらベルトに変形できるようだ。ただ、ものすごい重みは変形しても変わらない。母の最期に残った形見の一つだ。遺言結晶は粉砕してしまっている。涙をこらえつつ、目の前に広がった森へ飛び込む。

ぎぎギ ズ図

 訳のわからない音が、時折聞こえる。木の葉に覆われた地面も、星さえ見えない木々の数も、とても不気味だ。

 ぼくは腰から宝剣を抜き放ち、少しずつ進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ