第四章 小動物。
バカって言うなよ。
大体ちょっと何か言ったくらいで泣くか?普通。
ったくこれだからガキは…。
本当にあいつは同じ歳なんだろうか。
もしかしたらあいつ実はまだ本当のガキとか…。
ありえないけど。
第一何で私何かと関わるんだか。
初めて会ったのはいつだっけ。
…あぁ、入学式の時か…。
で、同じクラスになってて…
その後何か知らないけどいつも一緒にいたんだっけか。
我ながら思うけど、変な組み合わせだよなぁ…。
背のでかい女子とちっさい男子なんて。
「緋鶴?真央君行っちゃったよ?」
隣の席の「木村・由美子」が心配そうに緋鶴を見る。
「だから何だっての。」
「もう、そんなんだから緋鶴はダメなんだってば!
あーんな可愛い男子、ほっといたら連れていかれちゃうよ!」
勝手に連れて行かれればいーだろが。
「大体、『可愛い男子』なんて興味ない。私は一応女なんだから強い男を求めるだろーが。」
「緋鶴より強くてかっこいい男なんていないよぉ…。」
由美子はうっとりと緋鶴を見つめる。
「女に好かれても嬉しくない。」
「じゃあ、男子に好かれたら嬉しいの?」
「弱い男だったらいらない。」
緋鶴の言葉に由美子はぷぅとふくれる。
「いいじゃない、真央君。小動物みたいで。男子からも女子からも好かれて。」
「男子からだったらホモだろ。」
緋鶴の突っ込みにうっと詰まる。
「それよりほら!真央君ってば隣の組の林原君に慰められてるよ?」
緋鶴は廊下を見る。
そこにはひーんと泣いている真央を慰めている林原がいた。
ガタッ…
「緋鶴…?」
由美子の言葉も耳に入らず歩き出す緋鶴。
向かった先は、廊下。
「やっぱり真央君が好きなんじゃない。」
「ちょっと、そこの…えーと…林原だっけ?」
「…あぁ、篤宮さんですか。」
「そこの、それ。私のだから返して。」
腕を組みながら林原を見下ろす緋鶴からは
『真央に近づくんじゃねーよ。』的なオーラが感じられた。
「でも真央君、篤宮さんのせいで泣いてるんじゃないんですか?」
「そうだね、私が泣かした。だから私が慰める。お前真央が好きなのか?そうかホモか。」
緋鶴の言葉に顔を真っ赤にさせて林原は
「ちょっ…ち、違う!!」
と言っているがすぐ横で
「えっ!?ホモ!?」
と言って真央は飛び退き緋鶴の後ろに隠れる。
「ちょ、ちょっと真央君!」
林原は焦るように真央を呼ぶ。
「さ、こんな危ない奴と一緒にいちゃダメだからな。真央。」
「うん!緋鶴ちゃん!」
真央は緋鶴の袖を掴み教室へ一緒に入っていく。
「ま、真央く〜ん・・・。」
「緋鶴ちゃん、ゴメンネ。」
「ん?何が。」
「さっき…緋鶴ちゃん何も悪くないのにバカとか言ったりして…。」
「あぁ、いいよ。別に。」
緋鶴の横顔を見て真央は微笑む。
「ねぇ、緋鶴ちゃん!」
「ん?」
「大好きっ!」
真央は緋鶴に飛びついた。
その光景を見て失神する人が相次いだのは
この際アホくさいので気にしないで欲しい。(切なる願い
あははははははは!!!!(謎
ごめんなさい、もうダメです。
私書く才能無さ過ぎ。
何かうまく話が進みませんね。
この後書けるのか不安…。
どなたかアドバイスなどよろしくお願いします。