太宰先生
最近の文章から察せられる通り、今ゴリゴリに太宰を読んでいて、その影響を受けているのである。前に公開した記事なんかは内容も文体も、モロに太宰の影響を受けていて、いつかの記事で紹介した「ロゴーン」様に診断してもらったところ、似た文体の二位に太宰治がランクインしていたよ。影響受けすぎ。
人間の汚い部分の肯定や、ナルシズムな彼の思想や感性は、共感を得ることが多大にあるし、読んでいるうちに夢中になり、空腹すら忘れる事が出来る。人間を憂いた内容が多く、それでいて人間を諦めたくないという感覚も伝わってきて、自身の中の矛盾に葛藤し続けている事が伺える。
本当は、愛されたかったのだろう。彼が描く家族なんてものの描写は、何故か楽しげで、どこか歪んでいる。望んでいるものと、彼の持つ歪みが、家族という描写に影響を与えているのではないかと、読みながら感じました。
……あぁー、本当は批判しようと思ってたんだけど、やっぱこえぇわ。この記事、何度書き直したかわからん。
恐縮ながら、読んでてちょいちょい、気になる所はあんのよね……それは……あの……読者に知識を求めるところ……説明も補足もあまりない時がある。なんかね、「俺、博識だから! どやぁ!」と言われてる気が……あと、人称がゴチャゴチャな時も……。
あぁっすんません! 生意気言いました! 基本的には好きっす! なんせ人間賛歌を謳ってますからねナガスは! 太宰治作品が嫌いな訳ないじゃないすかヤダー!
やっぱり文学はいいなぁと思うのです。そこの学生さん、入門として、ナガスの作品読んだらいいよ。




