アカウント1
えー、前のアカウントを消した話をします。この話を書こうかどうか迷ったんだけど「ナガスの感覚はこうなってますよー」って事を、墓標として書き残して置こうかな。と思ったので書きます。とかいいつつ、別に今すぐに死ぬって訳じゃない。いつ死ぬかわからないでしょ? だから書いて残しとく。
自分の感性や思想をフィクション、ノンフィクションを問わず、生きた証として書いてきたけど、この出来事をフィクションとして創作し直すのは失礼かもなーと思ったので、脚色無しであるがまま、書いていこかな。
あ、最低限の礼儀として、個人名、団体名は伏せます。
前のナカスのアカウントは、なろう黎明期から存在していました。あの時は心を病んでおり、心情を映すかのように「安奈」と「プロミス」という鬱屈した作品を書いていたのですが、「安奈」のほうは文学ジャンルではソコソコ順位が高く、喜ばしい事にいくばくかの感想も頂いていたのです。しかし飽き性なナガスはそこから十年近く執筆をしておりませんでした。というのも、もともと熱意を持って執筆していた訳ではなく、「Lain」というゲームや「絶望の世界」という陰鬱な世界観を持つ作品からの影響を受け、なんとなく考えついた話を書いているに過ぎなかったからなのです。
余談ではありますが、「安奈」より「プロミス」のほうが個人的に好きでした。しかしこちらの作品はあまり読まれない結果となり、落胆したのです。途端、あまりにも不出来に思えてしまい、いつしか更新をやめ、結果的にバックアップすら残っていないという事態になり、かの作品は永久に失われる事となりました。
時は「なろう」から離れて十年近くが経ち、当時付き合っていた彼女と別れる事となりまして、形容のしようもない、鬱屈した感情を抱いたナガスは、「あー鬱だわー。腹いせにまた救いのない小説でも書こうかなー」等という下卑た事を考え、久方ぶりに当サイト「小説家になろう」の管理画面を開く事となったのです。十年ぶりに目にした管理画面の左上部には、赤文字がいくつか。それはナガスの作品に感想やレビューを残してくれた人が居る事を告げるものでした。その赤文字は、心が踊るかのような出来事から遠ざかっていたナガスを喜ばせるのに、充分なものでした。とはいえ、感想やレビューが書かれてから数年は過ぎていた事と記憶しています。しかし有頂天になったナガスは、返事が遅くなり過ぎた謝罪と、拙作に思いをはせてくれた事にたいする感謝を伝えるため、返信するための文章を大急ぎで書いたものです。
鬱屈していた気分はどこへやら。たとえ返事が無くてもよいと思えるほどに、単純なナガスの心は安寧としたものとなったのです。
しかしある日、驚く事が起こったのです。なんと感想を残してくれた方からの返信が届いたではいありませんか!
……と、いったところで中断。タブレットのフリック入力だし、反応悪いし、文字小さくて読みにくいしで、つまり疲れた。。
続きはまたいずれ。




