透明声彩
「透明声彩」について。
オメガシスターズさんがカバーをして、この歌を知りました。何年も前から聴いてるけど、ずっっっといい。この歌は良すぎる。後世に残すべき一曲。死ぬ間際にも聴きたい。
あっちこっちでこの歌の素晴らしさを説いているんだけど、ここでも少しだけ。引用せずに伝えられるだけ伝えてみようと思います。とはいえ、是非「透明声彩」で検索し、曲を聴いた上で読んで頂ければと存じます。オススメはオメシスさんだけど、元であるYuNiさんの歌唱も素晴らしいです。魂伝わってきます。
一番の歌詞は、主に対人について歌ってます(多分)。
単純な自分の想いをいくら歌って叫んでも、人は離れていってしまう。それは、ありきたりなもの。毎日それの繰り返し。
私が居ることに気づいて欲しい。それだけで安寧とした気持ちでいられるのに、私から遠ざかっていく後ろ姿は、まるで心が離れて行くかのように見えてしまう。その苦しみに慣れる事はなく、今日も胸が痛くなる。
私は世界の中心ではない。ましてや特別な存在でもない。それでも孤独な気持ちを抱きながら、歌を歌おう。この声には私の想いが詰まっている。
誰にも聴かれない声は、まるで透明だけど、からっぽなんかじゃない。
一寸先が見えないほどの真っ暗闇に身がすくみ、へこたれそうにもなる。それでも自らの足を叩き己を奮い立たせて、この逆境をのり超えたい。そのためのチカラとはなんなのか、見出したい。
二番の歌詞は、主に世界と自分を歌っています(恐らく)。
様々な出来事が起こる世の中。流行も話題も目まぐるしく変わっていく。その変化についていけず、戸惑い迷い、彷徨ってしまう。暗雲の中、手探りで理解しようとしたが、いつしか「自分に素直でいたい」と思っている事に気付いた。
綺麗だと思えるものを、自分の感性のまま、音にしていく。それを繰り返していくうちに、何故か視界が少しずつ滲んでいき、ぽたぽたと、涙が垂れてしまった。
そんな中、心に花が咲いている事に気がついた。それは自分の中に眠っていた、希望という花だった。涙の理由を知り、大切にしたいと、心の底から思った。
これから先も、生きていく。それはとても長い人生になるかもしれない。だけど。だから。手に入れたこの感性を歌にして、声に込めよう。それが私の希望になる。
誰にも聴かれない声は、まるで透明だけど、からっぽなんかじゃない。
涙でぼやけて見えづらい足元を、希望を抱きながら睨みつけると、まっさらな線のような道が見えてきた。いつしか闇は晴れていて、震えていた足は力強く私を支えてくれていた。全力で走り出せるほど頼りになる存在のように感じ、私はその衝動に従う。
もうなにも、怖くなくなっていた。
見上げた空には太陽がでており、その熱が飲み込んでしまっていた想いを言葉として溶かしていく。言葉と私が混ざり合う度、声に感情という色がついていく。
これから先も生きていく。あの時に湧いた感性で作り出した歌は、私という存在がなくなっても生きていく。
だから歌い続けよう。
この歌よ、この声よ、この想いよ。いつまでも、どこまでも、響いていけ。
響いていけ。
以上。
多少、単語は引用しちゃったかな。それとナガスの解釈も多分に含まれているのかも。そこらへんは作った本人様に聞いてみないとわからない所ではある。
だけどさ、作品を作る立場の人間からすると、強烈に響いてくる歌なんだよ……何回聞いても泣きそうになる。この歌以上にクリエイター目線の歌はないよ。この曲だけで他我の証明としていいと思えるほど、伝わってくる。
最高かよ……作曲者さん大好きだよ。この世にこの歌を作った人が居ると思うだけで救われた気持ちになる。
好きなものを好きに表現したい。そう思わせてくれる、ナガスにとっての神曲。未だに迷う事もあるし、今まさに心が萎え中でもあるけど、また筆をとろうと思いたい。
ただ、二番Bメロの最後の「儚い存在だ」をどう表現したもんか……。
多分だけど「抱いた希望もすぐに消えてしまうかもしれない。思いついた言葉もいつの間にか忘れているかもしれない。あの時の感情はいつか嘘になってしまうかもしれない。だから今のうちに歌を作ろう」という危うさを表したものだと思うんだけど、上手く表現出来ないなぁ……悔しい。
とはいえ、この歌の素晴らしさが少しでも伝わってくれたらと、心から思います。
8/14追記。
ひとつ誤読してたかも。二番Bメロ部分。歌詞の引用は出来ないので解釈だけ。
「好きなもの。綺麗なもの。それらを元に自分の感性のまま歌を作り歌い続けていると、ソレに理解を示してくれる人が現れた。その事に感激し涙がぼたぽたと垂れてしまうも、それは刹那的なものだという事を知っている。それでもこの人が汲み取ってくれたモノは私の感性だし、誤解なく伝わった時に感じた私の感情は本物である」かな。このほうが自然に表現出来てる。
それと最初、この歌は生放送してる人のファンについて歌っているものだと思ってた。例えば最初の「単純な言葉がこぼれた」というのは、誕生日配信している人に向かって「おめでとう」とでも送ったが、それは所詮、多くの中のひとつの言葉に過ぎず、生主に読み上げられる事もなく流れていってしまっている様子かなって。だけどそれはいつもの事。認知なんてされていない。読み上げられない言葉は透明のようだけれど、決して気持ちを込めていない訳じゃない。
という、ある意味ファンに向けた歌なのかなーって。だけど歌う歌だから、多分違うね。
どういう気持ちでこの歌を作ったのか、聞いてみたい。
以下、余談。読まなくてもいいです。
オメシスで思い出しちゃったんで、関係ない話を少しだけ。
YouTubeの「おすすめ動画」にオメシスさんの「必ず勝つジャンケン」の動画が表示されたんだよ。それが四年前って書かれてて度肝抜かされた。ウッソマジで? もうそんなたつの? レイちゃんの「ガルマは情けない奴」発言でナガスが半狂乱になったのは、もっと前ってこと? へぇー……時が経つのってあっという間。
オメシスさん大好きだけど、まだ根には持ってるよ。ガルマは情けなくない! メチャクチャ頑張り屋だし純粋なんだよ! 甘えん坊とか言われてるけどそれは誤解で、ご子息という立場に甘んじることなく、自ら望んで危険地帯の地球を担当してるんだぞ! ザビ家に産まれた男児として相応しいように! 七光だと言われないように! 同期のシャアや兄弟という身近な存在が異常なくらいに優秀だから、歯を食いしばって頑張ってきたんだ!
シャアだってそれがわかってた! シャアの「坊やだからさ」は、ザビ家の坊やだという意味と「純粋な奴」という意味だ! 決して「愚かで情けない奴」という意味じゃない! シャアはホントはガルマが大好きだったんだ! 復讐に取り憑かれたシャアに必要なのは母親じゃなくて対等に接してくれる友だったんだ! ソレを殺してしまい、思い悩んでロリコンに……じゃなくて、不思議な雰囲気を持つララァに救いを求めてたんだ! だから逆シャアでアムロに執着していたんだ! サイコフレームの技術を連邦に渡してまで対等な立場に固執してたんだぞ! そのせいで星になったけど!
ガルマは偉大なんだ! 人間的にも作品に与えた影響としても! どこの誰がガルマを否定できるってんだムキー! ああああああ! ブリュブリュブリュビチッ
※改めて言うけど、オメシスさんはホントにずっと好きです。リオちゃんの破天荒な所と、レイちゃんからドブボとか言われてるあのデヘデヘとした声と、ソッと姉や仲間を立てるような、さりげない優しさが好きです。それに企画のぶっ飛び具合は他では見られません。企画を生み出すレイちゃんの頭脳は尊敬しています。それと、最近全然歌ってくれないけど、歌も好きです。
ちなみに、Vtuberについてはほぼ無知です。オメシスとぽこぴーと富士葵さんという動画勢仲良しグループしか知りません。オメシスさんを知ったのはぽこぴーとのコラボからでした。懐かしいです。おわり。