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ベリルの瞳   作者: 斎田なおみ
17/21

意外な一面

お題はこちらからお借りしました

https://shindanmaker.com/831289


何も無いところで躓き転ぶ。誰も見ていないだろうと周りを見回すとばっちり目が合い赤面。

 シャッカスは眠たそうに目を瞬かせながら廊下を歩いていた。レポートの採点に思ったより時間がかかったため、寝不足気味だったのだ。

 シャッカスは大きな欠伸をすると背筋を伸ばした。あと少しで数学研究室だと思ったのがいけなかったのか。

 手に持っていた教科書やら何やらを派手に廊下に散らばせ躓いて転んでしまったのだった。

 足元には何も転がっていない。少しの気恥ずかしさに誰かに見られていやしないかとあたりを見回すとフレデリクが気不味そうにシャッカスの方を見ていた。お互いの視線はお互いを捉えていた。

「先生、大丈夫ですか?」

 フレデリクは心配そうに声をかけるがシャッカスは思わず赤面したのだった。

「これはお見苦しいところを見せてしまったね」

「先生でもこんなことあるんだって思いましたよ」

 フレデリクは笑う。

「いったい、私をなんだと思っているんだね?」

 シャッカスも釣られて笑った。


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