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僕と彼女の物語

I love you.じゃ、綺麗すぎる。

作者: 渋音符



 何だろう。

 君と繋がっているのが、当たり前みたいに思えてきて。

 胸とお腹の中間。所謂丹田の辺りが、きゅっと苦しくなる。

 声を聞いているだけで幸せになって。

 顔を見ているだけで幸せになって。

 幸せすぎて、不安になって。

 君は僕を愛してくれるけれど、君のことを失望させてしまうかもしれないって、いつも不安で。

 僕は、君が惚れてくれるような、出来た人間じゃなくて。

 利己的で、自分勝手で。

 君を傷つけてしまうかもしれなくて。

 ………違う。嘘だ。

 僕は怖いんだ。

 いつもの生活ががらりと変わってしまうのが。

 君と他愛もない話をしていたあの時間が。

 君と愛のある話をする時間に変わってしまうことが、怖いんだ。

 ねぇ、本当に僕でいいの?

 君は僕に救われたって言うけれど、僕は何もできないんだ。

 君の暗い過去も、明るい未来も、僕は、肯定してあげることができない。

 僕は君が好きだ。愛している。

 だけど、その色は。

 I love you.じゃあ、綺麗すぎる。

 もっともっと、汚いものなんだ。




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― 新着の感想 ―
[良い点] エネルギッシュで感情豊かな詩ですね!夢中になって一気に読みました。僕の好きなタイプの詩です。情熱的な彼の気持ちに救われた彼女の気持ちが見えてくるような温かい詩ですね!バランスの良い詩でした…
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