I love you.じゃ、綺麗すぎる。
何だろう。
君と繋がっているのが、当たり前みたいに思えてきて。
胸とお腹の中間。所謂丹田の辺りが、きゅっと苦しくなる。
声を聞いているだけで幸せになって。
顔を見ているだけで幸せになって。
幸せすぎて、不安になって。
君は僕を愛してくれるけれど、君のことを失望させてしまうかもしれないって、いつも不安で。
僕は、君が惚れてくれるような、出来た人間じゃなくて。
利己的で、自分勝手で。
君を傷つけてしまうかもしれなくて。
………違う。嘘だ。
僕は怖いんだ。
いつもの生活ががらりと変わってしまうのが。
君と他愛もない話をしていたあの時間が。
君と愛のある話をする時間に変わってしまうことが、怖いんだ。
ねぇ、本当に僕でいいの?
君は僕に救われたって言うけれど、僕は何もできないんだ。
君の暗い過去も、明るい未来も、僕は、肯定してあげることができない。
僕は君が好きだ。愛している。
だけど、その色は。
I love you.じゃあ、綺麗すぎる。
もっともっと、汚いものなんだ。