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空に誓う永遠  作者: サウス・ライン
10/16

寝ても覚めても(サラ)

わたくしは、どうしてしまったのかしら?


ここ最近、何かに集中してないと、思い出すのはラルフ様の顔。

寝ていても、夢に見るのはラルフ様との幸せな日々、思い出や願望だと思います・・・


そして、お母様に言われて気づきましたが、ここ最近、どうやら唇を触る回数が多いみたいです。

いえ、原因はわかります。


こないだの、ラルフ様との、その・・・く、くちづけだと思うのです・・・


ラルフ様と話していたら、ラルフ様から好きと言ってもらえて、そして、気がつけばわたくしも好きと言ったしまいました。

そのあとて、その・・・くちづけをして・・・思い出すと今でも赤面しそうです。


お母様にこのことを相談すると、


「あらー。結構重症ね。でも、大丈夫よ。女の子なら好きな人には必ず通る道だから。どうしても不安なら、そうね・・・殿下から何か身の回りの物でも貰ってお守りにするとか?丁度明日は殿下が来る日でしょう?」


そんなことを言われました。

お守り・・・少し不安ですがわたくしはラルフ様にお願いしてみることにしました。


次の日、ここ最近、恒例になりつつある、週に一度のラルフ様の訪問の日に、話そうとしたわたくしを先にラルフ様が遮りました。


「サラ。よければ受け取ってくれるかな?」


そう言って渡してくれたのは、綺麗な髪止めでした。


「わ、わたくしにくださるのですか?」

「うん。サラに似合うと思ってさ・・・よければ使ってよ。」


そう言って頬笑むラルフ様のを見てわたくしは顔が熱くなるのを感じます。

わたくしは、さっそく、髪止めを侍女につけてもらい、ラルフ様にみてもらいました。

ラルフ様はそれをみて笑顔で似合うと言ってくださり、わたくしは自然と笑顔になりました。


その夜、お母様に髪止めをみせると、似合うと言ってくださり、この日から、わたくしは、髪止めを触る癖ができてしまいました。


週に一度のラルフ様に会える日を楽しみにわたくしは、今日も頑張ります。


愛しい、あの方のお側に寄り添うために・・・。

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