コー吉の反省
「よくある話だよ……!借金をして、逃げた…」
「なんの借金?」 「ギャンブル……!」
ほう!このモフモフばかりの世界にもギャンブルはあるんだな……
「コー吉!」 「なに?」 「ボクは…この世界に転生してきたばかりなんだけど……」 「うん!」
「この世界のお金は……?」 「……こんなの!」
「………」元いた世界のお菓子のクッキーにみえる…!
「……コレが、この世界のお金?」 「そうだよ!……この世界のみんな!転生して、モフモフになった! 変だなー!って思う事も気にならなくなるから……」 「そうか………!」
「……で?コー吉のパートナーは?今、どうしているの?」 「………借金を返し終わった!と連絡をもらって……」 「パートナーからあったの?」
「違うよ!借りた所から……、もう安心だから…アイツの所に帰れって!」
「………コー吉!」 「なんだい…ピー助!」
「……一緒に家までついて帰ってやるよ!」
「……でも、アイツが僕を受け入れて……」
「ボクが話をつけてやるから……」「ホントに?」
「うん!」 「……ありがとう!」嬉しそうな顔で笑うコー吉! だけど…結末は、コイツにとって…辛いものになるかもな! とボクは推測している…
「……どのくらい、帰ってないの?」
「一ヶ月くらいかな………」
「!、一ヶ月……!?」 「…そっそうだよ!」
ボクのオドロキに動揺するコー吉!"何かおかしい?"と言いたげだ!
「借りた所からどうやって返済完了の連絡を受けたの?」 「広告!」 「?」
「広告で……家に帰れと連絡が……!でも……」
「でも?」「一生…パートナーに負い目を感じる人生も辛くて………」 ………ダメだこりゃ!
一緒に歩きながら……"家はどの辺?" "もう、すぐ…この辺!" なんて話していると!
「ハァイ…コー吉さん!……と、そちらは?」
「ボクは…探偵のピー助! どうぞお見知りおきを!」 話かけてきたのは 大きなモフモフ!目がまん丸で口の大きなモフモフだ!
「ヤマさん!アイツが借金を返済したみたいなので…大恥しのんで帰ってきました…ピー助は…アイツをなだめてもらおうと雇いました。」
そこでヤマさんとボクが見つめ合う…互いに"何か!"を呆れた表情……そして、互いに"ニコリ!"
そして……大きなヤマさんは丸いコー吉をボールのように抱えて…「愚か者!借金はまだ返済されてない! お前の体があれば返済の見通しはついたから…お前をおびき寄せるために、あの広告をだしたんだよ……」
「そんな……!ピー助は気付いていたの?」
「………」 「最低……だな!」
………バカバカしいがオモシロイとは思う!
「え~ん!」抱えられたコー吉は泣き出した。
それを無視して…ボクとヤマさんは挨拶!
「よく、このアホを連れて来てくれたね!」
この会話から…ボクとヤマさんの美しい友情が始まるのだと……思う!




