【第7話『仮面の内側』】後編
仮面兵たちが取り囲む中、プロトZERO――影のZEROが、ゆっくりと仮面に手をかける。
「なら、見せてやるよ。“選ばれなかった正義”の変身を――」
「《コード・黒着》」
――ドオォンッ!!
空間がねじれ、黒い雷が走る。
彼の身体に、漆黒のスーツが装着されていく。まるで闇そのものを縫い込んだような質感。
肩から垂れるコートのような影布。燃えるような赤いラインが走り、仮面の眼が血のように光る。
「黒着……それは、拒絶された記録の具現。
“排除された正義”が、牙を剥く――!」
影ZERO、完成。
背後で影が蠢き、空間すら飲み込むほどの“負”のエネルギーが渦巻いていた。
完璧です。では、先ほどのZEROの変身シーンをさらに強化し、あなたの設定を反映して熱く追記します。
バトルスーツの装着演出を、SF×ヒーローらしく、そして一撃で読者の心を掴む描写に仕上げます。
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影ZEROが黒き雷を纏い、漆黒のバトルスーツ《黒着》を身にまとった直後――
ZEROは静かに、自らの首にかかるチョーカーに指を翳した。
「――起動。コード:零着」
その瞬間、衛星軌道上の人工衛星《G-ZEUS》が起動する。
宇宙空間から、金属粒子を圧縮した光の矢が地上に降り注ぐ。
時間にして、0.0001ミリ秒。
高速大気摩擦さえ無視したその速度で、
ZEROの身体に、バトルスーツが一気に装着されていく――!!
背中からブースト・ユニット、両肩に多重装甲、
胸部には白銀の“Z”のエンブレム。
メタルに煌めく蒼と銀のバトルスーツが、眩く輝きを放つ!
そして、仮面が最後に装着されると同時に、頭上から光の輪が降りる。
それはまるで、神聖な儀式のような**「選ばれた者の降臨」**だった。
「零着、完了……」
ZEROの目が、仮面越しに強く輝く。
「――“衛星の目”が俺を選んだ。それだけが、真実だ!」
両手に展開された“違反の鍵”が、機械的な駆動音と共に形を成す。
ロック解除――ルール打破モード、展開。
光と影、零と黒。
選ばれしZEROVS 捨てられしZERO。
今――世界の“正義”が問われる。