表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

繰り返す

作者: oinari

6時間目の授業がチャイムと共に終わった。

そのまま帰りの会も終わり、「さようなら」という先生と僕らの声と同時にクラスの大半が教室から出ていく、みんな仲がいい友達や部活が同じ人を見つけて楽しそうにコロナウイルスのことなんて忘れて「ああだこうだ」と喋っている。僕はその様子を一人、クラスから人がいなくなるまで座りながら教室の隅で見ている。

それから少しすると先ほどまでの大人数はいなくなり、あの大きな音は止んでいた。そこから僕は帰ろうとカバンを持ち一階へと続く階段を一段一段、ゆっくりと降りていく。

1階に着いた。そして校門の前に立った時、僕は泣いてしまいそうになった。


体育館のほうからダンっダンっと、バスケットボールの音が聞こえた。

何人もの人の、辛そうででも頑張りたいという思いが伝わる声が聞こえた。


僕は自分が一人ということをその瞬間気付かされた。

周りは友達を作り、部活で頑張っているのに自分は友達さえ作らないで部活に入らないことが正しいと思う為に「部活に入らなくて良かった」などと書かれているツイートや動画を見ているだけ。

「もう何もやることがなくなってしまった僕は何をしようか?」


そんなことを思いながらまた同じ日々を繰り返す。

思い付きで書きました。主人公の「僕」と同じように繰り返しています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ