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1日目終了



その後ドラゴンのことについてみんなから根掘り葉掘り聞かれた。第一団団長がテイムしたことを伝えると、


「「「まあそんくらいの実力がないとだめだよなあ…。」」」



皆が悲しそうな顔をして呟いていた。



ライアンさんからは何故か褒められた。


「ウィリアムさんのドラゴンとあんなに仲良くなるのはすごいぞ!誇れ!」


ニコニコしながらバンバンと背中を叩かれた。少し痛かった。




その後寮に戻り、食堂でご飯を食べ、お風呂に行った。お風呂はちゃんと女性専用のがあって、思ったより広くて気持ちよかった。



部屋に戻って今日のことを振り返る。




「今日は聖女になって、夢の中で神様に会って、ドラゴンのディエゴと仲良くなれたなあ。一日が濃すぎるけど…。」




そういえば、ドラゴンというのは爪の色で種類が違うらしいって書物に書いてあったなあ。ワイバーンは灰色、火竜(サラマンダー)は薄い赤、海竜(シーサーペント)は薄い青、だったはず、それと古龍と聖龍は何色かの原色だったような…。この2つの種類は見た人がほとんどいないため、あまり詳しく載っていなかったけど。もっと沢山いたけど、まあ今日は考えなくていいや。


ディエゴは何色だったんだろう。今度会ったとき見てみよう。千年以上も生きているから古龍っぽいけどなあ。


ドラゴンのことについて考えていると眠くなってきた。明日も早いしもう寝よう…。



その日は、あまり強く願っていなかったせいか、夢にガーベラ様が出てくることはなかった。




ーーーーーーー



朝起きて、支度をし食堂へ向かうとリューが居た。



「おはよーソフィア!よく眠れた?」


「おはよー、そこそこ普通に寝られたよ。」



私は基本的にどこでも寝られるので寮でもゆっくり寝られた。


「俺は少し寝不足だぜ…。ドラゴンについて考えてたら寝れなくてさ~。」


「今日大丈夫なの?試験って言ってたよ?」


「そこについては大丈夫だぜ!多分!」



多分って…。他愛のない話をしながら食事をして、広場へ向かう。




「皆おはよう!昨日はよく寝れたかい?今日は皆が入る団を何処にするかの振り分け試験をするぞ!入団はそれからだ!」



「とりあえず、今の実力を測るためにかんたんな魔法を打ってもらう、あちらを見てくれ!」



ライアンさんが指差した方にみんな一斉に顔を向ける。そこには簡易なものでありながら、何個もある的があったり剣がおいてあったりする。そして一番奥の檻からは何やらうめき声が聞こえる。あれは何のためにあるんだろう。



「まずやるのが、この20個ある的に同時に魔法を打ってもらう。なんの魔法でもいいが使えるのは初級魔法のみだからな!」


「残りの試験はこの試験が終わったあとにまた説明するから、今から渡す番号通りの順番で行ってくれ!」



ライアンさんが目にも止まらぬ速さで、みんなに番号の書いてある札を配っていく。



「ソフィアは何番だった?俺は17番。」


「私は30番!ってこれ最後じゃん!」


「女の子だからじゃないか?」


「それ理由になってないでしょ…。」



どういう順番で決められたのかは知らないが最後はなんだか気が重い。まあ順番なんて関係ないくらいに頑張ろう。



ありがとうございます。

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