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涙もろいわけじゃなくて

作者: Soraきた

泣いたままでいいのなら

あと、もう少しだけ泣かせてほしい

わがままは誰にでも

許されることだし

こんな夜は特別に目立つこともないのだから


許される恋を始めたばかりで

こんな日が来ることを

私も含めて

誰が予想したことだろう

この恋が

つらいことも

あたりまえのように

忘れていくような

季節限定の商品として扱えることができたなら

どれだけ楽なことだろうと

考えてしまう

なぜ、

恋をするとき

多めの涙が用意されているのだろう

そうでなければ

こんなにも涙を流すこともないだろうに



恋をしたとき

これ以上は使うことがないくらいの

涙の量が決まっていたなら

ずいぶんと楽なんだろうと

つい思ってしまう

だけど、

ときに感動することもあれば

そのときのために

涙は必要だから

難しいね


「余計なことは考えなくていいよ」

もう一人の自分がわたしに語りかけてくる

そのとおり

わたしが答えてる

終わった恋に涙は必要だし

これからの恋にも

ある程度の涙は必要だから

涙もろいかどうかは

とくに関係なく




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