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幻術士  作者:
18/19

特別編 設定 資料

番外編を書いてから、付け足そうと思います。

日を置いて再び読んで下さると嬉しいです。^^


少女と兎の旅のその後を書きました。

良ければ読んでください。


*キャラクター紹介2*


朝倉月那あさくらるな


歳 10歳   身長127cm


髪の色 茶色  瞳の色 緑


生まれた頃は、本当の父と母は

別の町で立派に働いていると聞き、信じ続け

蒼風街の街長の娘として生まれ、生きてきた。

だが、実際は月那の専属教師が父で

姉の専属教師は母だった。

姉がいるが、2人が話した事は1度も無い。

姉と妹 どちらを街長に受け継げさせるかで

優歌とはライバルとなり、対抗意識を持ち始めた。

2人は厳しい教育を受けてきたが、

わずかに姉―優歌―の方が優秀だったので、

優歌が次期街長となり 月那は負けた。


幼き頃から厳しい教育を受けた月那は、人より優れていた。

8歳とは思えないような礼儀を学び

知識を持ち、運動能力にも優れていた。


やがて月那が、その力を発揮し、人々を惹きつけてしまったら

優歌が街長として人々をまとめていても

街の住民が月那を中心として、新しい意見を持ち、

街の住民の気持ちが分かれてしまう事を恐れた。


父と母は街の安全の為…独占欲の為に、月那を捨てた。

他にも対策はあっただろう。

だが2人には、代々街長となれなかった人は

人ではなくモノとして扱われる教えを受け継いだ。


街の住民は月那をモノと呼ぶようになった。

専属教師(実の父)はモノとして月那を扱い、月那を掃除人として働かせていた。

掃除人として月那は体力の限界まで働かせられた。


朝早くから夜遅くまで月那を掃除人として働かせ、牢屋で寝かせられていた。

その時月那は本当の両親がいつかは助けにきてくれると信じていた。

暗く狭い牢屋で願っていた。

だが、その期待を裏切る真実を専属教師から聞き、

専属教師が本当の父だと言うことを知った。

月那は絶望に落ち、実の父に寒い雪の日に捨てられた。



好きな場所 月か雪が見える所






村瀬 雪斗むらせゆきと


歳   19歳 (月那と出会った時) 身長 176cm

 

髪の色  銀  瞳の色 深い青



両親は聖霊宗教の指導者の為、聖霊術は人より優れていた。

生まれたときから動物の声が聞こえるという珍しい体質をもっていた。

見た目は無愛想だが、人嫌いでは無い。

優歌と月那以外の前では滅多に笑わない。(人嫌い…?)


優歌とは幼馴染で小中高と同じ学校だった。

優歌の天然さとお人好しの所に惹かれる。


月那には妹のような感情を抱いている。



18歳 ・高等学校で聖霊科以外の授業を受ける。

     (聖霊科の授業の時はサボっていた。)


19歳 ・父親の経営している聖霊宗教専門学校の中等部の教師として働く。

    ・独り暮らしを始める。

    ・月那に出会う。

 

20歳 ・優歌と結婚(近くの教会で)

    ・雪斗のマンションで優歌も暮らす。

    ・教師を続けながら、街長についての勉強を始める。



22歳 ・月那の死。

    ・優歌との子供が生まれる。(詩優)

      




朝倉優歌(あさくらゆうか


歳  16歳 (飛び級した為 雪斗と同じ学年)  身長 156cm


髪の色 黒   瞳の色 薄い青


蒼風街の街長として厳しく育てられた。

月那と同じく両親が専属教師という事は、後になってから知った。

月那が妹とは今も知らない。


月那が捨てられてから両親が重い病気にかかり

幼馴染の雪斗の家で暮らす事が多くなった。

両親の厳しい教育から解放され、雪斗の家で過ごす事によって

笑うことが多くなった。


飛び級は小学生の時にテストを受け進級した。

頭も良く 運動神経も良く みんなに優しく接していた為

みんなから好かれ、友達も多かったようだ。


娘…詩優には精一杯の愛情をかけて育てた。


その結果、詩優が幻術士として生きる事を詩優自信が望んだ。






・・・





これからも幻術士は生まれ続ける

みんなが助け合わないかぎり、幸せになれない限り。

悲しい命は生まれ続ける


少女と兎


探し続けた 歩き続けた


そして辿りついた場所 



丘の上の1つの樹




『あ・・・これが雫雨華?』


少女は樹に咲いている花を指差した。


「…そうだね。これなんだね。」


兎は精一杯背伸びをして花を見る。


『やったねーシェルアー!』


少女は嬉しくて満面の笑みを浮かべる。


「でも…これは花というより樹だよね。

 雫雨華って花だと思ってたよ。」



『そういえばそうだね。』


少ししょんぼりとした表情になるが、すぐに笑顔を取り戻し

大きな樹の満開の花を見上げる。


『でも綺麗な花だねー。』


月那ルナ…この樹をどうする?」

少女を兎は見つめた。

2人は花を守る約束をしていたから、


だがこの樹はもう…


『新しい幻術士が生まれてくるまで、この樹を守ろうかな。』


月那は樹の木陰にいる少女に近づいた。


『あなたが、今までこの樹を守っていてくれたんですよね。お疲れ様です。』


――…え。


『私がこの樹を守りますから、生まれ変わってきて下さい。

その状態では魂も消えてしまいそうです・・・。』




――…うん。




分かった…ありがと…



少女は静かに消えていった。



***



「月那・・・あの子…お話にでてきてた女の子なのかな」


丘に座りながら兎に話しかける。


『たぶんそうだよね。そんな気がするね。』


少女は微笑んだ


『あの物語…実話だったんだね。』


少女は兎にそう言うと


立ち上がって丘の上から世界を見渡した。



手を組んで目を瞑ると


凛とした綺麗な声で 


世界に響くように声をだした







この樹を時がくるまで、守ることを誓います



綺麗な自然が、私大好きです。


人として生きた この世界が大好きでした。



この樹が身勝手な願いによって枯れませんように



この世界に命と笑顔が絶え間なく 生まれ続きますように…














樹を守っていた少女は、次の連載の話に出てきます。

次の連載の話も宜しければ読んで下さい。^^


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