表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高身長と低身長  作者: ハムスト
4/4

自己紹介

先生はクラス名簿の記憶にない3人のことを確認しに教室から立ち去った…


頂二は先生の発言に疑問を感じた…

(先生が3人を肉片残らず殺したのは事実、しかしさっきの話からすると記憶がない様子だった…無意識的に人を殺したのか?それともあれは演技?)

1人で考える頂二だが分らなくなるだけだった。

『お前何気持ち悪い顔してんの?ずっと目を大きく開けたままだし』

隣に座っていた仁が声をかけてきた。

『少し、考え事をね…さっきの先生の発言が気になって…』頂二は瞬きをした。

『どこが気になった?』

『彼女が殺した記憶がないってところ』

『あのクソアマの記憶ならあるぞ』冷静に仁は言った。

『確かに僕も記憶あるのかもと考えたよ。でも真面目で素直そうな先生だし、嘘とかはつけないと思うんだ。』

『感情で動くな、目の前の情報をしっかり見ろ、お前の妄想で勝手に語るな。』

仁は机を殴った。

『仁も今、感情で机殴ったじゃん』

ボソッと頂二は言うと、仁は何も言わず話を進めた。

『クソアマは嘘をついている。理由は2つある。まずはクラス名簿で名前を確認した時だ。今日は入学式で初めてみんな顔を合わせた。まだ自己紹介もしてないクラスだ。そんなクラスの名簿を見て殺された3人をすぐに見つけることはまず不可能だ。

それともうひとつ、話すスピードだ。人間は嘘をつく時、少し早口になる傾向がある。

この2つの理由からあいつは嘘をついている。あいつも俺たちと同じで記憶を持っている!!』

頂二は何も返す言葉が見つからず、ただただ凄いと感心していた。


キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーーンコーーーン


先生はまだ戻ってこない。すると、先生には質問したモデルみたいな女子が椅子から立ち上がった。

『みんな、時間もあるし今のうち自己紹介しましょ。私は早乙女美希、身長は172㎝、私の目標はこのクラスのみんなと友達になることです。よろしくね。』

笑顔でそう言った。

『ショートヘアかわいい、そしておっきい』頂二は彼女を守ろうと心に誓った。


『次は僕が行こう』短髪の真面目オーラ全開の男が立ち上がった。『正導教斗、身長は185㎝、僕が学級委員長になってみんなを導く、3年間よろしく、以上だ』


『だるいけど早めに終わらせとくかぁ』気だるそうに金髪でネイルを塗ってる女子がゆっくりと椅子から立ち上がる。

『宝条夏輝、よろしくぅ』


また他の人が椅子から立ち上がった。

『あれは通学路で見た着ぐるみ…』

ピンクのウサギのようなクマのような着ぐるみは一礼すると席に座った。


また1人立ち上がった。

『ワタシノナマエハゼロ、レーザートカハマダダセマセンガ、ヨロシクオネガイシマス』

どうやらロボットのようだ。身長は160㎝くらいで普通の女性と間違えるほどだ。


ゲームをしながら長髪の1人の男が立ち上がった。

『えぇ、あの、、竜崎神居です…みなさんと仲良くやっていけたらいいと思ってます…』


『ふわぁあぁ』大きなあくびをして、長髪の小さな女子が立ち上がった。

『猫間夢…身長は147㎝、寝て起きて寝る。ちんなも一緒に寝よ♡』そう言ってまた眠りについた。


『た、高山頂二です。身長は2m10㎝、こ、こわくないよ?よろしくね』下手くそなつくり笑顔で頂二は言った。


残るは仁とあと1人か…




数10分後…




仁はイライラし始めていた。なぜなら最後にかっこよく決めたいと思っているのに全然自己紹介しようとしないからだ。

『おい、お前早く自己紹介しろよ!』


そう言って仁は相手の肩を殴った。


すると…


相手の首が床に転げ落ちた…

読んでいただきありがとうございました。

キャラクター一気に増えましたね。これからのみんなの活躍を期待しててください。

次回もお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ