担任
仁は名前を言うと小走りで学校の方へと向かった。
『待ってよ、一緒に行こうよ』頂二がそう言うと仁は振り返った。『お前は俺と身長10㎝以上あるんだ。つまり、俺はお前にいつでも支配されるリスクを背負ってる。それに、俺はお前みたいななよなよした人間が1番嫌いなんだ。わかったら追っかけて来るな』仁は小走りで学校へ向かった。頂二は追うのをやめ、学校へ向かった。
(入学式、新入生の皆さんは真っ直ぐ行った突き当たりの体育館へきてください)頂二が体育館へ入るとそこにはもう12人来ていた。どうやら頂二が最後らしい。黒スーツで背が160㎝くらいの女性が壇上に上がった。『みなさんお静かに』そう言うとさっき通学路ではしゃいで、仁を殴ってた奴らが言う。『うるせえよ、チビが指図すんな。』『そうだよ』『アァ興奮してキタァ』黒スーツの女性は冷徹な目で言う『お静かに…』頂二はこの女性はやばいと直感した。3人組は言うことを聞くわけなかった。『女ァ、今そこで全裸になれ』『いいっすねぇ』『アァ興奮してキタァ』そう言った瞬間、体育館の床は真っ赤に染まった…しかし、誰も叫ぶこともなくみんな冷静に先生の話を聞いているのであった。ただ1人を除いては…頂二だけは全身が震えていた…
女性は話を続ける『今の世界では高身長の人間が絶対的な権限を持っています。しかし、この学校ではそれも適用されますが、それより上の権限を持つ人がいます。それは私たち教師です。私があなたたちの担任になる東かえでです。よろしくお願いします』
読んでいただきありがとうございます。よければ書き方や表現のアドバイスをもらえるとありがたいです。