8話 新たな協力者
切りの良い所まで書いたら少し少なめになりました。
「それではマスターお願いします。」
エレナさんがそう言うとマルスはこれまでの事を話し始めた。
最初は疑心暗鬼と言う感じだったエレナさんだがバーガーが美味かった
とにこやかに話すマルスに苛立ちを見せ、その後の毛根復活劇の所で
かなり疑わしそうな雰囲気を出していたが何も言わず最後まで聞いたの
だった。
「これがここまでの詳しい説明だ、どうだいエレナ、納得出来ない
だろうがこの髪の毛とクッションが動かぬ証拠だ!」
「確かに納得出来かねる事柄が多々ありますね。ですがマスターの
髪の毛が復活しているのもまた事実。コトブキ様。」
「はい。俺に協力してくれると言うのであれば体験させてあげますよ?」
「!?体験とは具体的にどのような…?」
期待する目つきがセクシー過ぎてつらい。いや、つらたん。。
「肉体に関する事なら何でもどうぞ、正直エレナさんの様な綺麗な方は
凄く好みなので好感度の心配はいりませんよ?
生き死にのこと以外なら恥ずかしがらずに自分に正直になる事を
おすすめします。」
「!!…マスター、しばらく部屋から出ていてもらえますか?」
「え?いやここワシのへy「出ていてもらえますね?」あ、はい。」
マルスは渋々といった感じで部屋を出ていく。クッション抱えて。
おいそれは置いてけ!悲しそうな顔すんな!おっさんがそんな顔しても
かわいくないわ!
「それではコトブキ様。願いを。言わせていただきます。」
「はい、なんでもどうぞ。」
「それでは、わたくしの肌を…若かった…あの頃へ!」
「お安い御用です。」
俺はエレナさんの手を握り肌を若返らせていく。
触る必要?あるに決まってんだろ!肌触りを確認しながらやんなきゃ
ダメでしょうが!!!
まぁぶっちゃけ俺には最初からツルツルスベスベにしか感じられなかったが
そういう事もある。
「終わりましたよ?」
エレナさんが手の甲を凝視しながらプルプル震えてらっしゃる。。。
「あ・・・あ・・・ありがどうごじゃいまずぅぅ」
ふぁ!?がん泣き!?マルスのは気持ちわかったけどエレナさんは
正直意外だった。。
そんな風に思ってたらエレナさんが抱きしめてきた。
ちなみに現在俺は座っててエレナさんは立ってる。つまりどういう事
かと言うと。
そう。天国である。俺もうこのままおっぱいに挟まれて窒息死しても
良いや・・・・・・・・・・・・・ハッ!
なんとか窒息死する前に平静を取り戻したぜ…
「エレナさん。そんなに喜んでもらえるなんて、嬉しいです。」
「コトブキしゃま…わだじ、私、ずっと不安だったんでずぅ。
28にもなって恋人も居なくて仕事ばっかりで、出会いも無いし
年だけ取って行ってて…このまま一生寂しく過ごじて
いくんじゃないかって!年々老化してく手の甲を見ながら
震えてたんでず。でも、でもぉウワーン」
こんな美人にも美人なりの悩みがあるんだなぁ。きっと有能過ぎて
みんな引いちゃったパターンだろうなぁ…
なんかこうなると逆に冷静になってきたな、取りあえず慰めっか。
「よしよし、エレナさん、辛かったんですねぇ、よしよし。」
「ふぐぅ、ヒック、ヒックでもせっかく若くなっても結局出会いが
無いんじゃ同じこと・・・ふぁ・・・ウワァァァン」
ええぇ!?幼児退行してないかこれ?え~どうしよう…
どうしよう…あぁ~テンパってきたぁ~~ぬぁぁぁぁ~
「だ、大丈夫ですよエレナさん!万が一、万が一にも出会いが無くて
相手が見つからないなんて事になっても僕が立候補しますから!
ね?ね?僕なんか嫌かもしれませんけど、最後の保険に!」
するとエレナさんはピタッっと泣き止んで俺をじっと見ながら
「本当に?」
「もちろんですよ!まぁ今すぐどうこうって話じゃないかもしれませんが
俺は今のエレナさんも後のエレナさんも最高だと思います!」
「嬉しい。。。」
「さ、涙を拭いていつものエレナさんに戻りましょう?」
おもむろにハンカチを召喚してスッと差し出す。
決まった・・・決まりすぎた感もある。
だが俺はまだ結婚する気はないのでナァナァで何とかする予定だ!(屑感)
「コトブキ様、お見苦しい所をお見せして申し訳ありませんでした。」
「お、エレナさん復活ですね?でしたらエレナさんに一つだけお願い
したいことがあるのですが。」
「なんなりとお申し付けください。」
「マルスにはこれから陰に日向に俺の代わりに頑張ってもらう事に
なっています。エレナさんには今まで以上にマルスのサポートを
お願いしたいのです。その代わり、エレナさんの美しさは俺が
守りますから!」
「かしこまりました。エレナ=スタシア、全身全霊を持って業務に
あたらせていただきます。」(あなた様の為に…フフフ)
ん?最後がなんか聞こえなかったけどまぁ良いか。一件落着!
その後しばらくエレナさんがブツブツ言いながらフフフと笑っている
所を目撃されるがそれはまた別のお話し。(あなた様…あなた…フフフ)
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
今のところ出来ているのがここまでとなります。つづきは何かがビビッと来たら書きます。