15話 モフモフゲットだぜ!
昨日中に投稿する予定が・・・
やってまいりました絶海の孤島!
ここは周囲数百キロに渡って陸地が無く、周囲は海流が激しくぶつかり合い
大渦がいくつも出来ている上、強大な魔獣の住処にもなっているため
正に前人未到の地である。
更に言えば外周である50km程を断崖絶壁に囲まれているので
空でも飛ばなきゃ上陸出来ない。
まぁ空飛んできても魔獣に撃ち落されてお腹の中に突撃するだけだけどな。
で、なんで俺がそんな所に来たかと言いますと、ここにしか存在しない
モフモフを求めての事なのです!
周囲は地獄だが島の中は平和そのもの、正に楽園!
気候は穏やか大きな肉食獣も居ない、逆に言えばそんなとこでしか
生き残れなかったか弱い生き物、それが俺の求めるモフモフちゃんなのだ!
早速探してみましょうかね~っと…居た!300m程移動した所に
纏まっているな、ダッシュだZE!
到着したのは広い原っぱ、そこでは多くのモフモフちゃん達が
もしゃもしゃと草を食んでいた。
「お…おおおお…たまらん…」
つい声が漏れてしまった俺の方をモフモフ達がだれー?とかなにー?
みたいな不思議そうな顔をして見始めた。
「あーみんな初めましてー、俺はみんなと仲良くなりたくて来たんだー、
お近づきの印にニンジンでもいかが?」
そこで俺は前世で甘いと評判だったニンジンを大量に出して見せ、
近くに居た一匹の鼻先に一本持ってきてあげた。
フンフンフンフン・・・カリ・・・
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
ケプッ 「みゅ~♪」
あかん鼻血出る…あ、取りあえずこの子のステータスを見とこうかな
名前:なし:メス
種族:ラッキースターラビット
年齢:2
職業:-
LV:3
HP:80/80 MP:70/70
力:5
体力:8
敏捷:12
器用:3
魔力:7
運:777
スキル:ジャンプLv3 穴掘りLv3
称号:幸運の星
○ラッキースターラビット:20~30センチ程で体のどこかに
星マークがあるウサギ。まるっこい毛玉である。最高にラブリー。
配色は様々だが黄色の星模様は共通
絶海の孤島にしか居ない激レア種で称号に「幸運の星」を持っている。
性格は温厚で力も弱いが持ち前の運の良さでのほほんと
生きていて、まず見つけることは出来ない。
頭が良いので何となく意思の疎通は可能。
これがこの子のステータス、
見た目は完全に小さいウサギなんだけど、ピン!と伸びた耳の子も居るし、
この子なんかはたれ耳がキュート!嬉しい仕草なのかパタパタと揺らしてて
最高にラブリー!
この子達の存在を知った瞬間に俺の新しい家族はここに居る!
って決まっちゃたよね。
じゃあ後は好みの配色と性格の子を探しましょうね~♪
「おー良い食べっぷりだねぇ!美味しかったかい?」
「みゅみゅ~♪」パタパタ
「そうかそうか~、それじゃみんなを集めてくれないかな?
美味しいものはみんなで食べるともっと美味しくなるからね!」
「みゅ!」
そう返事をすると、その子は颯爽と仲間の所に走っていき何かを仲間に
伝えるとまた別の仲間の所へ、何かを伝えられた仲間の子も別の仲間の子
に・・・と、どんどん話(?)は広がっていき、30分もすれば目の前には
モフモフパラダイスが広がっていたのだった!
「やぁみんな!集まってくれてありがとう!俺はコトブキ!
今日はこの島に家族になってくれる子を探しにやって来たんだ!
でもいきなり家族になってって言っても変に思うよね?
だからお近づきの印に美味しいものを持って来たから是非食べてよ!」
「みゅ!みゅ!」「みゅみゅみゅ~♪」「みゅ~?」
「これはニンジンっていう野菜でね、とっても甘くて美味しいから
食べてみて!」
そう言ってまた近くにいる子の鼻先に一本持って行く。
そして始まるカリカリ音頭、それを見て他の子達もニンジンに殺到。
その結果がカリカリの大合唱である。
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
意外とうるさい。
その様子を座りながら、我が子を見つめる目で眺めていた俺の所に
最初の子がピョンピョンしながらやってきた。
「みゅ!」
「お、みんなに伝えてくれてありがとう。
君はもう食べなくても良いのかい?」
「みゅ~♪」
「そうかそうかお腹一杯なら何よりだよ、それで、みんなが食べ終わるまで
君をモフモフしたいんだけど良いかい?」
「みゅ?みゅん!」
そう言うとピョコンと俺の膝の上に乗っかって来た。
「おぉぉ~…ふかふかで、すべすべで、これは~…」
モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ
「みゅふ~」パタパタ
おおお!やめられない止まらない!しかも気持ちいいんだろう、
耳をパタパタさせながらどんどん伸びてってる!!
あ~もうこの子に決めちゃおうかなぁもぉ!
「ねぇ、良かったら俺の家族になってくれない?なってくれるなら
ニンジンを初めとした美味しい野菜食べ放題にしとくけど!」
「みゅい!?」
「あ、でもね、俺の家族になるって事はこの島から遠い所に引っ越すことに
なるんだ、当然危険も比べようも無い程多いよ?
もちろん全力で守るし、住む所も安全な所を作るけど。
それでも良いよって言ってくれるなら、受け入れてくれると嬉しいな。
{テイム}」
俺がそう言うと光る魔方陣がうさ子(仮名)の周りに現れた。
「みゅ?!みゅみゅ~……みゅ!!」
するとうさ子(仮名)の周りの魔方陣が収縮し俺の体に入って来た。
お?おお?なんかうさ子(仮名)とどっかでつながった感じが!
俺は急いでステータスを確認する。
名前:コトブキ コウノ :男性
種族:人族
年齢:18
職業:テイマー兼商人?
LV:68
HP:3850/3850 MP38499990/38500000
力:385
体力:385
敏捷:385
器用:385
魔力:3850000
運:777
スキル:多機能ボックス 知識の泉 魔力の泉 物質召喚
肉体操作 並列思考 生活魔法 魔法
異世界言語理解 テイム 魔力操作 隠密
称号:異世界転生者 幸運の星 健康第一 転生神の加護 タマりんの加護
英俊豪傑 大魔導士 暗殺者 殲滅者 ドラゴンキラー
テイム:ラッキースターラビット(-)
「キターーー!うれしぃぃぃぃぃ!ありがとう!ありがとう…!(もふもふ)
早速お前の名前を決めないとな!(もふもふ)」
「みゅい~♪」パタパタ
「そうだなぁ、ラッキースターラビットだからー、よつば!どうかな?」
「みゅみゅう♪」
「そうかそうか!気に行ってくれたか!なら今からお前はよつばだ!
改めて、コトブキ、コトブキ=コウノだ!よろしくなよつば!」
「みゅみゅ!」
そうして俺は新たな家族を手に入れたのだった!!
その後他の子達に事の流れを説明し、何匹か寂しそうにしてるのを見て、
近いうちに絶対また来るから!と誓ったのだったが。。
その子らにもっかいニンジン上げたら満足そうにどっか行った。
え?そういう事?!
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