13話 その時、コトブキに稲妻走るその2
本日二話目です!前の話をまだお読みで無い方は
先にそちらをお読みください(*- -)(*_ _)ペコリ
「さて!それじゃお手元のカードに注目!!他じゃ手に入らない様な
貴重な品の数々、つかみとれぇ!!」
『うおぉぉぉぉ!』『お菓子!化粧品!』『またみんなで冒険するぞ!』
「ゴールドスライムボディをあのクッションに合わせれば…勝てる!」
「でもあんな高価なもの貰っていいのか!?」「はぁ…問題ありません。」
「何故レシピがないんだぁorz しかし土竜の肉も中々…」etc
冒険者達とはさっきすこし話したんだが、やはり片腕無くなったまま
冒険者続けるのは厳しかったらしく、引退するか他の役割を模索するかで
だいぶ悩んでいたらしい。
そんな状況なのに俺に報酬の全額なんて渡しちゃうなんて、
お人よしも良いとこだろ。
そんな事されると俺もついつい出すつもりなかったエクスポーションなんて
出しちゃったじゃないのさ!え?じゃあなんで前もってエクスポーション
見といたんだ?だとぉ?
元からこういう大盤振る舞いが大好きなんだよ!
「それでは最初のナンバーは~!3!次は~・・・」
と言う感じで最初はどんどん引いてった、そして迎える事9回目
「次のナンバーは・・・12!!」
「ビンゴです!」
最初のビンゴ成立はエレナだった。
「おめでとうございまーす!それでは商品を選んでください!」
「悩みますねぇ(しかしいくら何でもエクスポーションは回収しておいた
方が良いのでは…)ブツブツ」
あかん、俺のナイスサプライズが…なんとかせな
「エレナ、色々考えたんだけどエレナへの日頃のお礼は太らない体質…
というのでどうだろう?」ボソッ
「お菓子の詰め合わせでお願いします!!!」
「はいよろこんでー!」
あ~エレナが体型を気にしてお菓子とか我慢してる系女子で良かった…
なんとか窮地を乗り切ったぜぇ…そしてビンゴは続く
「ビンゴじゃ~!ゴールドスライムボディはもらったぁ!」
「はいマルスおめでとうございまーす!」
「あらあらビンゴよ~、そうね~、コトブキ君のくれたシャンプーと
トリートメントがすご~く良かったから、化粧品セットに
しようかしら~」ニコニコ
「はいマリーさん(マルスの奥さん)おめでとうございまーす!」
「うふふ、ビンゴよぉ!良質の筋肉には良質のお肉が必須!!
お肉をもらうわぁ♪
これを餌に部隊のカワイイ子をつ・ま・m「はいグレースおめでとう
ございまーす!」・い♪」
「きた!ビンゴ!!やった!やったぞ!これでみんなでまた冒険できる!」
次にビンゴが成立したのが片腕の獣人さん、いや~残ってて良かったね!
「それでは商品を選んでください!」
「エクスポーション!エクスポーションをお願いします!!」
「はいおめでとうございま~す!」
その声と共に冒険者達が一斉にワッっと沸いた
「良かった!本当に良かった!」「これでまだまだ一緒っす!」
「ふん…まぁめでたいのは否定しないな。」
順にリーダーの兄ちゃん、獣人の若者、エルフのツンデレだ。
男のツンデレでもエルフはやはり美しい外見をしているからか中々…ハッ
いかんいかん、その扉は墓まで封印したままにしておこうねぇ。
そして手に入れたエクスポーションを片腕の冒険者が一気にあおる。
すると体がわずかに発光し、失われていた腕や古傷までもが綺麗に
回復した。
「コトブキさん、ありがとう!本当にありがとうございました!
この御恩は一生忘れません、俺に出来る事があればなんだってします!
俺の力が必要になったらいつでも言ってください!」
「バカヤロー!お前だけに任せとけるか!コトブキさん俺たち[強襲の鷹]
はいつかあなたの役に立ってみせますよ!!」
「そうっすそうっす!自分一人の問題だと考えるなんて裏切りっすよ!」
「ふん、お前はバカなんだから少しは周りに頼る事も覚えろ。」
「お前ら…くそぉ泣かせるんじゃねぇよ…!」
うむうむ、仲良き事は美しきかな。
彼らにはいつか何かあったら何か頼むかもしれん可能性が無きにしもあらず
にこやかな笑顔と共にビンゴは続く・・・
一通り商品の受け渡しが済み、みんなニコニコでまた酒を煽り始めている
俺もその輪に交じりワイワイやっていると尿意を催したのでトイレに行く
事にしたんだが、なんかマルスも付いてきた。連れション文化はどこにでも
あるんだね。
「あ~今日は美味い酒、美味い飯、ゴールドスライムボディと良い事
ばかりで楽しいなぁ!ありがとうよ心の友よ!」ヒック
「楽しんでもらえたなら何よりだよ、マルスやエレナにはこれからも
お世話になるんだし、他のみんなとも仲良くなりたかったからね、
こんなもんで良ければまた開催させてもらうよ!
まぁ、商品は違ってくるだろうけど!」
「あんな商品がポンポン出てきてたまるかい!
…ってコトブキなら出来るのか。。。改めて規格外だなお前は。。。」
「フフフ…内緒だぜ?」ドヤァ
「そういやコトブキよぉ、お主何でも出せるなら魔道具とか出せんのか?
出せるならどっかに勝手に家建てて転移魔方陣でも置いて、通信用の
魔道具取り付けて結界の魔道具でも置けば
王都に居るのと変わらんのになぁ!ガハハハハ」ヒック
その時、コトブキに稲妻走る…!!!
「それだぁぁぁぁ!!!」
「うわびっくりした!」
「マルスゥありがとう!ありがとう!その案頂き!!」
「う、うむそうか、役に立てたのなら何よりだ。」
なんで気が付かなかったんだ!最初はどうも心のどこかに出せるのは前世に
あった物みたいな固定観念があったが、実際はそうじゃない。
知識の泉を介した記憶だけじゃダメみたいだが一回でも実物を見たら
ちゃんと召喚出来るんだ!
まぁそれが分かったのはエクスポーション見ようと思う少し前に
屋台で買った串焼きが偉く美味くてもう一本欲しいなぁ…と試してみたのが
きっかけなんだが…きっかけなんてそんなもんで良いんです!
大事なのはそれをどう使うか!そうでしょう奥さん!
と言う事でこれからの俺の目標は必要な魔道具をこの目で見る!
そしてどっか良い場所探して家を建てる!!
そしてそしてペットを飼う!!!
あ~希望で明日がまぶしいぜ・・・
なお、近い将来土竜素材を使った武器防具を携え精力的に活動する
一流冒険者が現れるのだがそれは別のお話し。
あと、料理長にレシピを寄越せと付きまとわれる事になるのも別のお話。
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結局冒険者たちの名前が出ませんでしたねw
でもこれはコトブキが冒険者として活動する気が無いと言う事で今後ほぼほぼ絡みが無いのでは?
との考えのもと出しませんでした。
決してあまり名持のキャラを出すと管理できなくなりそうだしなぁ~なんて考えたわけでは
ありません!
え?息子二人?それはまぁ…必要になったら。。。ね?




