11話 経過報告と報酬受け取り
今回初仕事を書くと言ったな?すまんありゃ嘘だ。
報酬受け取りをすっかり忘れてました。
マルスの家に泊まるようになって二週間(この世界も週七日だって)、
なんだかんだ満喫しています。どうも僕です。
最初は一日泊まって宿でも取ろうかと思ってたんだけど、最初の日に
出したシャンプーとトリートメントを使った奥さんにいたく感激され、
ハンドクリームをあげたメイドさんにえらく感謝され、
バーガー食わせた料理長に血走った眼でレシピを教えてくれと懇願され、
泊めてくれてありがとう!良かったら良い宿屋教えて!って言ったら、
ここがあるじゃない!!!って全員から言われたからお言葉に甘える
事にした。
マルスの髪の事に関しては、大筋は伏せてまぁ生えたって事で納得して
深くは聞かないでくれって事をマルスが言ったら、
流石商人の妻って事なのかにこやかに笑みを浮かべて俺に対して
ありがとうございました。って言ってくれた。
当然ながらスキルは内緒なので俺が何かしたんだろうって位にしか
思ってないとは思うが、みんな優しいし何かあれば出来る事は
してあげたいと思う位には仲良くなれたと思う。
だからマルスにこっそり異世界転生ものの定番、オセロ渡しといた!
売っちゃえ売っちゃえ!!
あ、ついでに肉体年齢少し若返らせとくね!
不在だけど修行中の息子さんが二人居るんだろ?
妹作っちゃえYO!!って言って、
外見を45歳位に、内臓系統を30歳位に、
マルスのマルスさんを25歳位にしといた。
内臓若返らせると寿命も延びちゃうんだけど…内緒にしとこうね!
ちなみにマルスの奥さんは12歳も年下らしい…見た目的には20代後半の
パツキン美人だったよ。これが、格差社会か!
「ワシ、本気でギルドマスター辞めてコトブキと商会開こうかな…」
とか言ってたけど、めんどくさい事全部引き受けてくれるなら良いよ?
って言ったら
「なんかそっちの方が忙しくなりそう…あぁでも忘れかけていた
商人としての衝動が沸々と…」
とかブツブツ言ってた。ちなみにマルスが辞めて俺と商会作ったら
多分エレナも付いてくると思うんだよねぇ、商人ギルド潰れない?大丈夫?
何はともあれ暇な時間は王都の探索(主に屋台の食べ歩き)や
欲しいモフモフやプヨプヨの情報調べたり(知識の泉先生が一瞬で
やってくれました)、レベルを上げに各地を飛び回ったり、
娼館を探そうとするたびにエレナにばったり出くわしたり(本人は偶然だと
証言しており詳細は不明)、グレースに軽いボディータッチをされても
微笑みを返したりしてましたとさ。
まぁ楽しんでましたよ?
ちなみにレベル上げは暇つぶしとか手加減の練習とかって意味合いが
強いんだけど。。結果どうなったかと言うと。
名前:コトブキ コウノ :男性
種族:人族
年齢:18
職業:商人?
LV:68(↑27)
HP:3850/3850 MP38500000/38500000
力:385
体力:385
敏捷:385
器用:385
魔力:3850000
運:777
スキル:多機能ボックス 知識の泉 魔力の泉 物質召喚
肉体操作 並列思考 生活魔法 魔法(new)
異世界言語理解 テイム 魔力操作 隠密
称号:異世界転生者 幸運の星 健康第一 転生神の加護 タマりんの加護
英俊豪傑 大魔導士(new) 暗殺者(new) 殲滅者(new)
ドラゴンキラー(new)
って感じになりました。
魔法は何魔法やねーん!と言う突っ込みが聞こえてきそうだが、
試しに全属性の魔法を覚えたらなんか纏まった。
◎魔法:あらゆる魔法が使える。
だけ。わかりやすいね!正直生活魔法で十分だったから有難味は少ない。
続いて称号だけど、
◎大魔導士:魔導の深淵を垣間見たもの。
魔法威力向上特大、あらゆる消費MP減少特大。
有り難いっちゃ有り難い?物質召喚が更に使い放題と思えば…アリだな!
暗殺者は転移でモンスターの後ろに飛んでウォーターレーザーで
後頭部をズキューンしてたら付いた、内容と言えば
◎暗殺者:相手に見られる事無く命を奪うもの。
不意打ち時クリティカル確立上昇・中、ダメージ1,2倍。
これはなかなかヤバいよね、転移で死角に飛んで攻撃したら常に不意打ち
だもの…
殲滅者は森の奥深くで集まってたゴブリンキング以下3000体位の
ゴブリンをサクッと消毒したら着いた称号で、
◎殲滅者:一人で多数を殲滅したもの。多人数を相手にする時
ステータス1,2倍
ドラゴンキラーは読んで字のごとく土竜ってのが悪さしてたので
後ろに回り込んで全開エアブレードで首をチョンパしたら貰えた。
◎ドラゴンキラー:ドラゴンを討伐せし者。
ドラゴンに対しダメージ1,2倍
ドラゴンには竜と龍が居るみたいで、今回は竜の方。
気になったので龍の方倒すとどうなるか調べたらダメージが1,5倍の
上位称号がもらえる模様。
でも龍の方は温厚で人間より遥かに知力が高いみたいで対話も可能らしく、
敵対する気が起きなかったので触れないでいた。
と言っても龍ともなると強すぎて相手に敵対する意思が無くても
威圧されちゃうらしいから、
もっと強くなって威圧に耐えられるようになったら会いに行こう。
~~~~~
「お、コトブキここに居たか。」
「ん?どったのマルス?」
「屯所から連絡があってな、賞金の額が決定したから取りに来てほしい
そうだ。」
「お~やっとかぁ、グレースのとこで良いんだよね?」
「うむ、そう言うと思って支払いはいつもの屯所でと言ってある。」
「流石有能なギルドマスターは違いますなぁ!」
「フフフ、そうだろうそうだろう。」
そうと決まればドヤ顔してるマルスはほっといて
早速受け取りにいきますか!
「すみませ~ん、コウノですけどグレースいますか?」
「あ、コウノさんお疲れ様です!今呼んできますんで個室の方に
どうぞ!」
「ありがとうございます!」
エレナのお蔭かグレースのお蔭か、ここの衛兵さん達は結構好意的に
接してくれている。
ちょくちょく行われているグレースからの軽いボディータッチに
微笑みを返している所を、恐ろしいものを見ているような…
しかし尊敬しているような何とも言えない目で見られている事があるが
きっと関係ないはず。
「あらぁ~コトブキちゃん待ってたわぁ~!いらっしゃ~い♪」
「あ、グレース待たせてごめんね!受け取りに来たよ~!」
「あらん良いのよぉ、待つことを苦にしない。良い女の条件よ!」
「なら良かった、それで?いくらになったの?」
「うふふ、それがねぇ、あいつら意外と溜め込んでたのと、一緒に助けた
冒険者のパーティー覚えてる?あの子達が自分達の取り分を是非渡して
欲しいって言ったみたいでね、合計3800万zよぉ~!」
「まじか!そりゃまたえらく増えたな…いや有り難いんだけども。」
「向こうにあった武器やら魔道具やらお酒やらと交換も出来るけど
どうする?その場合は通常価格での取引になるわぁ。
とは言っても魔道具位しか大したものは無かったみたいだけど。」
「う~ん魔道具はちょっと興味あるけど、なんか臭そうだからいいや。
このままお金もらって宴会でも開くことにするよ。
また連絡するからグレースもおいでよ。」
「あらん嬉しいこと言ってくれちゃってぇ!惚れるわよ?」ギラリ
「すんませんそれは勘弁してください。」orz
「うぅん…いけずぅ…まぁエレナに悪いしね、折角の友情を壊すのも
どうかと思うし、諦めるわぁ。」
「そうしてください。あ、お金だけど、細かくしてもらえたり出来る?」
「もちろん出来るわよぉ、金貨で支払っても良いけど使いどころが
難しいでしょうしね、半分を10万z札でもう半分を5万z札と1万z札
を半々でどうかしら?」
「お、それいいね!それでお願いします!」
「はい了~解!それじゃ用意するから少し待っててねん♪」
そう言うとグレースは部屋をいそいそと後にした。
その後アタッシュケース的な物に入った札束を確認し
家を買う頭金位にはなるかな?とウキウキで帰ったのだった。
「さ~て宴会どうすっかな~♪」
次は宴会か初仕事か…下りてきたものを書こうそうしよう(白目)




