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最初の歩み

 「なっちゃーん!」

 一時間目終了後、私はなっちゃんに昨日の出来事の報告をした。

 「え?マジで恋したの?」

 なぜか顔が引きつってるなっちゃん。自分の言ったことが本当にあたったからかな?

 「で、誰に恋したの?」

 「えっと、健真君」

 「ほぅ、悪くないじゃない」

 「そうでしょ」

 「そうね」

 「・・・・・で?」

 「は?」

 「え?それだけ?何か助言はないんですかー」

 「わわ、別に莉奈が恋するだけで私は関係ないでしょ」

 「そんなこといわないでぇー」

 恋ってこの先どうすればいいのー

 「どうしたの莉奈ちゃん?」

 「あ、紅葉ちゃん」

 紹介しよう!この子は富浦紅葉ちゃん。可愛くて優しい子、そしてお兄さんがイケメン!これ重要!

 「なんか恋をしたみたいだけどどうすればいいのかわからないんだってさ」

 「な、なっちゃん!そんななりふり構わずいって、はしたないよ!」

 「いや、はしたないってねぇ、あんた・・・」

 「へぇ、それならまず積極的に話しかけたらいいんじゃないかな?」

 積極的に話しかける?なるほど!

 「そうだね、ちょっと行ってくる!」

 「え、大丈夫なの!?・・・もう」

 よーし、話しかけるぞー・・・・って何を話したらいいんだ?

 今日はいい天気ですねー?それとも、昨日のテレビみたー?

 だ、だめだー!あかん、そら、あかん

 ど、どうしよう・・・・・・

 そうだ、なっちゃんに助けてもらおう!こうやって目配せすれば・・・・・って無視された!

 そうこうしてるうちに健真君の席の目の前に来てしまった・・・・

 「どうしたの?葉山さん」

 「え!?あ、えっと・・・昨日はどうもありがとう」

 「ああ、大したことじゃないよ」

 「今度何かお礼するね」

 「え、そんな、いいよべつに」

 「いえ、絶対お礼します!それじゃ」

 が、頑張ったぞー私。

 早くなっちゃんたちのとこへ戻ろう。

 「ど、どうだった!?」

 「まぁ、莉奈なりには頑張ったんじゃない?」

 「でしょでしょ」

 さ、お礼のために今日はクッキー焼くぞ!




 翌日


 「健真君!クッキー焼いたから、どうぞ」

 きゃー、いっちゃった!

 「ありがとう、葉山さん」

 「よかったら、今度感想聞かせてね」

 よーし、なっちゃんに報告だー!

 



 「私最近すごく頑張ってるよ」

 「そうだね、莉奈とは思えないわ」

 「莉奈ちゃんは恋愛になると積極的なのね」

 いや~、それほどでも

 「ねぇ、そういえばなっちゃんたちは恋しないの?」

 「え?・・・わ、私は別に今はいいかな~」

 「私も特に今は」

 「え~、でも恋は突然やってくるからね!」

 「はいはい」

 「なっちゃん、さっきから受け流しすぎー」

 さぁ、私の恋はどこまで続くのかな

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