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空、僕

作者: 栗屋凜

もう少しで 届きそうだ


いつも カッコ悪くて

ごめんね


こんな時こそ

君に手を差し伸べてあげたいのに

こんな時ばかり

君との距離を気にしてしまう






憧れていたヒーローは

ブラウン管の中


実在しない正義に気付いた時

僕はもう

大人になりかけていた


そんなことも知らないまま

大きくなれたら

きっと今の100倍

幸せだったんじゃないかなぁ



勇気と愛だけが友達とか

それはそれで良いんじゃないか

勇気があれば

誰とだって繋がりあえるし

愛があれば

世界中の人と家族になれる



なんて “夢話”

いつもそれは 

“理想”と

=で結ばれている







きっと僕に足りないのは

選べといわれて

切り捨てられる心


だけど僕は

僕も君も大切だから

どっちかの為だけに

泣く事なんて

到底出来ないんだ



君の中には

何があるだろう

君との距離は

けして測れるものじゃない



自分は自分のままでいたい

どうしたら等身大で

包んであげられるかな





そんな風に悩んだけど

たった一回


抱きしめるだけで


伝わるんだと知った



きっと僕にも

大きくて深い心があって

優しさなんてものも

混じっている



肌と肌が触れ合えば

そんな心も伝わるんだと




抱きしめあって

感じる

こんな暖かさがあるのなら



君を愛し続ける意味は

まさしくそこにあるんだ








大きくて果てしない空は

こんなにも単純で複雑だ



まるで僕らを


映し出しているみたいだった






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