表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/31

#08 幸せなひととき

布団で寝ている「ジジジジジジ」とアラームが鳴る。大学に行かなくては。晴哉と同じバイクの水色で出発する。隣の部屋では大和がいびきを立てて寝ているので起こす。「やーまーと!!しーごーとー!!」俺は大和と2人でキッチンに立つ。


「え?薬物中毒と同棲?やめて?」「裏も表もいい子だから」母と父がいう。「何かあっても助けてもらわない前提だから」「薬物中毒って言っても今も何も摂取してないけどな」「今は摂取してなくてもーー」偏見に紛れた回答を飛ばし、独り家を出た。


神殿駅北口。「お待たせー」大和と合流する。「俺の布団敷いてくれた?」まー買いに行こ?「おっしゃ、大和のおごりな」「やだ」


大和とキッチンに立ち、卵焼きを作り、2人で食べる。テレビではまた会員制クラブなどのアングラ界隈の話がやってる。「もしもだけど、また会員制クラブに戻るなら何したい?」「昔の俺がいたら断薬しろってずーっというかもしれない」俺はコップにコーヒーを注ぎ朝のティータイムを2人で過ごす。はー、どこからか、ため息が流れる。「じゃあ俺仕事行ってくるから」大和行ってらっしゃい。玄関まで行き、手を振る。入れ替わりにバイクが止まる。「おはよーハルト」「いつも通り学校まで、明日は俺がいく」「元成は元気?」「ふぇ?、ああ、元成は多分元気。俺、夏休みしか会いに行ってないけどな」


俺はガッコーに向かい、講義を受ける。大和にお弁当持ってくるように言ったが、きっと仕事頑張ってると思う。ポケットにしまおうとしたら、電話がかかってきた「ハルト!俺スリップしそうになった!ヘルプ!」「抗不安薬飲んで」わかた!ってきな会話になって、5限目に出る気力を失った。「じゃ俺帰るから」と晴哉に言って帰る。シャトルバスで山田川駅に出る。そのあとは快速に乗って神殿駅まであともう少し。


何があったの?と、包帯が赤く変色している大和に事情を聞いた。「えーっとね」職場で上からガラス降ってきて、俺の腕を切って、そのまま血が垂れて、痛み止めとして薬渡されたんだけど、昔の見た目そっくりなクスリ渡されて怖くなってその仕事辞めた!と事情を言った。「まあ、他言無用だけど、信頼できるハルトに言うね。」


「大丈夫?」血がポタポタ垂れる。「俺の血舐めたら野生の感じ復活するんじゃ無い?」そんなの感染症になるよ。「じゃーお昼ご飯作るね」と大和がキッチンに行った。「何する気?」あー傷を焼こうかと、「やめなさい。」お昼ご飯を2人分作り、テーブルに乗せた。って言うかおかずだけ作って、その下にクッキーを置くみたいな。確かビッツって名前だったかなぁ。


玄関をノックされる「インターフォンじゃなくて?」「おい大和受け取ってくれないと俺ケーサツに捕まっちゃう!」すかさず俺は大和のことを守るために警察に通報した。少しすると「裏切り者!」と言った声が外から聞こえた。これでいいんだ、これで。大和が「今のー40番かなぁ」え?大和の知り合い?「俺の最後の同室な人」


大和とタバコを吸う。健康改正法とか出るのはまだ先。俺らは外でタバコを吸う。「すぅー」おい!大和!俺は大和のすぅーを止めた。「幸せありがと」お、おう。タバコを吸ってのんびりする。気がついたら10mgのタバコを吸っている俺、こんなにストレスあったっけ?って思うほどなかった。


バイクが止まる。「やっほー」晴哉が来た。「朝まで酒パしよー」大和はノンアルコール。俺らはウォッカだったりテキーラショットだったり、俺らにとって気持ちいい時間が過ぎる。


誰が先に風呂入るか揉めている最中。じゃあ俺入ると言って喧嘩を止めた。次大和ね、最後に晴哉ね 晴哉、抜け毛は洗濯機の横のゴミ入れに捨ててね。じゃーいってきまー「ちょっと待った、なぜつるつるな俺がみんなの抜け毛処理しないといけないんだ、と言われたので、先はいってこいと晴哉に言った。


夜遅く。晴哉に俺の部屋を貸し、大和と一緒に寝る。「大和の匂いがする。「ケミカルくせ」「しょーがないじゃん、お薬飲んでんだし」俺らは笑って眠りについた。


朝、晴哉が部屋に入ってきたので目を覚ます。「えー大和ですが、鼻を押さえると起きるのは前から変わってなく、起こします」定番の寝起きだけど「もーゆすってくれれば起きるんだけどー」と大和は嘘をつく「なあ、お前の嘘バレてんだぞ、いい加減寝起きに嘘つくのやめよう」


今日は晴哉が朝食を作ってくれるみたいなので2人で尻尾振って楽しみにします。「たけーたたけーたこめたけーた」は?朝食、米と味噌汁。卵焼きは?「え、これしかレパートリーない。と晴哉は言う。


酒が抜け切ってないので、って言うか今日は2人揃って休講日なのでゴロゴロする。「抜け毛溜まってんぞー」と晴哉がモップをかける。「あ、大和。それなんつークスリ?」「あ、メチルフェニデート。」2人はこっちを見る。「いやだってADHDの治療薬だし」「なーんだ、余計な心配した」俺らは笑って時間が早く過ぎていく。「今日はどっかいく?」じゃあ着替えてくるねと2人は部屋に戻った。「え、会員制?」いやだって、前の家から来てきた服ってこれしかないしと大和が反論する。「お、その服懐かしいね。」と俺がいう。笑いながら川越駅の釣り堀に行く。


山田川駅から橋本駅間が停電の為、いろんな電車が遅れている。「次の電車はー快速の元口行きですー途中行き先変更があるかもしれません」とりあえずみんなは海佐中央方面に行きたい人が、それぞれ乗車した。


快速というなの各駅停車にランクダウン。元口駅で人は次の電車を待つために大勢の人が居る。それぞれ駅のホームに人がずっしり立っている。俺らは駅でまち、海佐中央方面からきた元口行きの客を相互交換し、海佐中央行きに行き先変更し、乗車する。川越駅で下車し、釣り堀に歩いていく。今週末で釣り堀の営業は終了、飲食物の取り扱いはそれ以降閉鎖未定のようだ。残っている鮎をつる。「あ、金魚」2人は大和を見る。「いやいやだって温泉行った時の金魚ってこの鮎くらいあったし」と大和が、晴哉が周りを見渡す。どしたん?「いやーいつもここ来ると必ず同じ人いたんだけどねえー」野外にある鮎焼きを体験できるコーナーで、鮎に岩塩を振って焼く。大和が手を止めた。「ダメだ、変なこと考えちゃ」ただの塩だよ、何かと勘違いしたの?「だってこれ」俺が目の前で舐めて、安心させる。「ほら、大丈夫じゃん」大和が塩を振る。「よくできました」俺は晴哉と一緒に鮎にかぶりつく。大和は向かい斜め前。「おいし?」うんおいし。


俺らはお腹が空いたので養殖サーモンを食べにいく。またわさびてんこ盛りだよ。俺らは丁寧に取って食べる。「いやーここ来たの4年ぶりじゃね?」なんでだろう?晴哉と俺は大和の顔を見る「俺がけーむしょ行ってたからか!」それぞれ思いのまま、食べていく。「懐かしい味」誰かが言う。大和が幸せそうに食べる。永遠に続くだろう幸せを獲得すべく、ちょっとは思考を中断。「そろそろ帰ろっか」川越駅で解散しそれぞれ帰路に付いた。


大和は就活、俺は休講。一満な大和が仕事見つかるといいね。庭の芝刈りのバイトとか。俺はバイクで大学に行く「だれ?、あ、クソホモな光輝?お久しぶり」「お幸せに」は?


俺は布団に戻って、じぶんなぐさめを決行した。「ふーやっぱり俺ってアセクシャルよりーー」同棲してる大和をネタに漕ぐとはいい趣味してると、自分に言い聞かせた。これじゃあ光輝になんて言えばいいかわかんない。「ま、なんとかなるっしょ」


ハローワークから大和が帰ってきた。「おかえり」ただいま。部屋の中の側に自転車を停める。「俺、風呂入るね」れされさが風呂。シャッターチャンスだ!(新しいおかずの為に)「ねーなんでカメラなんて向けてんの?「あ、俺らの生活の記録とね」俺はカメラをしまい、一緒に風呂に入る。「ちんちんおっきー」大和のちんちんは俺を鳴かせるほどの代物だ。俺のはきっとフツー「いや、ハルトも大概のサイズだよ」俺らは笑いながら風呂に浸かった。


「ふー立てねー」初めて大和が俺を抱擁する。俺らは部屋にそれぞれ入り、眠りに付いた。


夢の中。電気がピカピカなる部屋でぐるぐるになった大和が俺のところおんなを卒業させる回だ。今なら言える、ありがとう幸せだよ。俺の中で果てる大和。あの時は大和が覚醒剤所持使用で3年も牢屋に入るなんて思ってなかった。晴哉がしきりに辞めようねと言っていた。


大和。同棲している相手がクソホモでごめんな。あ、謝るならもう家から居ないか。


お風呂で果てるのを第三者目線で見る。今日も幸せありがとう。


「うー」鼻が呼吸しづらい。目を開けると大和が俺の鼻を摘んでいた。「やめんか!」だっていっつも摘まれてばっかじゃ俺、嫌。たまには自力で起きれるんだから!「じゃあ今何時か行ってみろ」えー7時じゃなかったっけ。「おいこら土曜日の10時だぞ!」俺が声をあら上げた。


ご飯はすでに炊けてるようだ。買い置きの食べ物をちゃちゃと作って大和に渡して机の上に置いてもらう。


尻尾を可愛く振るな。こちとらクソホモだぞ、欲情してしまうだろ。


晴哉は土曜日は学校だ。「はるとー」後ろから抱かれた。「俺、ハルト大好き」「ちょ、意味わかってるのか?」「うん、恋人として」「気軽に言うんじゃない、俺がたとえクソホモだとしてもーーー」フサフサな大和の口が当たる。数秒時計が止まったように感じる。舌から唾液が糸を引いて離れていく。もう一度くっつける。


「あーー!野菜炒めこげた!、お前のせいだ」


恋愛宣言し、ついに2人だけの時間が始まった。「晴哉も光輝とくっついちゃえばいいんだよ。」前なんて俺らアセクシャルだったのに、認識改めたらお前に恋心湧いてるし、なんなんだよ俺って。


デートがてら、温泉に行く。「着替え持ったか?くつしたとパンツは?」「ハルトってばー」神殿5丁目循環で行く。ちょうどいい時間に餅鍋号がやってきたが、季節外れの満席だ。確か海佐中央で有名芸能人のライブだったっけ。「俺が席押さえるの遅れただけだって。」後続の接続する各駅停車を乗って橋元口行きだ。途中川口、元口、川越、海佐中央でそれぞれ後続の列車に追い抜かれるようで、各駅停車は空いている。


「そう言えば大和、背中の⭐︎マークは?」あるよだって。可愛いことしてるじゃん。2時間くらい各駅停車に座りっぱなしで、懐かしい海佐中央のパルスで飲み物を買って、特急券を押さえた。


大和が酒飲めなくなったのを知っているので、タバコが吸える席を押さえた。「む、タバコくせ」「そう言うハルトもくさいよ」は?俺の服を嗅ごうとしたが、部屋自体臭いので気が付かなかった。餅鍋温泉まで一直線。


特急を降り、餅鍋口駅まで移動し、公共浴場に行こうかと思ったが背中の⭐︎を見たのを運の尽き。足湯に行く。山田川鉄道は海佐鉄道だった頃に終着地が餅鍋口駅だったのが、山田川鉄道になって、餅鍋温泉駅が開業し、そこの周りが今の餅鍋温泉として流行っている。


「なんでお前ら幸せそうな顔して足湯入ってんだよ」晴哉が現れた。「晴哉どうして餅鍋温泉に?」「そろそろ光輝とくっついちゃえばいいんだよ」うん光輝と一緒に来たらしい。「おーい晴哉!」


晴哉がいなくなり、俺らはモモをむにむにし合い、幸せになる。「やべ、勃k」でかいウィンナーでも晒すつもりか、俺は今は出すなと、声かけする。だって土曜日だし。「さー帰ろっか」近くの食べ物屋に寄り「なんだこれ、海野菜と山魚」大和が尻尾を振った。「幸せだなー」どした、ハルト。熱中症か?と心配されたが、行こ行こって。俺らはラーメンとチャーハンをオーダーし、食べ尽くして帰る。


「特急、神殿までバツ印だけど」あーライブ帰りかよ。「それもある。1030系デビューもある」「なんだっけそれ。」えーっと1030系は1080系の床下機器を再流用し、キハ150系のエンジンを投入したキメラ電車。と駅のポスターに貼ってあった。1000系は純正な非電化対応な特急車として設計され、100系の車内設備を流用したのが1080系、キハ150系は余った車内設備を流用、もうウィキペディアに載っていることを看板に書くなや、俺でも頭痛いわ。


「とりあえずハルトが読んでいる間に、餅鍋号出発しちゃったけど」じゃあとりあえず乗って帰ろう。「(構内放送)この快速はー餅鍋温泉を出ますと、餅鍋口、西口、橋元口、橋元口駅にて、海佐中央方面の快速に接続しています。俺らはキハ150系に乗り、手を繋いだ。温泉客くらしいか乗らないので2人で手を繋いでても大丈夫。キハ150系の床下がごぉーって言う。橋元口にて2両だった快速が6両の夕刊ラッシュ対策の3ドアに化けた。2000系のようだ。始発駅なので気軽に座れる。椅子で隣り合わせで座る。「家に着いたらタバコ吸おうね」と大和が言う。「じゃあ餅鍋号?」「さっき乗り遅れたじゃん」海佐中央駅車庫からホームライナーの送り込み回送の1000系がぞろぞろ出てくる。営業列車はしばらく止まる。最後に出てきた1000系がドアを開けている。乗り込む。「ハルト、特急券は?」車両設備の切符券売機で購入。ホームライナー72号山田川行き。座席に腰掛け、2人は眠りに付いた。列車案内が流れ、川口駅通過したようだ。「ふご」「毎回言うじゃん、やめてって」起きない大和が悪い。神殿駅に到着し、歩いて帰る。


借家の玄関を開けると、夕食の調理向かう。「だれのせいで温泉入れないんだ?」とテキトーに言う。「ごめんって」俺は悪気はない。みっちり。「こら、大和」尻尾を揉み揉みされる。「ご飯作ったら自由にしていいから」「言ったな!」ご飯を食べて、お風呂に入る。「ふーっ」ガラッ。え?大和待って、


だれだよ勝手に果てるの、俺は好きだが。今日は大和の部屋で寝る。「ケミカルとタバコ臭い」「お前もな」大和が俺の部屋から枕を取ってきた。「まいまくらー」


朝、目が覚める。大和ってやっぱり寝相悪いな。何が大の字寝だよ。俺起きれねーじゃん。「よいしょ」思いのまま、ベットから突き落とす。「ふご、あれ俺床で寝てた?」「うん」本当は俺が突き落としたことは内緒に、しよう。


朝食を作り、2人はそれぞれ、求職と学校に行く。バイクのエンジンを掛け、学校へ飛ばす。


「おはやう」晴哉と光輝が居る。「そう言えば大和とハルトって付き合ってん?」どうだかなぁー。



仕事見つかったよー、と大和が言う。どこだろ、麻薬中毒が?「山田川駅の餅鍋号出発ラウンジ!」明日から行ってくる!とウキウキだ。2人でのんびりテレビを見る。


俺は神殿駅まで大和を送り、俺はガッコーに行った。まず毎回聞かれるのが、「まずお前ら付き合ってんか?」から始まる。そう言う光輝と晴哉くっついてるの?


ガッコーのサークルとか参加するよりジャンキーな大和の世話のほうは楽しい。メールが鳴った。海佐中央付近で自動車と電車がぶつかったから、仕事が途中で時間未定の休憩が入った。と大和が言っている。山田川鉄道のRSSを購読しているので、列車運休情報が入っていた。


ガッコーのスクールバスが列車事故のため学校で時間合わせ休憩をしている。俺はバイクだからかんけーない。


列車が運転を再開し、大和から特急の運行再開とのメッセージが来て、家に帰った。家族から連絡入る、「ハルト、たまには家に帰ってこい。みんな待ってるぞ」だって。大和はいとこに会いに行くんだったな。


18時頃家の鍵が開く。「ただいまー」大和おかえりー。夕食食べよー!「わかった」大和が愕然している。「え、冷やし中華?」なんでそんなに驚いてるんだ、ただの冷やし中華だぞ。「やったー!!」尻尾をレッサーパンダがブンブンしている。「そう言えば大和、いとこに会いに行くんだってね?」そだよーともごもごしている。俺は家族に会いに行くかな。「そう言えば、餅鍋温泉で会ったあの人達は?」あんなの家族じゃないと言った。水曜と木曜が休みな大和。「たまには職場に恋フラしてみよーかな」


俺は風呂に入る、ウィンナーを元気にした大和が入ってくる。またかよ。


水曜日の休講な時に家族に会いに行く。大和もいとこに会いに行くって言ってたな。呼び鈴を鳴らす。「おれー!」玄関が開く。実家のような安心感(?) 今だにインターフォンやパソコンの回線が引かれてない実家。携帯電話で、大和の写真を見せる。「女の子?可愛いじゃん」え?「この子男」前言ってた薬物依存症か?と親父が言う。そうだけど、と言う。俺は腕を見られる。「よかった。ハルトがクスリやってなくて」やったことはあるんだけど、と口にはしなかった。この子断薬に3年掛かったんだぜ?尻尾も可愛いし、「ちょっと、ハルトってゲイ?」え?なんで?と家族に言う「いや、友達ならポンポンその子の好きなこと言わないだろうし」ごもっともです。


「終わったー?」とメッセージが入り、家に帰る「また困ったら来るんだぞ」と言われた。大和にこれから帰ると言った。


「ふご」ソファーで大和がだらしなく寝ている。「起きろ、朝起きれないぞ」眼福です。今日はハルトの部屋。寝ぼけているのでキスして起こす。「ふー」鼻息がお互いきっとうるさい。起きたか?大和。「もうバッチリ」ベランダにタバコを2人で吸いに行く。「もしお互い彼女や病気になって、こんな幸せな日常が消えるとなると、」どした大和、真剣で、泣いて?おいおい、気に病むことはないだろう。タバコを片付けて2人はベッドに入る。「大事なハルト」「いつでも大事だと思ってるよ」


大和があんなこと言うから寂しい夢見ちゃうよ!目を覚ましたら俺も、大和も涙が出てた。いつも通り鼻つまんで起こす。「もーハルト、酸欠で死んじゃうよ」


「そう言えば俺と付きっきりなんだけどメチルフェニデート飲んでる?」ああ、飲んでると空き容器を見せる。まだ眠れない?「いや、最近は眠剤飲まなくても、日中抗不安薬を飲まなくても、大丈夫。」気遣ってくれてありがとうと言われた。2人はご飯作る前に水を飲み、タバコを吸った。日が登り始めた。「大和の国、日出る」え?なんだって?と言われた。大和が仕事に遅刻しないよう、始発時間寄り前に起きて、朝食を食べる。大和は昔っから飲んでたメチルフェニデート徐放錠を口に放り込んだ。テレビをつけたら、会員制クラブの話が上がった。クスリはどこから来るのかみんなで討論している。「あ、」と大和が口にする。「ヤーさんが会員制クラブに取引してるの知ってる」え?って顔をする。「いや、一時期ヤーさんから薬を会員制クラブに渡して、その後ごろごろしていいバイトやってた」


朝番の人が引き継ぐ少し前に朝の快速に乗りこむむため、大和が出発した。手を振って送る。俺はガッコーだな。今日は、



ただいまー。部屋でテレビを見込んでいると、目をフサフサなもので覆い被された。「大和やめぃ」俺は夕食を作りに移動する。「もふもふ」お腹をもふもふされる。カレーを煮込む。レトルトじゃないよ。


今日はトイレに篭って大和が風呂に入るまで待つ作戦。「出たかな?」あ、まじかよ。「ハルト、お腹痛いの?」俺はー言い訳できねー。俺は正直に言う「大和がお風呂入ってるのを待ってようかなーって思って」俺は腕を掴まれ風呂に入った。意外とお腹がでてない。可愛いな「なあ、今日もやろー」俺は嫌ではないのではいよーって返事した。お尻を綺麗に掃除し、大和のウィンナーを待つ。


「ハルト、今度はウィンナーが果てちゃったね」笑顔で言うな。「俺は好きだからいいんだけど」2人は大和の部屋に入った。


フサフサの毛、大事な体を蝕む物。大事な命を犠牲にしてもまで、そんなに薬を飲んで、今度から俺が、大事にしてやるよ。


布団に入ったまま朝を迎えた。大和は相変わらず大の字で寝ている。「俺は、大事にしてやるよ」


、、、「起きないんだな」


、、、「起きろよ」


、、、「キスしてやる」


大和に向き合ってキスをする。「朝の幸せなひと時」


「んぅ」オレンジ色の瞳が目を覚ます。無意識に手は大和のウィンナーをモゾモゾしている。んぅ「やべーでちゃった」なんかごめん。俺の手についた白いものをペロペロ舐める大和。起きたから、朝食食べようね。ご飯と味噌汁と簡単漬物を出す。「味染みてない」とかレッサーパンダが口にするので「尻尾漬けようか?」とか言っちゃう。


空がオレンジ色だ。隣の瞳もオレンジ色だ。俺はどちらかと言うと青かな。「隣の青い瞳を太陽がオレンジ色に染めていくんだなぁ」同じこと考えてやんの。タバコを吸い終わり、それぞれ仕事や学校に出発する


「あ、行ってきますのキス忘れた。」


何もないといいんだけど。寝相が悪いレッサーパンダと付き合ってしばらくがし、気分的の高揚がずっと続く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ