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#02 狼とドラゴン その2

晴哉は学校に行く 駅でダチにあたる光輝と合流し送迎バスを待った まあトカゲズの一員だけどね 「お、来た来た」送迎バスが駅についてぞろぞろ入っていく 背中をぼりぼりする 光輝と一緒に座る 机を出してお茶を飲む 夏休みが終わり学校が始まった 教室に着くと空席がちらほら 先生が点呼を取る 欠席が5人と先生が言う 


授業が始まり夏休みの宿題をそれぞれ提出する まあなんか知らないけど頭に一切入らない たまに呼ばれる どういう意味かは分からないが答える 出席番号は12番 クラスは15人だ


お昼時間 ダチと集まって弁当を食べる「なんで晴哉の飯はいつも肉が入っているの?」と聞かれてもわからなかった 「晴哉はいつもよくわからないって言ってるよね」まあよくわからないから 同じ中学からのメンツだ あいつはお前と一緒の部活に入りたいとか言って茶道部に入った「そういえばもふもふは?」 あの子なら小学校に行ったよ


部活に到着 電話が鳴った「どうしたのお義母さん」「元成が熱を出したから学校に向かってくれない?」お義母さん仕事だからと言って切られた 部長に弟カクカクシカジカと伝えて「晴哉帰っちゃうの?」もふもふが熱出したらしいと伝え帰る


「晴哉です」と事務室に行って保健室があるところを案内してもらった ベッドでぐったりしている「元成大丈夫か」意識はまどろんで返事になってないようだ QQ車を手配してもらう 手をもふもふの額に乗せる とても暑くて 保健室の人に何でここまでなるまで放置したんですか?問い詰めた 唯一の弟がこんな目にあってじっとしてられるか!元成の時間割を見る 体育が原因だ QQ車が車で熱中症の処置をお願いしていく「おい返事だけでもいいから 俺の手握って!」ぴゆーと吐いた 横にさせる QQ車が到着しベッドからキャスターに移動させる そのまま病院に連れていく 


病院についてもろもろ検査し病室に移された しばらく眠っていた「兄ちゃん ここどこ」はっと起きる やっと目を覚まし涙を流して大丈夫 俺がついてるから 「お義母さん 息子の緊急事態にどうしたの」お義母さんは仕事がなかなか終わらなくてと言った はぁっ 「お義母さん コンビニで夕食買ってくるから 元成何が食べたい?」元成は飲み物が欲しいと言った 点滴だけじゃあお腹すいちゃうって言った 俺は元成見てるから 「しばらくおうちで遊ぼうね」と言って学校に電話をする 1週間の面倒を見る休みをもらった 元成と一緒にYoutubeを見る 512Fのラストランのライブを見た「沿線にこんなに人いたんだ」山田川海岸電鉄や海佐市営地下鉄とかから各地のオタクが集まるんだねと言った 二人は寝ながら話をした「お兄ちゃんお薬持ってきた?」あーコンサータね ママに聞いてみるよ 「二人とも夕食買ってきた」お義母さんがコーラとOS1を買ってきた 俺は元成を見るからと言ってお義母さんは家に帰った 机の上には5000円札が置いてある お薬を持ってないのでお薬手帳が置いてある 主治医に渡した 「えーコンサータですか、、、わかりました」


療養入院として3日は病室に居て帰宅許可が出るまで一緒に過ごした 何も言わずに元成の手を握る「死なないで」二人は病院の最寄駅の海佐市北口から地下鉄に乗って海佐中央駅まで130円 「わぁ グリーンラインの03系だ」暑い下界からクーラーの効いた車内に入る 海佐市中央公民館行きだ 俺は汗臭い制服とバッグを持ち元成を担いで乗り換えする「お兄ちゃん汗臭い」うるさいな「おろしちゃうぞ」わわやめてと言ってる もふもふの体温と熱射のどっちを取るか悩みどころだ 海佐中央に到着し家まで歩いていく お兄ちゃん冷えピタむずむずすると言ったが「外すのは家に帰ってからにしろと言った」おうちに帰って元成を背中から降ろして俺は風呂に入る 石鹸を泡立ててうろこぶらしに着ける ゴシゴシ お風呂から着替えて出るとそのまま部屋で寝ころんだ まあ物置部屋


「さて兄ちゃん学校行ってくるからゆっくり休んでるんだぞ」といいもふもふを置いて出発した お兄さんおはようと 家の影に居た光輝が出てくる 「なんで俺んちしってんの」え、中学の時遊びに行ったことまで忘れてる?とか言っている 学校行きの送迎バスに乗っていく 学校に着いたらクラスメイトがおかえりーという 学校の最寄は海佐西駅だが全種別止まる海佐中央駅に学校の送迎が来る 授業を聞き流し弟のことを思う 飯の時間だ いつも通り光輝が飯だぞと言った これもいつも通りだ 光輝の話を適当に聞いて流す 706Fの最終運転のことを思っている―――おい 飯こぼしてんぞ 俺はティッシュでつまんで捨てた とりあえず部活に出る気はないので海佐西駅まで歩いて家に帰る 「ただいまー元成ー」リビングの方で返事が聞こえた 「ちょうどいいところにお兄ちゃん 706fの引退が決まったらしいよ あと1081fの引退も決まったよ」新型電車がこうなるとテレビでやっている しめは「だれでもみんなにやさしく 山田川鉄道」とした 録画した?「ああ」 もう一回見る 新型電車の増備と終日6両編成と山線の完全電化だ


次の日海山パス1050円で706fを追いかけるために電車を乗った 「お兄ちゃんスマホ貸して」渡すと運用情報を調べている 706の4両編成はこの後来る快速の橋元口行きだ 電車に乗車し編成内を二人で歩こうとしたが各地からくる鉄オタのせいで身動きができない お兄ちゃん1081編成調べてと言った さっき開いてる運用情報サイトから見た 「1080系は1000系80番台だよ」と元成は言う わからないので聞き流した 「えーっと橋元口で接続するのか?」乗換案内のページを開いて検索する どうやらそうみたいだ 「お兄ちゃんつくよ」スマホ操作は難しいな 二人は乗換え1081fに乗車し餅鍋温泉に到着した 直角座席から脱出して駅の足湯でゆっくりする こんな時のためにタオルを持ってきた 「お兄ちゃん折り返し電車に乗るよ」二人は橋元口行きに乗車し1081編成に乗った 単線区間で特急餅鍋号の退避をする 各駅でいろんな電車と退避をする 「ふあぁ」元成なんて寝ちゃった しばらくして橋元口に到着する「元成ついたぞ」橋元口駅で接続の各駅停車海佐中央行きに乗り換えし 2000系で最新の列車に乗り冷房を浴びる もふもふなんて外の景色をずっと見てる 「おいもふもふ のりかえすんぞ」「おにちゃんぼくもふもふじゃないよ」おっと口が滑った 二人は乗換をし神殿行きに乗車した


「あー帰るから夜ごはん待って」二人は次の川口駅で下車し折り返しの区間快速橋元口行きに乗車し元成が時刻を調べる 「お兄ちゃん ママに6時40分頃帰るよと伝えた 手をつないで帰路に就く 楽しかったね 二人は家まで歩いていく ご飯を食べて今日とった写真を現像する 元成が部屋に持っていく 俺の自撮りは部屋に貼っておく


そしていくつか日が過ぎ 元成は直射日光に耐えゆる体を作り 俺はのんきに高校生活を堪能する 「中間前期テストです テスト範囲を確認してください 時間割は以下の通りです」後ろの黒板に書かれている 俺は授業を聞いていない付けが回ってきた お鉢だな とりあえず書いてあるノートを確認しておく


前期テストが終わりテスト休暇だ トカゲズは光輝の家に集まり お酒をがぶがぶ飲み家で騒いだ お前飲めよとか 俺もう飲めないとか「あ、俺門限だから帰るね」といい逃げて帰る 玄関を開けると酒くせえなとお義父さんが言う あの子の息子だからこんなに飲めるんだろうけどと言った 「あの子って?」何でもないと返された 多分実の両親だ 俺はご飯を食べ部屋に戻る 夏が終わり涼しい秋季節がやってきた 


「お兄ちゃん ラストラン見に行こ?」海佐駅中央車庫に入る最終列車を見るため門限が過ぎた8時ころ入場券を買い駅のホームで待つ 1と2番線にはもうオタクでいっぱいだだったから俺らは3番線から見る 餅鍋温泉行の特急と接続の快速と普通電車を見送ってみんな一斉にカメラを向ける「ありがとー!」と大勢が惜別する「黙ってくれればいいんだけど」と撮り終わった元成が言う「じゃあ兄ちゃん帰ろうか」バイクをニケツするバイクで2分 おうちについてもふもふからメットを回収する 俺もメットを外して部屋に戻り風呂に入る お兄ちゃん一緒に入っていい?と突然ドアが開く シモをいじいじしてたので先にお風呂に漬かってなという しまいなおして体をごしごしする


「はぁ」リビングルームでテレビを見る 明日の天気予報だ 明日は1日雨だ 冷蔵庫にある明日の朝の唐揚げをつまんで食べる お義父さんの言ったことは――― ガチャガチャ「お兄ちゃん 動画ディスクに焼いたよ」昨日のラストランがテレビで話題になっている 「あの白いしっぽお兄ちゃん?」よくよく見るとその前のちっちゃい子で俺らだとわかった 録画をしていたということを忘れて録画撮った?と聞いた お義父さんとお義母さんを呼び動画を見た「すごいじゃんお前ら全国ニュースだよ」そして列車が入線して大勢がありがと―と言う 特番で運転開始から運転終了までスライドながら見ている これで60年間続いた100系は全車引退だ


夜のお薬を元成が飲む こんなにちっちゃいのに俺より頑張ってるじゃん 俺は部屋に戻りノンアルコールビールを飲む そして寝る


そして朝のテレビを見る 朝食の唐揚げが俺の分が1個足りない「晴哉昨日の夜食っただろ」バレてた 学校に元成と一緒に歩いていく 海佐中央駅でバスを待つ 俺はー「おはよ」光輝 が 現れた▽ ▽たたかう にげる まほう 「RPGじゃないんだから」とりあえずバスに乗り光輝と一緒に座る こうちゃん今日の化学実験だってね 「おまえ牛乳パック持ってきたの?」ああもちろん 


冬がやってきた 中間後期試験だ テストの範囲が大きい 俺はノートを見て再学習 ここってこうなればこうなるんだね


帰りの送迎バスで海佐中央駅に到着し あとから小学生の送迎バスが到着する 寒くて大変 11月初旬だ もふもふを待ってぼーっとする 「お兄ちゃん」じゃあ帰ろうか 二人はとぼとぼ家に向かう 「つぎはサークルK前」架空鉄道を持ってたのすっかり忘れてたな 丹波海佐 森宮の順に停車していく 帰宅 誰もいない 俺は物置部屋に戻り眠りにつく


6時ころに両親が帰ってくる 元成がパソコンを使っている 「兄ちゃん 山田川鉄道の客車の臨時列車が運転するよ」どれどれ DE1型で客車を挟んで4両編成で運転するみたいだ 両親が切符を押さえる ちょうどいい席が空いていた 出費を抑えるため 乗車していいのは海佐中央から神殿までの区間だ 俺たちは切符が取れたので1か月後が楽しみだ 俺たちは両親の作ってみた食べ物を食べる「晴哉しっかり食え?」俺16歳時点で180cmあるんだけど「おにいちゃん」なんだい元成「なんでお兄ちゃんそんなにでかいの」わかりません 元成が純粋な疑問を投げかけてくれる 俺が幻獣なのをわかっているのか?


「おはよう」光輝おはよ「お兄ちゃんその人だれ?」高校の友達だよと伝えた 俺たちは3人で駅まで歩く「お兄ちゃん学校行ってくるね」元成が学校へ出発した「もふもふかわいいな」俺は朝渡された輸入物のジュースを開封する 買い食いがばれてお財布のお金が減らされた代わりにジュースをもらっている 電車勢を乗せて発車した 俺たちは1C1D席を抑えている 4列シートの外車だ 二人でわいわい騒ぎながら学校に到着 


「今日こそ部活に出ろよな」尻尾をいじられる 男子校なのに茶道部が存在している 3年の先輩にどやされながら部室に向かう 茶筅でお茶をたてながらなつめからお茶をさらにもらう 入れすぎたな お茶を飲みながらスマヒョをぽちぽち 顧問が何か話している 3年の先輩たちが正しいお茶碗の起き方とかどうのこうのやっている 俺も同じ部活に入りたいわとか言ってた光輝はちょこんと畳に腰掛けスマヒョをぽちぽちしている 俺はもふもふが学校から帰ってくる時間なので海佐西駅まで歩いて海佐中央行きの1080系に乗った 


ちっちゃいリュックを背負ってスクールバスから降りてくる元成 「お兄ちゃん」もふもふを直射日光から日傘を渡しておく はいよ 大丈夫そうだけどこれ飲んでおいて「お兄ちゃん OS1おいしい!」元成の額に手を当てて とても暑い 背負って信号無視して轢かれずに家に帰った 扉をバァンとあけ 元成の子供部屋に入って服を脱がせる「お兄ちゃん」真っ裸にし保冷剤を当てて両親に家電をかける「元成熱中症!」と録音メッセージを残しておいた 俺ができることは終わったのでエアコンを冷たいと思うほどガンガンにかけた うとうとしてくる 頭をポンポン叩かれてる感じがする 目を開けると「お兄ちゃん」保冷剤が温まって交換をしてほしいとのこと 元成の耳が動く「ママとパパが帰ってくる」二人の足音が聞こえ元成の部屋に入った 元成をQQ車に乗せ 俺がまあそばによってあげて 病院に向かった ぴーぽー しばらくは入院ですねと言われた お義母さんに着替えを持ってきてもらい 光輝にはしばらく休むから俺の分もノートをよろしくとメッセージを飛ばした


「冷たいよ お兄ちゃん」夜中冷えピタと保冷剤の冷たさで目が覚める元成 そして俺も起こされる 当直の看護師に事情を伝えたら冷たいものと交換されてうなってる「ぐるる」ちっちゃいからすぐに体が冷えるちょっとお兄ちゃんはコンビニ行ってくるね「お兄ちゃん行かないで」元成が泣いている「すぐ戻るから」「行かないで」今にも泣きそうな元成 俺は夜ご飯を我慢して眠りにつく 朝4時 元成の点滴の替える目安のブザーで目が覚めた ナースステーションにぱっつぱつの学生服で行ったらどちら様?と言われた 俺元成の兄ぞと言って点滴を持ってきてもらった「コンビニやってます?」まだやってないとのこと 至福の着替えがあったのを思い出してシャワールームに持ってって着替える 2日ぶりのお風呂だ


お風呂に入って眠りにつく ほかほか 「兄ちゃん大好き スピー」どんな夢見てるのかな? サブベットに潜り朝まで眠り通した 診察開始のチャイムで目が覚める 「お兄ちゃん」元成おはよう 朝食を元成が食べる「お兄ちゃん 調味料ちょうだい だって」食べないなら俺がもらうぞ 「じゃあ寝てるんだよ」うんとうなづいて寝直す元成 「5分で戻ってこよう」スマホニュースを見ながらエレベーターは下る 急いで売店に駆け込む 俺の朝食と元成のおやつのポテトチップスを買ったらお小遣いがなくなりそう 戻ったら元成がスース―寝てた ポテチを机の上に置いて飯をかじる 両親の飯が食いたい


「今日から点滴なしで栄養を取ってみましょう」主治医とやらがしゃべっている 元成のちっちゃい腕がちょこっと青くなっている「痛いよ」看護師が問診しに来た 「おはようございます」元成のコンサータをおいてちょっとだけの問診があった コンサータを元成が天然水で飲む 俺はこんなにちっちゃいのに俺より頑張ってる元成頑張れと言った スマフョを見ると今日は土曜日 両親がやってきた「もっちゃんよかった!」もっちゃんって「パパママ退院したい」「わかった 退院しよう」


強引退院をして往診に変えた「元成君大丈夫?」クラスメイトがこぞって家に来る 後ろに光輝が立っている 子供たちは気付いてるのかな 「おうおう晴哉学校こいや 部長怒ってんぞ」その一言で子供たちが逃げていく「俺なんかした?」お前デカいし子供にとっては恐怖ものだよな「お兄ちゃんこの人だれ?」俺のダチだよ 「明日から学校行くから」「元成は家でゴロゴロしててな」


ぱっつぱつの学生服に着替えて玄関を開けると光輝がいた「おはよう」「俺五限まで出るから」「そろそろ単位やばいよ」これでも全教科B判定だしとりあえず学校に行く「おはよう晴哉」休んでたぶんの課題が渡される やばいな


文化祭の準備だ 明日は和服を着て参加だ 俺和服もってないんだけど「ねえ 和服持ってなかったら何着ればいい?」と部長に聞いてみた そしたら学生服でもいいけどと言われた 棗から茶策ちゃしゃくで抹茶を掬い取り茶筅でバシャバシャかき混ぜる あれ?茶道部に俺よりでかい人いないな そういえば


「やっぱりお茶はおいしい」顧問が一向に来る気配がない スマヒョをぽちぽちする #きょうのお茶 とモフッターにアップする 光輝はライトと言う名前で俺は太陽の絵文字だ ヒョロワーには太陽君と呼ばれている 少しすると顧問が現れた「あ 晴哉君 弟くんは調子どう?」「ああもふもふは大丈夫だよ」茶道部が順調に進んでいく


「俺 晴哉が好きみたい」え?


「おい晴哉!駅着いたぞ!」光輝がゆする 黄色いトカゲに起こされる「あれ?」おはよう 光輝なんか言わなかった?「え、俺何も言ってないんだけど」まあいいや 男から恋されるって不思議な感じだな まあ光輝にとっては俺が幼馴染だし まあずっと秘めてた感情だったのかも 俺がいいよって言っても相手からなんていわれるかが怖いし まあいいや スマヒョで光輝をカフェに誘う 海佐中央駅から一緒に地下鉄に乗って海佐中央北口駅で降り 緑と言う名前のカフェに着いた 「いやぁ」取り合えず注文して席に着く 俺はあの時聞いた言葉が脳裏から離れない「そういえば俺になんか言うことある?」いやなんでカフェに誘ったんだよくらいしか聞けなかった 光輝は俺の事好きなの?と聞いてみた「あ バレてた?」ずっと一緒にいるしなんか変だなと思って「マジで?」「晴哉ホモホビアだったり?」「そういうもんじゃないけど長年一緒の奴が好意を抱いたとかありがたい」


「じゃあ俺文化祭だから 元成おとなしくしてろ」そういえばDE1型の運転明日だった! まあいっか 光輝がいない?どしてだ とりあえず駅にいく 後ろから尻尾がちょんちょんされる「お兄ちゃん学校だって言ったでしょ」何も返事がない 振り返ると顔を真っ赤にした光輝が立って尻尾を掴んでいる「おいおいやめろって」好きな人でも嫌なことは嫌だからと言った「晴ちゃん」普通に呼んでヨ「ごめん」「とりあえずバスに乗ろう光輝」


文化祭いき臨時バスが海佐西駅から発車する 各駅停車しか止まらないのに臨時バスが出るのはなんかおかしい 教室で点呼を撮り 光輝と教室に行く「おーさぼりが来た」そんなこと言わないでよ 二年の先輩が俺を廊下に引っ張り出す 先輩は背が小さいので俺に壁ドンはできないようだ「例のものだせ」バックから例のものを出す 取引成立だ 報酬は○○だ「晴哉ー着替えたよ」勝手に片思いされてる人の和服姿は何とも言えない か、かわいいね「とりあえず」俺らは裏方の作業だ つるつるは和菓子を開封する「何お前らできてんの?」先輩が冗談交じりで言ってきた まあいいや


晴哉 家族が来たよ 「お兄ちゃん」あれが家族?的な目でみんなが見ている 「おお晴哉」お茶飲んでゆっくりしてってよ 「あ 光輝君大きくなったね」「ママ―このお茶苦い!」元成が騒いでる「お兄ちゃんが立てたお茶だから飲みなさい」嫌なら俺がもらうよ


「ほら一年生の君たち 文化祭満喫してこい」俺は満喫すべくお財布が空なの忘れて危うく注文しかけた あ、お義母さんだ 「晴哉 茶道部どうしたの」いや 午前の部が終わったから っていうかお昼台ちょうだい 「500円ね」えぇ 綿あめ代で消えちゃう まあいいや綿あめでもた食べに行くか 「わたあめたーべよ」また尻尾を誰かに握られる やっぱり光輝かな 「お兄ちゃん」ああ元成か「俺と一緒に綿あめ食べよ?」 俺の後ろにさらに大きな影がいることに気づく「あ 光輝お兄ちゃん」光輝もお兄ちゃんかよ 「お兄ちゃん ぼくも綿あめ食べたい」出店録から綿あめを売ってる店を探した 


綿あめを三人で食べる 「元成の綿あめ一番でかくない?」俺が一番ちっちゃいんだけど「晴哉学年一の超身長だよね」一年の中では一番でかいのかも 俺はちっちゃい綿あめにかぶりつく「あーん」「お兄ちゃん ちょっとあげる」ちょっともらって自慢の口でかぶりつて口の周りをべとべとにする「元成 午後の部が始まるからまたね」「いくぞ光輝」


文化祭が終わり学校の送迎バスが海佐中央駅に到着し一路帰宅へ まあご存じ光輝が後ろを歩いてます 「おにーちゃん」「その呼び方やめろ わっ尻尾触んな!」月曜日は文化祭の片づけで火曜日は振替休日だ 「明日は晴哉予定は?」もふもふと遠出と言った 家に帰ると光輝は家に向かっていった 「お兄ちゃんおかえり 明日の準備をしよ?」


朝 「おい 部屋の上でジャンプするのやめんか!」元成が楽しみな日は大体部屋の上でジャンプをし俺に起床を促す ついでにドアノブをガチャガチャする「もとなり!!!」「きゃー」どすどすとリビングルームに歩いていく たてがみをブラシで整え鏡を見る 「元成いい加減部屋の上でジャンプするのやめような」お義父さんとお義母さんが朝食とお弁当を作っている


「お兄ちゃんいこ?」自慢の中型バイクに元成を乗せメットをかぶり駅まで1kをすっ飛ばす 駅にあるバイク専用の駐輪場に止め しっかり3重ロックをする「早くしないと電車きちゃう」「慌てなくても1時間あるし」海山パスで駅に入場する もう撮り鉄がスタンバイしている 一緒に撮り鉄の仲間入りしたいが 指定席の場所に行き列車を待つ「電車に近づくと楽しみな特別列車が運休してしまいます お下がりください」三脚や脚立を立てみんなそれぞれのカメラを抱えている 元成は「カメラちっちゃいね」「パパがこれを買ってくれたから お兄ちゃん知ってるでしょ」ああ確かあれは 45億年前いや3年前


「お兄ちゃん何ぼーっとしてるの 列車来たよ」指定席に座ると前後に席が対面してて目の前には鉄オタが座った 二人で何やら話している 俺たちは日中走らないホームライナーのダイヤで一路山田川駅に向かう

元成が目を離したすきに居なくなった まあ戻ってくるだろう でも探してみる 「お話し中ごめんなさい ちっちゃい狼どっち行きました?」狐の二人は後ろの号車と言った まあすぐに見つかってよかった 「おい元成 どっか行くと心配になるだろ」「お兄ちゃん怖いよ」まあ脅しが効いたようで おとなしく座っている


「お兄ちゃん 後続の特急で山田川駅にいそご?」途中で二人は弁当を食べる とりあえずご飯だ 突然前の二人が話しかけてくる「君たち兄弟なの?トカゲと狼が?」「まあそんな感じ」と目の前に座ってた狐が言う まあそんな感じ「トカゲって何?」神殿駅に列車は入線する 俺らは電車から降り二人で駅の散歩だ 撮り鉄がうじゃうじゃいる 「カメラに映らないようにしなきゃ」3番4番ホームにあるカフェに入り 列車を見る 海山パスで特急の自由席に乗りとりあえず 車内販売を食べる 海佐中央駅に到着「じゃあ帰ろうか」「うん」 しっかりつかまってろ!


おうちに到着 部屋に戻りメットとぶつかってもいい装具を外し 元成の分も引き出しにしまう とりあえずお風呂に入る「お兄ちゃん一緒に入ろ?」やだ えーっていう元成を横目にお風呂に急ぐ ちんちんを出し シャワーでスリットを洗う 雑菌が繁殖するから毎日のメンテナンスが必要だ 俺?ドラゴンよ とりあえずお風呂にカギをして好きな画像を見て果てる きっとびゅるって擬音が出たのは正しい 排水溝が詰まる前に洗っておく 鬣がうろこブラシに引っかかってちょっと痛い


そろ寝 うとうと


「晴哉 お前の事が好きだ この感情を受け取ってくれ」嫌だ「恋とかよくわからない」もういや こんな夢覚めてほしい 夢? ――時刻は4時だ ちょっとバイクに乗りに行こう 部屋の前にちょっと散歩してくると置手紙をして出発した バイクを玄関前から出してとりあえずあてもなく走らせる 朝日が昇ってきた ふとアイツの顔が脳裏を過ぎる バイクを自宅方面に走らせて とりあえず家に着いた 玄関前でコンビニで買ったジュースを飲み 空き缶をゴミ箱にシュートさせる 部屋に戻り 置手紙を回収する 再び眠りにつく――


とんとん「学校行く時間だよ」お義父さんが起こしてくれた たまにはバイクで学校行こう 装具を付けてドラゴンとトカゲ兼用のメットを被る「ガソリン代ください」5000円が渡された ドアフォンから外を見て出発する メッセージが鳴った「バス停で待ってる」 途中で秘密裏にタバコを購入しコンビニ前で一本吸って学校に行く ちなみにたばこはメビウス10mgです とりあえず学校に到着 バイク置き場に止めて学校の中に入る 2重ロックをし教室に入る 送迎バスはまだ来てないようだ 


机に着き リュックから教科書を取り出し昼寝につく ツンツンほっぺを突かれる 眠りから覚め 目の前がオレンジ色だ 一日寝てしまったと錯覚し起きた「晴哉どこにいたの」えーチャリ通「なーんだ 帰り一緒に歩こう?」やだ 


授業が終わり茶道部に出るまえにコッソリ帰る 装具を(ry そのままギアを漕いで帰る 光輝からメッセージが連打される 「ねえ晴哉 部長怒ってるよ」部長に電話する「もふもふが帰ってくるので先に帰ります」「ああもふもふか じゃあ俺が怒ることもないな」 光輝がバイク置き場に現れる「あれ?晴哉って?」何かしゃべろうとしてたがエンジンをふかしてさえぎる そのまま出発する 先に家着いて元成のメットを用意し元成を迎えに行く あと10分 バス停で元成を待つ「お兄ちゃん ねむい」元成とニケツし帰る


!!「やかましい!!」お兄ちゃん温泉行くよ 始発の餅鍋温泉の区間快速(海佐中央駅から乗ると各駅停車)に乗って餅鍋温泉まで向かう キハ150系の長距離運用だ まあ上田駅から車両交換があるから実質1080系と150系の両運用なんだけどね キハ150系4両編成+1080系2両編成(橋元口で切り離し)の列車の空いている山側一号車に座ろう 元成が運転台付近でうろうろしている「お兄ちゃん背負って」椅子に座りなさい「わかった」パルスで朝食を買い 列車は餅鍋温泉まで向かう ここでアクシデント! 切り離しができないとの放送が流れた この電車をそのまま運休にするという放送だ 俺らは橋元口でいったん下車し 気動車の150系の編成が来るまで待機だ 機関区から150系がホームに入線 列車は駅の2番線に到着し客扱いを開始


餅鍋口駅に到着 公共銭湯はここの駅近くが便利だ 歩いて40度程度の温泉に入る 山の中腹はやっぱり涼しい おふろーと言いながら体も洗わずドボンと元成が入る なんとおうちでお風呂を入ってきたのが功を奏しお風呂で毛が浮かなかった 俺も体を流し入る


3件風呂を周り パスタやがある場所まで歩く 夏のボーナスが出たから好きな料理選べ~と両親が言う「じゃあ大盛カルボナーラだな」もぐもぐ 元成は俺の真似して小盛のカルボナーラを食べている ご飯を食べて きゅうりをもらって餅鍋口駅から餅鍋温泉駅まで片道切符を買い 餅鍋温泉から特急餅鍋号に乗って帰る 1000系の運用だ


「じゃあ寝よう」 ふわっふわの被毛を感じながら眠りについた お義父さんが海佐中央についたと言っている列車から降り家族で歩いて帰った そのまま物置部屋に戻って昼寝をする


秋休み1日目 やっとまともに家で過ごせる休みだけど 暇だから光輝を海佐中央北口のカフェに誘う「前にも来たよね」俺がおごるから500円までならいいよ税込みで「俺はー」カウンター席について二人で話す もふもふの事や 俺らの翼後天的手術とか「おれは翼が欲しい」でも翼なんてあったらリュック背負えなくなるし「帰りの電車代は俺が払う」いや俺はバイクで来たし 空容器を捨てて帰路につこう 


「ふぁあ」また冬がやってきた でも俺は年中半袖だ おれは基礎体温が高いせいであんまり寒く感じない 大体37,6度 小学校の時プールを入る授業が毎日体温が高すぎて見学ばっかりさせられて嫌だった 病院に行くたびに解熱剤を処方してもらったが 副作用のほうが多くて35まで落ちて何回か病院に行った 解熱剤にはいい思いがない 風邪をひく体温と健康体温が近すぎて ふとした時に風邪をひいていたけどなぁ このせいで風邪をひいても微熱程度しか思われなくて インフルエンザにかかってもフツーに学校行って それで学級閉鎖とかザラにあった 自分自身も風邪ひいたとわからなくて学校行くことがよく合った まあバカは風邪ひかなって言うけどね 俺ってバカなのか? まあ光輝の言ってることが理解できないけどね まあとりあえず学校に行く 明日は年に一度の大雪警報が出た 学ランと長袖が必要になったが俺はシャツと半袖の服を着て通学だ


バイクでいつも通り学校に行く 学校の送迎バスはもう解約してその解約金は親に渡した 冬になってから学校のバイク置き場のバイクが結構減ったような気がする 茶道部は辞めた 俺は光輝のことをたまにメッセージを送る 席替えでだいぶクラスの反対側まで移動されてて 俺はぼーっと教卓を眺めている 暖房が暑い 制服を脱ぎ半袖になる ちょうどいい温度だ「次 晴哉」 え?「また聞いてなかったんかよ」クラスメイトからしっかり話聞いてろよ!とやじが飛んでくる このクラスやっぱりいいな 突然ドアが開く「おうおう 遅刻のお出ましかよ 重役出勤かよ」「いや 弟が寝るのを待ってたらこんな時間になっちゃって」一瞬でクラスが盛り上がる 先生はため息ついて黒板をたたく「君たち 授業 じゅ ぎょ う」 俺はスマホが通知なってることに気づいて斜め後ろを見た にっこりピースしてるやつがいる まあいいや そいつも俺が茶道部をやめるときに一緒にやめたらしい プップー ドォン クラスの人が全員カーテンを開けて外を見る 事故だ「誰だよノーマルタイヤはいて学校にツっこできたやつ」 俺らはけが人の救護に向かうべし教室から出た


「晴哉 のせて」お前みたいなクソトカゲが乗るスペースはないっつうの!「まってー!」家に直行し 駐車しもふもふを迎えに行く メットをリュックにしまい 小学校の送迎バスが来るまで待機 20分後送迎バスが到着し一番乗りで元成が下りてきた「お兄ちゃん ただいま」 

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