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#12 押し屋

「ふご」もーハルト、酸欠で死んじゃうよ。毎朝酸欠になる。2014年のダイヤ改正でいろんな列車の停車駅の変更、特等車設定、自由席廃止、ホームライナーは座席指定券が必要、俺らは種別変更に対応しなくてはいけないので、全路線の駅名を見ながら頭を描く。俺らは目覚めの一服をし、ハルトと一緒に外を見る。「なんで9月にダイヤ改正するかなぁ、フツー三月二週目だろ」そう言えばハルト、全線の電化と複線工事終わったみたいだね。「そういや、1000系列なんでエンジン撤去しないんだろ、ね」きっと海浜電車に接続するまれ有りな運用じゃね?。


着替えをし、出発する。朝快速の筋に合わせて、B区間快速が運行されている。元口駅発のようだ。八戸駅で各駅停車に乗り換えできるようだ。少しし、橋本駅のホームが2面3線化工事が終わり、高架線が伸び、熱海≪あつみ≫駅まで伸びている。橋本駅を出ると終点の山田川だ。


俺らはそれぞれスーツから、制服に着替える。お互い職種が入れ替わり、俺は駅員だ。最近、スリップの心配がないとの事で、正社員になり、駅員になった。俺が着てた特等席用の制服は、ハルトにあげた。でも、目の置き場所に困る。だってパッツパツだもん。大きな腕、大きな体、大きな尻尾。俺は、「やまちゃん、早く券売機から離れて窓口に来いよ」


休憩。「お疲れ、大和」2人でラウンジ限定のスープを飲む。山田川駅の一角にある共通ラウンジで、お腹に食べ物を溜める。「ハルト、なんでパッツパツなの?制服採寸したの?」俺がじーっと見る。「ああ、彼氏のお古か」俺はそのパッツパツを見るたびに股間が主張してくる。駅のボードには、海浜連絡線に新駅を作ると書いてある。下の紙入れに駅名を投票すると書いてある。俺は「西熱海」と書いていれる。「そー言えばハルトは?何にした?」教えてくれない。都会なのに2時間に一本はローカル線かよ、って思う。


「じゃあ大和。帰ろうか」夕刻の帰宅ラッシュに快速に乗って帰る。始発駅なのにムチムチな混雑具合。サイテー。押し屋に押し込まれ、快速の橋元口行きは発車した。遅れ10分。「ホームライナーに課金すればゆっくり乗れたのにな」この時間じゃどの列車も混むわ。ぎゅーぎゅー詰めの中、列車は神殿駅に到着した。


さて、帰ろっか。駅前のワクドナルドで夕飯を買い、家に帰った。夜8時。あたりは涼しくなってきた。ハルトは仕事に来ていく服はパッツパツじゃない。どこ行った、眼福。「ハルト、レッド持ってきて」「今飲むと、アルコール検査引っかかるから、火曜日夜ね」えー。俺らは一緒にお風呂に入る。「節約のためにお風呂の水減らしたけど、2人で入るとすぐ抜けちゃうね。」俺らは暖房つけるより、パンツだけで夜を過ごす。タバコを吸いに外に出る。強化プラスティックのくもり窓。2人はタバコを吸う。メビアース、減ったね。買いに行かないと。


イレブンセブンにタバコを買いに行った。あ、服は着た。メビアース2カートン。二千五百円だ。ニホンで買うより、こっちの方が物価がとても安い。この国の人口は5000万人らしい。「待て、大和。レッドは明後日買いにくる。メビアースで我慢しろ。」俺らはカートンと、ライターをもらい、部屋に戻った。そのあとは流れに乗って眠る。


「ごっ」もーハルト、酸欠で倒れちゃうよ。また鼻をつままれた。毎朝恒例で、いい文句は固定。「大和、もうちょっとレパートリー増やさないか?」だって寝起きじゃん。考えてる暇なんてないよ。もう、確信犯じゃん。「あ、俺、今日泊まり勤務。酒は明日の朝な」と、俺が言う「メチルフェニデート持った。仮眠用の枕、腕時計、歯ブラシ、被毛ブラシ、着替え、ハルト」え?って感じにハルトがこっちを見る。「俺持ってって何をする気だ」あー起こしてくれる人だから。「もう30になって起きれないとかアホ」ちょっとーハルトぉー「じゃーハルト、行ってきます」とハルトが出勤する。あ、朝のご飯とタバコ、忘れてる。まー夜6時まで寝るとしよう。


カップラーメンの封を切る。ケトルからお湯を入れる。「コーヒー用」知らね。ハルトがいちいち文句つけるなや。カップラーメンを机に置いて食べる。「味、行方不明」しょーゆ油を追加しても、味が行方不明。変だな。ふとカップラーメンの裏を見る。2014/02/28 そりゃー味しないか。ちょっと散歩。


やっぱり寝る。カーテンを閉めて、いざ就寝、とはいかず、この前のみんなのまな板で漕ぐ。晴哉がバインに送りつけたし。俺は果てる。そのまま眠りについた。


「やまちゃん。カップラーメン、取っておいたのに」賞味期限切れだったからいいじゃない。「あ、そうだったの?」7時頃、ハルトが帰宅し、入れ違いに俺が出社する。「行ってきます」


俺は駅に着いて、路線図を暗記する。えー、ダイヤ改正して快速が3種類、区間快速が2種類、特急が3種類、覚えきれないよ。筋を渡され、終電を見送る。「最終の元口行き、区間快速です」駅で、古典的な音楽が流れ、進行方向向き、手を挙げる。俺らが、信号を開通させる。そのあと、最終の八戸行きが入線し、遅れていた海浜鉄道のお客を乗せ、信号を開通した。「出発信号確認」おれが乗降メロディを流す。


終電車が駅を出発するのを見届けると、駅には誰もいなくなり、俺らは仮眠スペースに移動。purpleを開いて、おやすみとハルトに送った。


「あと30分」「起きろ。」5時、始発が行き、少しした後に俺らが、お立ち台にたった。「まもなく3番線にゆ特、餅鍋温泉行きが6両編成で参ります。ゆ特乗車券と目的地までの乗車券を準備の上、乗車位置丸印から1番から6番までお並びください。」


「次の快速急行橋元口行きは、三角印1番から4番、丸印の乗車位置に移動をお願いします」


ふー。「お疲れ、やまちゃん」彼氏待ってるから、帰るね。「次の快速急行橋元口行きは、1番から4番までお並びください。」お、やまちゃん。帰るのか?俺と代わってくれ。「やだ」


快速急行の2両単体はロングシートなので、それぞれ座る。俺は、3駅先だけどとても眠い。放送が何か言っている。


「ただいまー」俺はハルトと俺の家に着く。「レッド用意したよ」ありがとうー!「で、今日どうだった?「13年の連続勤務で、1人で初めてお立ち台に立った」おーすごいじゃんってハルトが褒める。


2人で風呂に入り、夜のひと時を楽しむ。


「ねえ、なんでそんなにいっぱい出るの?お腹痛い」ごめんって、


寝る前のお茶の時間。煎茶をコーヒー用と書かれたケトルから入れる。年中同じことをしても、誰も嫌がらない。腕の傷は治らないが、青いのは消えている。「そう言えば、覚えてないんだけどハルトってヤクやったことある?」大和に注射され、溶かさず、俺に注入してきたぞ、と言われた。


「せっかくの休みがもったいないね」なんで上司は俺を泊まり勤務に入れたんだろ。「まー前から泊まり勤務あったんだし、そんな気にすんな」


布団に潜り、しあわせなひと時を過ごす。


「ぐっ」もーハルト!血中低酸素濃度になっちゃうよ。「そんなに急にはならない」えー、やだー。なんで。


フリーズドライのコーヒーを煽る。外でタバコを吸いながら飲む。四時代の空は暗い。早起きなので。メールが鳴った。橋元口で各駅停車餅鍋温泉行きが車両故障で運休との事。こんな朝早くから車両故障は、多分回送列車の仕業だ。朝からダイヤ乱れ

俺らは始発筋の区間快速山田川行きは定刻通り運転している。途中橋本で熱海方面八雲行きが接続している。この列車も八餅街道って列車が付いてる。次の八雲行きは6時だ。4時40分頃、山田川駅に到着。数分の乗り換え時間を要するが、早朝深夜便の新町行き✈️急行と接続している。駅につき、着替える。勤務まで時間があるが、早出残業をもらいつつ、それぞれ別れた。


「おーまみさん。変わりますね」「やまちゃん。あとはよろしく。これから朝ラッシュだよ、今橋元口より北に行く列車は全便運休してるから、無線を聞きながら案内してね。じゃーねー」手を振る。特等ラウンジの方を見る。ハルトが列車遅延とホワイトボードに書いている。推定で、5時以降の列車は橋元口行きになると、俺こんなに目が良かったっけ?


ビー各局、各局、山田川次発、各駅、橋元口ー繰り返すー橋元口行きー運用の手筈、1030系、乗車位置1000、ーーー


そのうち、ダイヤが乱れた山田川駅に遅れてきた橋元口行き各駅停車が到着する。一斉に客が降り、海浜鉄道に人が流れていった。駅の電光掲示板は、大幅遅延とだけ、書いてある。


ビー各局、各局、山田川次発、各駅、橋元口ー繰り返すー橋元口行きー運用の手筈、2000系、乗車位置 2000、ーーー


列車が本数を削減しているので、1番2番ホームだけで、賄える。山田川についた列車は全便折り返し各駅停車出発する。


「やまちゃん、休憩、彼氏はもう向かってるよ」事務所に戻り、タバコに火をつけた。「先輩、喫煙所で吸ってください」もみじくんが鼻をつまみながら言ってる。「ここ、兼用」鼻をつまみながら更衣室の方にもみじくんは向かった。


「お待たせー朝食できたよー」飯のおばちゃんがいう。駅で勤務してる人がそれぞれ平らげている。「やまちゃん、食事中くらい禁煙だよ」はいよー。


12時くらいまでダイヤが乱れ、13時頃から全線平常運転に戻った。線路容量多めなダイヤを繰り広げるので、始発出発は5分で済ませる。ただいま到着した電車は、ってね。


13時、「飯だ」俺は移動して事務所に戻る。もみじくんと言った狐が先に炒飯を食べている。ハルトがやってきた。「ハルトー!」俺はみっちみちなハルトと隣で食べる。「先輩、なんで服みっちみちなんですか?」「えーっとねーコレ誰かさんのお古なんだ」俺は目線をずらした。換気扇の方を見る。「先輩チョットいい?」え、何。ロッカーの前に立つ。カバンの小さなポーチの中にあったのは―――


「君の最後の現実逃避なのは理解する、俺もやってた。って、なんで持ってるの?仕事場に持ってくるもんじゃないよ。おうちに置いておいてね。」「だって、家族を巻き込みたくないし」おーい、大和!俺がハルトに呼ばれる。「おまたせー」俺は、またやってみたい。でも、今の幸せな生活を転落して、牢屋に入るのは嫌だし、もみじには悪いけど、通報させてもらう。裏切者って呼ばれるかもしれないが、ここ最近は、トイレにポーチを持って駆け込むのは見ているし、ハイテンションな時とローテンションの時が起伏が激しくて、俺は目をそらしたくなる。高校時代の俺。首絞めて殺してもいいくらい辞めさせた方が、俺らにとってもいいし、もみじ、相談に乗るからキメないで。とタバコを吸いながら思っていた


勤務に戻る。最近は好成績を残しているので、運行整理のお立ち台の任務をしている。駅が微妙にカーブしているから、お立ち台から見たほうが全景が見える。それぞれ俺にみんなが信号を送ってくるので、最終確認や、最終の出発案内を俺がする。大体発車メロディと閉扉の合図を送るのは俺なんだけど。覚せい剤の社会復帰として、餅鍋号ラウンジで働いて、今は特急の特等、ゆ特の全車の案内をしていたのが懐かしい。制服はハルトにあげた。


事務所に戻り、冷たいお茶を取りに行く。「ふー」もみじ君、、、やめて。


俺は、何も知らない顔をして、ホームを移動する。カーブの先には立ち入り禁止だが、新規に2両のホームを増設している。たった5千万しか住んでいないのに。次発は、快速急行だ。折り返し乗車を防ぐために、確認を行う。


ーーー大和、帰るよ。タバコを吸ってた。勤務用スーツに着替え、ホームライナーの指定席券を買い、駅の西側にある喫煙所で日勤の人がタバコを吸う。「あ、ハルトと大和じゃん」おー光輝と晴哉、っていうか何してんの?「デート」晴哉がちょっとと言う。「お幸せに」俺らはホームライナーで帰ると告げ、4両編成の1000系を待つ。ホームライナーってどういう組成だっけ。「付属編成を3つくっつける奴」


ドアノブをひねって鍵を開ける。「ふー」「じゃあ今日は大和ご飯作って」「ワクドナルドがいい」だめーって言われた。俺はしょうゆラーメンを作る。「もみじって知ってる?」「あの起伏が激しい後輩だろ?」なんで起伏が激しいか、ヤクやってるよ。「えー、大和は黙ってんの?」俺は黙ってるが(本当は通報したい)今週末の健康診断でバレるんじゃないかな。まー俺は健康診断をハルトのおしっこで紛らわしたんだけどね。血液検査でバレるだろ。


「え、もみじ捕まった?」そうらしいよ。さっきまでロッカーからカバン持ってかれたよ。もみじー!山田川鉄道の制服をつけながら暴れているもみじ。会社の評判、、、おいおい、暴れるなら私服で暴れてくれ。山田川市警察所に連れていかれるらしい。「あ、彼のヤクなら見たーー」「あれ、君、大和君。君も採血するね」へ?


専門家が俺の腕から血を吸う。ハルトがやれやれと飽きれている。


「ふー、無罪放免。もみじは厚生しろ。かえってくんな。」今日はいろいろ濃かったな。「うん」ホームライナーで神殿まで向かう。車内通り抜けがないおかげで、ゆっくりすごせる。神殿駅に到着する直前、車内が停電する。急ブレーキが掛かり、車内が一気に騒がしくなる。床下からディーゼルエンジンが稼働する。「ただいま変電所故障のため、運転を見合わせています。社員の方はーーー」俺らは、左右を確認し、ドアから降りる。「あ、ハルヤマ。」「おーケイスケ。どしたん?」「いや、元口変電所の回線が飛んで、とりあえず乗客移動と、案内任せる」たまたま土曜日で、ホームライナーが4両編成で、助かった。「あ、ダイキ」「あーハルヤマ助かる。じゃあ大和は後ろ二両、ハルトは前二両、よろしく!」俺らは車両脱出講義を受けていた。俺は後ろ2両の俺が下りてきた所のドアを開放し、鉄粉が付いた梯子を取り、車両にくっつける。編成のエンジンを切り、対向列車が来ないことを確認し、乗客にそれぞれ案内をする。「ただいま停電でー」なにお前社員のふりして案内してるんだよ」と胸を掴まれる。後ろからケイスケがお客さん、警察に通報しますと言って周りの人が現場の写真を撮った。ケイスケが先行案内し、俺は後方から案内する。後方の俺たちも先行のハルトに続いて、神殿駅までの10キロを歩く。ダイキとケイスケが車両に戻り、無線で連絡する。俺らはポケット無線機で神殿駅と今乗ってた車両と通信する。「あ、駅だ」俺らは線路に降りる業務用はしごを登り、駅に人を誘導した。


俺は駅員室に入り、助かりますと言われ、今度こそ退社。5丁目循環に乗り神殿駅を後にした。


「なんで退勤したのに、誘導なんてしなきゃいけないんだろう」「俺は、手当がもらえるんだから、何があってもおいしいよね。」なんで、今日は駅前のワクドナーー「だめ。スーパー寄って買い物して帰るぞ」


「じゃ、寝よっか」お風呂も、ティータイムも全部済んだし、布団で横になる。少しして寝息が聞こえてくる。


「ぐっ」もーハルト、酸素濃度低下しちゃうじゃん。「レパートリーいっぱいあった方がいいじゃん」俺はバシバシとハルトの背中を叩いた。昨日から停電の影響は直らず、俺らは、電気を使わない1000系列の2両編成ぎゅうぎゅうで出発する。全列車は一時間に二本。2扉だからなお悪い。こんなんだったらノーヘルでもハルトに乗せってもらえればよかったかな。


山田川駅に着くころには乗車率が250%を越し、押し屋が押してもドアが閉まらないなんてことが発生し、俺らは何とか山田川駅に到着した。「こんな時も八雲直通は通常通り運転とか頭おかしいんじゃないの?」まー、迂回してでも山田川に行きたいときは利用するといいかもね」


山田川駅に到着。事務所で着替えをし、駅のホームにつく。どばーって客がそれぞれ出ている。しかもDE1型が客車を挟んで6両編成でやってくるなんて、もう非電化車両はこの時に真価を発揮している。「各局、ーーー」


13時の昼食。ハルトは駅員服に着替え、ずーっと押し屋をしていた。ほんとにずーっと。俺がお立ち台に立ってて見てる方が嫌。朝ラッシュが過ぎ、日中は1時間に一本。それでも山田川駅から出る下り列車は混雑が激しかった。もう、ほんとに。「え?俺が次のお立ち台?」とハルトが言う。大和は押し屋ね。ダイヤ無視の後半が訪れる。もう、海浜鉄道の乗り換え客や、旅行客が多すぎて、もう大変。あつみ駅からの餅鍋温泉行を案内されるほどだ。「大和はちっちゃいけど、体力ありそうだし」まあ、ハルトをひょいと抱いて移動する程度の事はできるし。


「うわ、」俺は男女問わず列車に客を詰める。観光客には、あつみまで移動してもらい、八餅街道の臨時普通列車に乗り換えてもらうよう、放送が流れている。ニホン語と、よくわからない外国語だ。こんなん観光客が二度と行かないって言われても何も言えない。駅前から、餅鍋温泉行の代行バスが15分おきに出ているが、3台連続で発車するほどだ。そのせいで、川バスの従来区間に大幅減便されている。タクシーも待っても来ない。「ねー、無理」ひとりつぶやく。


帰りは晴哉と光輝に運んでもらおうかな。「お疲れ様ー。今日も一日終わったねー」これからいつめんがお迎えに来る。「大和、泊まり勤務しないの?」えー、西南口からバイクを待つ。晴哉が見慣れないバイクに乗っている。何それ。「ニンz」「まー乗れよ」イヌ科用のヘルメットを渡される。ちょっと俺にはサイズがチョット合わないが、これで家に帰れる。


家に戻る。「今日も働いたな。」ハルコウは帰っていった。


しばし時がたつ。「む」ちょっとハルト。むにむにしないで。「あ、今日は違う」おーやっと休日だ。あ、メチルフェニデート飲まなきゃ。朝のひと時。「ねーハルト、休日なんだから遅く起きようぜ」まあ、四時起きなのは抜けないけどね。今日は何するんだっけ?「ハルコウとドライブ」あれ?いつ決めた?「お前がぐーすか寝てる間」俺は勝手に決められて、勝手に一人でご立腹。まあ、こういうのもいいね。


バイクの音がし、俺らは階段を下る。久しぶりのお互いの私服。まて、ハルト。そのぱっつぱつは俺の心にやばい。眼福。「晴哉お願い」あてもなく、バイクは走っていく。


一日バイクに揺られ、帰ってきた。夜ごはんは神殿駅のフランチャイズのイタリア料理店だ。


ーーーそのまま頑張れば、道は開ける。


ーーー俺は信じて道を進む。

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