筋トレが嫌いだあ (7日目 3月2日)
1223文字です。
最近、着実に腹に贅肉を蓄えつつある。
日常のいたるところのちょっとした動作に、自分がデブってきていることを告げられているような気がしている。
風呂で少し深めに湯船に浸かったときとか。物を拾おうとして一旦しゃがんだ後にさらに前のめりになった時とか。
腹になんか無駄なブヨブヨしたものがついてるな、と思うのである。
へそに親指を突っ込んでみると、3年前運動部にまだ入っていた頃と比べて明らかに指が沈んでいるのが分かる。
贅肉がついているのは腹だけではない。お尻、太もも、胸筋の周り、二の腕。
なんか触るとぷよぷよする。おかしい。もっとここにはガッチリとした筋肉がついていたはずなのであるが。
そりゃあ、世間一般から見たら太っている部類には入ってないことは明らかな体型なのだが、まだまだ大丈夫だからと油断しているとビフォーアフターで贅肉まみれのだらしない大人になりかねない。
太っているのが嫌と言うよりは、このぷにぷにとした腹についてるものが邪魔で嫌いなのである。そう言う体型になる自分が嫌いなのではなく、贅肉を触る食感が邪魔だし、動きづらくなるのがなによりも嫌なのである。
さて、この贅肉たちを排除するためにはどうするべきか。答えは単純、筋トレをするべきだ。
しかし、ここに重大な障害が私の贅肉排除計画の前に立ちはだかる。そう、私は筋トレが大嫌いなのである。
昔から、筋トレを黙々と続けられる人の存在が理解出来なかった。あんな単純作業の繰り返しの何が楽しいのか。それに、おまけに疲労感と倦怠感がセットでおまけとしてくっついてくるのである。
やり切った後の程よい疲労感と爽快感が心地いいだの、風が美味しいだのよくわからん言語でしゃべりおって。そんなの疲れと汗のベタつきで感じたことないわ!
小学四年生の時に転校してきた子の自己紹介のときに、その子が「好きなことは走ることです」と言ったのを聞いて思わず「は?」と聞き返してしまったことを今でも覚えている。本当に理解が及ばなかったのだ。走るなんて速く移動できること以外特にメリットもない動作だと子供の頃は本気で思っていたのだ(今でも半分くらいは思っている)
運動が嫌いなわけではない。実際、小学生の時には野球のクラブチームに所属していたし、中学校も公立中には珍しいラグビー部に在籍していた。スポーツみたいに、ルールがしっかりあって、点を取るためには意味のある行動だとわかっていれば、体を動かすのが苦ではないのだ。ただ単調な動きを繰り返すだけの筋トレが無理なのである。
しかし、嫌い嫌い言ってもどうにもならない。大人しく観念してランニングなど始めるのが無難であろう。
食事の制限なども必要だろうか。最近は毎日の食事も人生の楽しみの一部になりつつあるので、どこまで我慢できるか自分との勝負である。
では皆さん、また明日お会いしましょう。
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