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恋のハート(雲)  作者: 涼風凛
1/2

シンデレラになれる日まで

幸せになれる⁉️

ふぅーん 携帯待ち受け画面表示すれば幸福に なれるんだぁー‼️


この頃 落ち込む事ばかり、何をやるのも億劫(おっくう)

人と話す事すら鬱陶(うっとおう)しい

でも 寂しい


何?この感情? 「鬱」 なのかなぁー


梅雨時のジメジメ天気のような私の心

ポッキーをバッキン食べては

また ため息


結局待ち受け画面にハート雲 を登録

まぁ~ いいっか と 1人ほくそ笑み

少し気持ちが明るくなったような感覚を味わい

時計を見たら午後11時を回ってた


明日の洋服 何 着て行こうかな?

待ち受け画面のハート雲の携帯電話をソファーに投げ捨て

クローゼットへと向かう


藍田 紗央 (あいださお)28歳 大手保険会社勤務


「藍田さん 昨日作った資料 早く所長達のPCに送信して」


朝ニュースは 早くしないと


「あのさぁー?もぅー学生じゃ無いんだから朝もぅー少し早く出勤したら」


お決まりの甲高い声のお局様(おつぼね様)教育部長野上陽子の叫びから

また 今日も1日始まる


「あら? 素敵な待ち受けね 」


え?お局様以外と 乙女?


ハート雲 に ときめくとは 笑


「おはようございます。」


爽やかイケメンご出勤


お局様のイチオシ ストライクドーンが来ると

局は コンパクトを机に立て掛け

自分の顔をチェックしてから


満面の笑顔で


「麻野君おはよう」


野上陽子(局様)

年齢はいくつなのか 解らないが 昔のアイドルは

光GENJI らしい


ジャニーズJrを こよなく愛してるらしく

NHkの収録参加に行き デビュー前の子達を育ててファンになり

デビューすると まるで母親のように

良かったわぁー デビュー出来て と 自慢気に私達に話してくる。


麻野秀人 25歳 局様の ド ストライクも

解らないでも無い

ジャニーズ風のルックス 笑顔が可愛い


爽やかイケメン君


「麻野くん、本社からの物資そこに来てるから仕分けしておいてね!1人で大丈夫?解らなかったら声かけてね」


「はい」


「麻野くーん昨日お願いしたイベントのチラシ凄く良く仕上がってたよokなので早速印刷出来るようにPCに送信してね」


「はい、ありがとうございます。送信致します」


麻野くんセンス良いから皆喜んでたわよ


「そうですか、良かったです。」


ニコ


お局様

ニコ


一瞬だけオフィスの空気ローズの香り 局様だけが


「あ‼️間違ってましたか?すみません今直ぐ直します。」


「何?また間違えたの?あの人うるさいからあの人の名前だけは、間違えちゃダメって言ったでしょ」


「すいません」


全く早く直しなさい


私には甲高い声が 飛び交う 局様の声 ウゼぇー


大丈夫?


爽やかイケメンの声かけ


それも ウゼぇー


お前は 物資 整理してろよ

何が 大丈夫? なんだよ


誰にでも お前のイケメンが通用すると思うなよ


心は モヤモヤ でも 笑顔で

「はい 大丈夫です。」


私も以外と女優だわ ほくそ笑み


出来る女バリに パソコン を打ち出す


終わった


安堵(あんど)一時(ひととき)

あー ポッキー 食べたい


「はい、大江戸支社の藍田です。」

電話の(ぬし)

支社トップセールスレディーの 西条数子(さいじょうかずこ)さんだった。


「お疲れ様です。」

「注文してあった物資届いてる?」

「はい、今‥麻野が仕分けしてます。」


「あら?麻野くんってあの可愛い子?」

「‥‥‥」

ここにも居たわ

麻野は アイドルか


「はい」


「じゃ 後で 届けて貰って」


「畏まりました 伝えて置きます。」


「ツゥー‥‥」


はぁー 電話切れた


「お待たせしました。大江戸支社藍田でございます」

電話の主は またもやNo.1の西条様


「私これからクロージングだから届けるの夕方で良いわ私がいる時にあのkポップ似の僕ちゃんに届けて貰って」


「ツゥー‥‥」


はぁー? また切れた


今度はアイツジャニーズから kポップになった


面倒くせーわ 何でおばさん達って若い男性が

好きなのかなぁー?


まぁー いいっか


藍田さん はい 呼ばれて振り向くと 私にお茶のペットボトルを

差し出してくれた

「あ?びっくりした」

「飲みな」

「ありがとうございます。頂きます。」


今日も白いYシャツがとても爽やかな青山部長でした

Yシャツの(そで)

捲し上げた 腕が 細いが筋肉が程よくついて

大人の男の人 だなぁーと いつも憧れで見てしまう


「後輩が来て仕事少しは楽になった?かな」

大人の男の人特有の低い声で

私の顔を下から覗き込むように聞いて来た。

ドキドキ

「はい」

「イケメン君だから毎日楽しいだろう」

「いやー」

笑顔で じゃ 手を振って去って行った

去って行く背中を見つめて


あ ‥ な‥ た‥ の方が 私は‥ 好き

キャー キュン 何‥私 頬赤くなるわ

ひとり ほくそ笑み

お茶のペットボトル握りしめ 幸せ感味わい中


「楽しそうですね」

ぎょ‼️

お前さん どこに居たのじゃ アイドル君


「別にです。あ?西条様が物資夕方届けてとの事でした。」


「了解ッス」 ニコ


だ か ら お前の笑顔は 誰にでも通用すると思うな


ウゼぇ わ



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