あるいは、たとえブクマ1でも執筆のモチベーションを保つ為の何か
前置きが長いです。
妄想、空想は小説のみならず、創作活動の源泉だと思います。
この「なろう」で作品を発表されている作者の方の多くが、日々それに励まれている事と思います。
かく言う私も、仕事中に作品の事を考え、キャラ同士の架空漫才でニヤニヤしたり、シリアスなエピソードを想像して涙ぐんだりと、傍から見たらヤバイ人に見えている事でしょう。
妄想、空想、想像といった類の能力は、人類がここまで発展した原動力の一つだと思います。
あの獲物はどちらに向かうのか?
という様な事から始まって、どうして空から水が落ちてくるのか、山が噴火するのはどうしてか、といった事を考えてきたのでしょう。
何故雨は降る? どうして山は噴火する?
そんな疑問に対する答えには、時に妄想が必要であると思います。
妄想の激しい人が出した答えに人々が納得し、信じて、後世に伝えられ、やがて神話となっていったのだと想像します。
さて、この「なろう」に作品を発表している方の多くは、妄想が盛んな方々であると思います。
他人がどんな事を考えているのかは知りようがありませんが、少なくとも、私が日々考えている事は、とても人様の前では言えない事ばかりです。
そんな、妄想の盛んな方々の発表する膨大な作品の中で、時に書籍化し、コミカライズされ、アニメにもなって、「なろう」を知らない人にまで親しまれる様になる作品があります。
それはまるで、古代ギリシアの妄想し過ぎな人々が、夜空にきらめく星々を関連づけて、中二心全開の物語を作り出し、それが世界に広まっていった事と似ています。
それとは逆に、ピラミッドの頂点に君臨する様な作品とは異なり、中にはブクマが一桁二桁という作品もある事でしょう。
いや、違いますか。
そんな作品が膨大に溢れているからこそ、頂点は磨かれて、より輝くのかもしれません。
初めはどの作品も、読者0から始まります。
その時間が一瞬で終わり、瞬く間にランキングを駆け上がる作品もあれば、ジワジワとブクマが増えていく作品もあるでしょう。
また、いつまで経ってもブクマが増えず、更新するモチベーションを失う作者さんもいるでしょう。
しかし、ブクマが増えない事に苛立ち、或いは絶望し、作品をエタらせてしまえば、それこそブクマが増える事はないのではないでしょうか。
そんな事は分かってる! でも、ブクマが付かないのは苦しいんだ!
はい、そうですよね。
それが正直な所です。
たとえニッチ層を狙った際物であったとしても、ブクマが増える事に喜ばない作者はいないでしょう。
発表できればそれでいいと思っている人でも、好意的な感想が付けば嬉しいでしょう。
執筆のモチベーションは人それぞれですが、ネットに晒す以上、何らかの反応がなければ、段々と空しくなってしまうモノです。
どうやってそのブクマを増やすのかは、残念ながら私にはアドバイス出来ません。
技術的なモノだったりは、他の方のエッセイで探して下さい。
ここでは、たとえブクマが1でも、執筆のモチベーションを保てるかもしれない方法について、私なりのやり方を述べさせて頂きたいと思います。
というか前置きが長すぎですね、すみません。
では、そのやり方を。
そのブクマ1は、自分の好きな芸能人の方が付けてくれている、と思い込むのです。
具体例として、今私がこのエッセイを執筆中に見ているテレビの、とある衣料品メーカーのCMに出ているA垣結衣さんにしましょうか。
A垣さん、とても可愛いらしいですよね。
そのA垣さんが、ドラマの撮影の合間に自分の作品を読んでくれている、と妄想するのです。
皆さん、妄想は得意な筈です。
それを活かし、しっかりとその場面を妄想して下さい。
忙しい撮影の合間に、スマホでアナタの作品を楽しんでいるのです。
移動の時間には、真っ先にアナタの作品の続きを読んでいるのです。
自宅でも同じです。
アナタの作品の更新通知を、心待ちにしているのです。
どうですか?
ニヤニヤ出来ませんか?
出来ないのなら、出来る芸能人を考えて下さい。
芸能人で駄目なら、他の人でもいいです。
でも、身近な人は止めておいて下さいね。
大切なのは、自分が実際を知りえない相手である事、ですから。
妄想だと知りながらも、もしかしたら、という可能性が消せない事が肝心です。
身近な人だと、そもそも「なろう」を知らないとか、そういう事実がわかってしまうかもしれないので良くないです。
アナタの作品のブクマは1だけど、それはA垣結衣さんが付けてくれたモノなのです!
A垣さんが、アナタの作品を好きでいてくれているのです!
どうです? モチベーションが上がりませんか?
彼女が芸能界で頑張っていられるのは、アナタの作品に元気をもらっているから、かもしれませんよ?
感想が付かないのは、迷惑になると思っているから、かもしれませんよ?
アナタは妄想が得意な筈です。
自分に都合の良い妄想で、傍目にはどうかと思われる状況も、自分が楽しめたらそれで良いではありませんか!
もし他人に思考を読まれたら、どれだけ痛い妄想でも、口に出さなければ問題はありません!
現状を冷静に分析し、問題点は改善していかないと先は長く無いですが、それとても、A垣さんに喜んでもらう為にやるのです!
全ての努力は、A垣さんの為に!
ブクマ、0になっちゃった?
大丈夫!
PVが1でもある限り、妄想は生きています!
ブクマはやっぱり恥ずかしいと、ブラウザのお気に入りに登録しているだけです!
以上、妄想ですが、作品を届けたい読者を明確にするのは、結構重要な気がしないでもないです。
あくまで妄想です。
全ては脳内にとどめ、現実の行動には反映させないで下さい。
妄想が高じ、ツイッターで相手に絡むとか、絶対に駄目ですから!
俺の作品、好きなんでしょ?
面白いって、あの時言ってくれたじゃないか!
とか、妄想を本当にあった事だと思い込んで、相手のアカウントに突撃とか絶対に止めてね!