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ホラー現象が『起きない』お話

この作品から新規です。


注意!このネタには、流血表現・ホラー展開・暴力展開等ホラーとして必要な要素は一切登場しません。最後までただただ話すだけで終わります。

「そういや、話がそれたけど・・・お前がおすすめする小説ってどんな小説?」


「あぁ、忘れていた。もしかしたらお前も読んだことあるかも知れないけど、『くびのないアナタ』って言うまだ始まって10話程度だけど文章量も多く結構怖いネットのホラー小説なんだ。


あらすじとしては、主人公が学生で帰りの電車に一人で乗っていた。眠くなったから寝ていたら降りる駅を通り過ぎ、しばらくしてから目が覚めた。仕方ないから次の駅で一旦降りる事にした。そしたらその駅で良く分からない生き物が乗り込んできて、別の車両に逃げ込むって話」


「分かりづらっ!」


「まぁ、この小説は実際に読んでみないと怖さが伝わらないからな。ところで・・・ホラー小説って、お前的にはどうなんだ?」


「俺的には、って・・・まぁ、ホラー小説って俺には良く分からない作品なんだよね。」


「いや、怖いのは大丈夫かどうかって意味で聞いたんだけど。もしかして、お前って幽霊とか信じてないタイプか!さぁ、その理由をプリーズ!!」


「あ~、そう言う意味でな。いや・・・別に現実に霊がいるとかどうかはどうでも良いんだよ。


ただ、『ホラー小説』ってジャンルが俺の中のイメージよりも結構幅広い感じがするんだよな。」


「?」


「・・・もしお前が今、一人で過ごしていたとしよう。とりあえず何をやっているとかは特に考えなくていい。そこに俺が後ろから近づいて来て、『わっ!』と大声を出したとする。その時にお前はどう思う?」


「多分、『うぉっ!?』って叫んだあと、『・・・何やってんの?』って半笑いで聞くかな。」


「そうか。じゃあ、その小説はホラーに入るか?」


「…ホラーではないかな。分類するならドッキリ系?」


「じゃあ、お前の肩を誰かが叩いた。俺は両手を組んでいたか、正面にいて叩ける状態では無かった、後ろを振り返っても誰もいない。これは何になる?」


「ホラー系…だけど、それだけで怖い話にはならないかな。精々話を整えてもオチがそれだと怪談程度、ホラーにしたいならそれは一番最初の僅かな疑問程度でその後に心霊現象が待っている。


それに、さっきのドッキリ系とは違い、気のせいだけで終わらせられるから怖くない。」


「では、刃物持った男が追い掛けて来る小説。これは何に分類される?」


「…ホラー?」


「別にその男はお化けでもない、普通の人間だよ?」


「…すまん、分からん。


何て言うのか、確かに現実で合ったら怖い。でも、もしそれを倒すのか、逃げるだけなのか、行動と目的次第で何か違うジャンルになるような気がする」


「じゃあ、その男が異形の姿をしている。そいつから逃げることを目的として、さっきと同じ刃物をこっちに向けて追ってきている。これは?」


「…それはホラーなのかな?分かんなくなってきた…」


「逃げる理由は、刃物を持っていて殺される可能性があるから?得体の知れない生き物だから?」


「…刃物で殺される可能性があるから逃げる。ぶっちゃけ、誰であっても関係無く」


「だよな。肉体的に殺される、だから逃げている。


だけど追い掛けて来るのは人間ではない謎の生き物、だったらホラーにしていいのか?


俺の中でのホラーと言うジャンルは、何かされた訳ではないけど見た目がヤバイ。『多分』見つかったら、捕まったら。その時は死に至るだろう、その精神的な苦痛が大事。


では、何かされているのは既に目撃した、聞いていた。『絶対』見つかったら殺されるから逃げる。これは精神的な苦痛より肉体的苦痛を逃れる為であり、ホラーに分類していいのか…ここら辺の境界線が俺には分からない」


「いや、でも…精神的な苦痛も伴うのだから、やっぱりホラーになるんじゃないかな?


正直お前の考えが分からなくて怖いときあるし、自分が理解できないからその謎となっている部分や、相手を自分の思い通りにするための拘束とかもホラーだと思うし。」


「…なるほどな」


「そうそう、深く考えず素直にホラー小説を読めば良いんだよ!」


「あっ、いや…やっぱ、お前の紹介してくれた作品は、いいや。」


「…まさか、怖いの苦手なのか」

R15の範疇が分からなかったので、キャラの一人が死亡した時の想像やそれを上回ったネタ等を途中で削除し、ハードルを下げました。引っ掛からないかな?


あと自分が実際に味わった恐怖体験は、金縛りと職場の怪談で二階から一階を見下ろした際に自分が倒れている姿を何度か見たこと。その他色々って感じです。

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