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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

アレを通して君に届ける

作者: ユキミツ

初の短編なのでおかしい部分が多々あると思います


僕は目を覚ました。

隣には好きだったあの子がいた。

僕はその子に別れを告げて去った。


それから日々を生き、僕は一人の女性に出会った。

彼女の名はチヨと言った。

「こんにちわ」

その一言にチヨはうなづく。

チヨの口癖は一つ。

「すみません」

悲しそうな顔でその一言を放つ。


チヨは何を言っても変わらぬ表情だった。

いつも同じ顔で僕を見つめてくれた。

一つだけ除いて

僕が笑顔で微笑むとチヨも微笑んだ。


そんな彼女に僕は惹かれてしまった。

そして、僕らは付き合い、息を交わし合った。

その時、俺は生きる理由を得た。

それと同時に、あるものを失った。


僕は彼女と生きるのが苦しくなった。

僕を見る彼女の顔を見るのが苦しくなった。

だから、別れた。

その時、チヨは泣いた泣き叫ぶ姿を僕はじっと見る。

僕はたった一言だけ言った。

「ごめん」


彼女と別れ、一人の時間が続く。

そんな時、別の女性と出会った。

彼女も失った人だった。

「君の名は?」

彼女は、静かに名前を教えてくれた。

コトハと。


そんな彼女を見て、僕は決意した。

僕は自分の気持ちを伝える。

彼女は微笑んでくれた。

そして、再び息をまじ合わせる。

僕の体は、心は再び落ちてしまう。

彼女は微笑み、口を動かす。

でも、僕にはその言葉は一切届かなければ伝えることもできない。


再び、俺は別れた。

何も言わずにコトハの元から離れた。


次に出会った彼女は僕の手をよく触ってくれた。

彼女は僕を全く知らない。

そんな彼女の名を知る。

シア。

彼女の名前が僕の心に届いた。

でも、シアには僕の名前は届かない。

どう努力しても届くことはない。

そんな彼女に僕は無理やり息をまじ合わせる。

僕には光すら届かないようになる。

彼女と別れようとする時、後ろからその感触が伝わる。

その感触に僕はホッとした。


もう、僕の体は蝕まれている。


最後に僕は一人の元に立つ。

僕がわかるのはそれは冷たかった。

それだけだった。

そして、そっと息を入れる。


もう僕にはなにも、本当になにも残らない。

僕は彼女たちに伝えた。

生きていくためのモノを。

唇から。



私は目を開ける・・・。

唇には、かすかに感触があった。


どうでしたでしょうか?

ストレートに伝えるのはギリギリに避けた感じにしてみました。

言いたいこと伝わってるのか不安でした


設定とか活動報告で書いてみようとは思います


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