はじまり
小1から小2までは
とても友達に恵まれていたと思う
毎日がキラキラと輝いていた
だからだろうか、とても自分に自身が持てた
何かがあると目立とうとする自分がいた
それ故に皆を見下し気味だった
今思うとそれが原因だったのかもしれない
小5の夏
それは突然だった
向けられる差別の目と浴びせられる罵声
慰めてくれる友人も最初だけだった
皆周りに流されて手のひらを返していった
最初は何とも思っていなかった
___これだから低能は…
余計皆を見下すようになっただけだった
むしろ馬鹿と離れられて清々していた
だがいじめはエスカレートし、直接的な物も増えていった
靴や教材を隠されたりボロボロにされるなんてのはほぼ毎日
教師にギリギリバレない様な物ばかりで、教員達に怪しまれるような事もなかった
それでも苦しくはなかった
いじめられてもずっと一緒に居てくれる友人が居たから
しかし、その友人も最後には裏切った
とうとう独りぼっちになってしまった
独りは苦しかった
いままでどうとも思わなかったいじめも、独りというだけでとても苦しく感じた
僕が何も言わないのを良いことにいじめはますますエスカレートしていった
それでも大好きな絵を描いている間は、全てを忘れられた
なのに
その絵すら否定された
___苦しい毎日に一筋の光り