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存在意義  作者: 名無死
モノクロからセピアへ
3/4

いつものこと

今日もいつも通り、変わらない日常

だから僕はモノクロなんだ

暗い暗い闇の中、僕は独り歩いてた


終わらない闇、永遠と続く道


大丈夫、大丈夫


これもいつも通り










声が聞こえて目が覚めた

どうやら授業はもう終わったようだ

ザワザワと騒がしい教室の中、アイツらが来た


「よぉ須賀クン、俺を目の前に寝るとかいい度胸だね


嫌だな、あっちいってくれないかな


机は蹴られて倒れた

机の中身が床に散乱する


「あれ?教科書捨てたはずなんだけどなぁ」


教科書を拾い上げ目の前で破き捨てると、下品な笑い声を上げ投げつけてきた


『っ……』


教科書また買わないと


「ほらほら、この大事なノート破いちゃうよ」


それは僕がいつも絵を描いてるノートだった


『…かえせよ』


「は?かえせ?敬語使えよクズ」


こんどは僕を蹴ってきた


『…かぇ…して…くださ…い……』


「やだよ」



目の前で破き捨てられた


『ぁ……』


響く笑い声

なりやまないチャイム

クスクスと笑う周りの人


『大丈夫…大丈夫…』


これもいつも通り

いつものこと



大丈夫、大丈夫










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