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傷ついても、

彼は私を惑わす。綺麗な顔をして、柔和な笑みを浮かべて、甘美な言葉を吐く。けれど、甘美な言葉に頷けば、傷つくのは自分だ。

だから、私は首を振る。傷つくくらいなら、いらない。


「こっち、きて」

 囁くように声に青山奈々美はぎゅっとスカートの裾を掴んだ。

大きな瞳。萩野真守は静かに微笑む。

その顔が苦手だった。その顔をされれば、逆らうことができない。

 一歩、二歩。できるだけ抵抗を示すようにゆっくり進む。けれど、遅かれ早かれたどり着くのは同じ。

 窓枠に寄りかかったまま、真守は目の前に来た奈々美の顔を覗き込むように見た。

「今から、どこに行こうとしてたの?」

「…」

「…ねぇ、答えて。奈々美」

 いつもは「青山」と苗字で呼ぶ。けれど、こうして2人きりになると真守は奈々美を下の名前で呼んだ。

「ご、合コン」

「合コン?彼氏、欲しいの?」

「…欲しいよ」

「ふ~ん。好きな人じゃなくても、いいんだ」

 真守は笑った。その顔は、意地の悪いものを含んでいて、奈々美は思わず目を逸らす。

知っている。奈々美はそう思った。奈々美の気持ちが真守にあることを。

気持ちに気づいていながらも、こうして意地悪くからかってくるところが嫌いだ。

「誰と?」

「…」

「奈々美、誰と行くの?」

「…みちると綾」

「と?」

「……健くんと健くんの他校の友達と。…3対3で」

「それ、行かなくていいから」

「え?」

 奈々美は顔を上げた。片頬をあげる真守がいる。

「俺が健に断っておいた」

「…なんで?」

「許可してないから」

「…きょ、許可なんていらないでしょ?」

 奈々美は訂正の連絡をしようと肩にかけたバッグに右手を入れる。

「…っ!」

しかしケータイに触れる前に、腕を真守に掴まれた。そのまま手を引かれる。バッグが肩から落ち、音を立てて床に落ちた。

腕に込められた力に奈々美は表情を歪める。それを見て、「お仕置き」と真守は小さく笑った。

「離してよ」

「嫌」

「…これ以上構わないで」

奈々美は振り払うように腕を振る。腕に込められた力は弱まり、しかし、決して離してはくれなかった。

 腕を掴んでいた手が降りてきて、手を繋ぐように指を絡められる。

その手を口元までもっていき、真守はわざと音を立て、手首にキスをした。

 思わず肩が揺れる。その反応を面白がるように、真守は笑った。

「手首のキスは欲望なんだって」

「欲…望…?」

「そう。欲望。…俺、奈々美が欲しいな」

 真守の手が奈々美の顔を包むように掴む。上を向かされ、目が合った。奈々美は顔を逸らそうとするが、真守の手で動かない。真守の目を見ていたくなくて、目を閉じた。

ふっ、と笑った息が奈々美の顔にかかる。

 突然、唇に温かい感触。驚いて、目を開ければ、近すぎる距離に真守がいた。抗議の声をあげようと口を開けば、その隙にと舌が入ってくる。

「っん」

 自分の口から洩れる、自分ではないような甘い声。それを聞きたくなくて、必死で逃れようとするが、真守の舌は執拗に絡んできた。

「い…やっ…ん…っん」

 真守の胸を押した。力は入らなかったが、それでも、真守はゆっくり離れていった。

 奈々美は奪われた酸素を肺に送り込むため、肩で息をする。

「合コンして、彼氏つくって、こういうことしたいんだ」

 からかうような声に、奈々美は俯いた。

「憶えておきなよ。あの状況で、目を瞑れば『キスして』って言ってるのと同じだから」

 その言葉に、奈々美の顔は一瞬で赤く染まった。

「ほら、その顔」

「え?」

 真守が片手で奈々美の顎を持ち上げる。視線が上がり、真守と目が合った。

「誘ってるようにしか見えない」

 触れたままの手がゆっくりと首すじを撫でる。その感覚に奈々美は肩をびくりと上げた。たまらず一歩後ろに下がる。真守の手が離れた。

「彼氏つくるってこういうことするってことだよ?初心な奈々美にできるの?」

「…」

「俺が教育してあげようか?」

「…いらない」

「でも、経験がないことが相手にばれたら、逃げられちゃうかもよ?」

「…そしたらまた、新しい人を探すよ。その人もだめなら、また探す。真守くんの協力なんていらない」

「なんで、そんなに彼氏が欲しいの?高2にもなって彼氏がいたこともないことが恥ずかしい?それとも…俺を忘れたいから?」

 知っていて聞いてくる目の前の男を奈々美は睨みつけた。どこ吹く風と真守は笑みを浮かべている。

 真守は端正な顔立ちをしている。物腰も優しく、それでいて、少し意地悪だ。その顔とギャップに落ちない女は少ない。

高校に入るとすぐに、真守の周りには綺麗な人たちでいっぱいになった。けれど真守は特定の彼女をつくらなかった。

 奈々美はそれを近くで見てきた。真守は奈々美が高校に入って一番にできた友達だ。同じクラスの隣の席。ただ、それだけだった。

朝、教室に入ると、「おはよう」とあいさつをした。昨日見たバラエティー番組の話で盛り上がり、テストの前には一緒に勉強した。異性に免疫のない奈々美は、真守の笑顔にすぐに落ちた。一緒にいれば楽しかった。笑うタイミングも怒るタイミングも同じで、一緒にいるのが楽だった。

会えばドキドキした。他の綺麗な人より、自分との約束を優先してくれるのが、嬉しかった。

 けれど、ある時、真守がいろんな人と関係を持っているという話を聞いた。女の子たちが自慢しあっているのを聞いたこともあった。

 奈々美には理解できなかった。好きな人には自分だけを見てほしい。それなのに、話をしていた彼女たちは、競うように自分と真守の話をしていた。

 真守を好きになるということは、そういうことなのか。そう思った。

だから、奈々美は真守に気持ちを伝えることをやめた。真守を好きでいることをやめた。

好きになるから振られるのだ。友達でいれば、振られることはない。

 一番になれない代わりに、捨てられることはない。それでよかった。その方が傷つかないから。

「私じゃなくてもいいくせに、…これ以上、構わないで」

「でも、俺が構わないと、俺のいないところで好きでもない奴と付き合うだろ?」

「…」

「奈々美の反応って面白いんだよね。だからさ、奈々美はそのままでいてほしいんだ。俺を見てればいいの」

「私は、真守くんのおもちゃじゃない!」

 叫ぶように告げ、奈々美は床の鞄を拾い、教室から出た。泣きそうになるのを堪えて走る。泣くのは、悔しかった。


 部屋の中に差し込む太陽の光で、奈々美は目を覚ました。目覚まし時計を持ち上げる。頭上で見た針は、7時を少し回ったところだ。

 早いな、と奈々美は思う。けれど、もう一度目を閉じたところで、眠気は襲ってこない。小さく息を吐き、奈々美は身体を起こす。

今日は一日寝ていたかったのに、と奈々美は愚痴のように思った。

起きていれば脳は勝手に、昨日の出来事を再生した。

右手で唇に触れる。昨日の感触が鮮明に思い出されて、奈々美の顔は思わず赤くなった。それを振り払うように、首を横に振る。

 奈々美にとっては、初めてのキスだった。それがからかいの延長で奪われた。

「奈々美が欲しいな」

昨日の言葉を思い出す。あの言葉に意味はない。誰にでも言っている言葉だ。

頭の中でそう理解しているのに、それでも、甘美な夢のようにあの言葉を思い出している自分がいた。そんな自分の気持ちが一番悔しかった。

 せっかくの土曜日なのに、何をするわけでもなく、1日ぼんやりとしていた。外に出て買い物でもしようと考えたが、そんな気分にはなれない。

みちると綾から、昨日のドタキャンを心配するメールが入っていた。行けなかったことを2人に謝り、今度埋め合わせをすることを伝えた。

真守のことには触れなかった。自分の中でも、うまく言えない感情を言葉にすることは難しい。もう少し落ち着いて、自分の気持ちを整理できたら、2人に話そうと決めた。

その時は笑って言えたらいいなと奈々美は思う。

「奈々美」

 1階から自分の名を呼ぶ母の声。奈々美はゆっくり腰を浮かせた。時計は2時を少し回ったところだ。

「何?」

 階段から頭だけを出し、母に声をかける。

「お母さん買い物行ってくるから」

「わかった」

「お父さん、今日、仕事があって、帰りも遅くなるって言うから、夕飯お母さんと奈々美だけだけど、何食べたい?」

「何でもいいよ」

「そういう中途半端が一番困るんだよね」

「…じゃあ、ハンバーグ?」

「わかった。ハンバーグね。それじゃあ、しばらく出てくるから」

「ん~。行ってらっしゃい」

「行ってきます」

 階段の上から降った手に、母は律儀に手を振り返した。母の姿が玄関に消え、見えなくなる。バタンとドアが閉まる音が響いた。

 しかし、すぐに、ドアが開く音。

「…忘れ物?」

 そう言いながら、階段を降りた。玄関から入ってくるのは、母となぜか真守の姿があった。

「え?」

「奈々美。お友達がノート届けに来てくれたよ。教室に忘れてたのを持ってきてくれたみたい。課題のノートで必要だろうからって」

「…」

「キッチンの戸棚に頂いたクッキーがあるから、それ食べていいからね」

 そう言うと、奈々美の母は真守に「何もお構いできませんけど、ゆっくりしていってね」と頭を下げ、玄関から出ていった。

 ドアの閉まる音が先ほどより響いて聞こえる。

 放心状態の奈々美をよそに、真守は靴を脱ぎ、家の中に入ってきた。

「……なんで?」

「これ」

 差し出されたノートに手を伸ばす。確かに奈々美のノートだった。

「昨日、鞄の中から落ちたみたいで、机の下にあった」

「…でも、課題のノートなんかじゃない」

「それは嘘」

「…」

「ねぇ、クッキーは?」

「え?」

「あるんでしょ?食べたい」

 微笑みを浮かべる真守。やっぱりその顔が苦手だと思った。

帰さなければいけない。頭の中で警報は鳴り続けているのに、奈々美は真守をリビングに招き入れた。母の言う通り戸棚からクッキーの箱を取り出す。冷蔵庫の麦茶と一緒に真守に出した。

「外暑かったから、麦茶がうまい」

「…そう」

「ねぇ、奈々美」

「やめて」

「え?」

「いつも通り呼んでよ。名前で呼ばないで」

「…いつも通りだろ?二人の時は、名前で呼んでる」

「…それが苦しいって言わなきゃわかんない?」

「…」

「知ってるくせに、わかってるくせに。…私の気持ちなんか。…そうやって、変に入ってこないで。期待なんかさせないでよ」

「期待すればいいだろ?」

 両頬を上げて真守が言った。

 なんて残酷なことを言うのだろうかと奈々美は思う。

期待して、期待して、期待して。それでも何も手に入らないとわかっているから、期待なんてしたくないのに。

「期待なんてしない!…私また、合コン行くから!真守くんの許可なんてなくても合コン行って、彼氏作って、キスして、その先もその人と…」

「許さない」

 叫ぶような奈々美の声は、静かな真守の一言にかき消された。

 奈々美の目が、真守と合う。ただまっすぐに自分を見るその瞳を少しだけ怖いと思った。

「許さないよ」

 伸びてきた手が肩を掴み、奈々美はソファーに押し倒された。

「やっ!」

 振り払おうとするが、手が動かない。見下ろす体制の真守が顔を近づけてきた。思わず顔を逸らせば、首に触れる感触。

「ま、真守くん。…っ…い、いや…」

 服の中に入ってきた手に、奈々美は思わず足を振り上げた。

「…っ」

 真守はソファーから落ち、左わき腹を押さえている。表情を歪める真守を見て、奈々美は起き上がり、駆け寄った。

「ご、ごめん。…大丈夫?」

 肩に手をかけながら、真守の顔を覗き込む。

けれど目が合うことはなかった。強い力で包むように抱きしめられる。

「ごめん」

 小さな声が耳に入った。何に対しての謝罪なのかわからなかった。けれど、奈々美は首を横に振る。

 そうだった。思い出したように奈々美は思う。

真守は何も悪くない。

ただ、自分が好きになっただけ。ただ、自分が臆病なだけ。

 真守は背中に回した腕にさらに力を込めた。

「わからないんだ」

 辛うじて聞こえる小さな声。その声はどこか震えていた。

「え?」

「どうしたらいいのかわからない」

「…」

「奈々美の俺を好きだって目が心地よかった。からかえばその分、素直な反応が返ってきて、少しでも顔を近づければ真っ赤になった。それが面白くて、可愛かった。…奈々美はずっと、俺を見ていると思ってたんだ。何の根拠もなく」

 真守は自嘲的に笑った。

「でも、違った。だんだん俺を見ないように必死になっていった。俺を好きだって目をしているのに、必死で俺から離れようとしていた」

「…」

「違うんだって思いたかった。奈々美は俺を好きなんだって。でも、昨日健に奈々美と合コンに行くことになったって聞いて、…どうしたらいいかわからなくなった」

「…」

「どうすればいいのか教えてよ。…奈々美を誰にも取られたくないんだ」

 奈々美は、両手で真守の肩を少し押した。強い力の割に、真守はすぐに離れる。

苦しそうに顔を歪ませる真守。その大きな瞳に自分が映る。

「…ねぇ、それって……私のことが……好きってこと?」

 そんなわけない。そうと思うのに、期待している自分がいた。

 泣きそうに顔を歪める真守は、自分のことを想っているように見えてしまった。

傷つきたくはないのに、期待してしまう。

「…そっか」

「真守…くん?」

「そっか。…俺、奈々美が好きなんだ」

 甘い響きはないその言葉。ただ、事実を声に出しただけのそのセリフに、けれど、奈々美の顔は赤くなる。

 奈々美の表情に気づいていないのか真守はさらに続けた。

「奈々美が俺を好きとか、関係ないんだ。…俺が、奈々美を好きなんだ」

「え?…あ、えっと…え?」

 動揺して奈々美はあたりを見回す。当たり前のように、奈々美と真守の2人しかいなかった。行き場のなくし、奈々美は視線を真守に向ける。

「奈々美」

「……何?」

「どうしたら俺のものになる?」

「え?」

「綺麗な奈々美を汚したくない。けど、それ以上に誰かのものにしたくないんだ。…だから、俺のものになって」

「でも!…真守くんは、他にいっぱい…彼女がいるでしょう?」

「いないよ?」

「嘘つかないでよ。…みんな言ってたよ。真守くんと…えっと…その…やったって」

「あいつらがただ言ってるだけだよ。俺は友達としか思ってない」

「…」

「…正直、誰でもいいかなって時もあった。気持ちがなくても、その場だけ楽しければいいってことも…あったよ?でも、…奈々美が俺を見るようになって、遊ぶのもやめたんだ。このままじゃあ、純粋な目で見てもらう資格ないって思った。だから、本当だよ。あの子たちが勝手に言ってるだけ」

 真守の言葉に、奈々美はそれでも口を閉ざしたままだ。

彼女がいないとしても、真守の傍には、綺麗な人たちが寄ってくるだろう。

今は、ただ、自分に落ちてこない奈々美が珍しいだけなのかもしれない。手に入れたら飽きてしまうかも。そう思うと、奈々美は真守の言葉に頷くことができなかった。

 怖かった。傷つくのが、何よりも。

「…俺、怖いんだ」

「え?」

「俺、奈々美が怖い」

「…どうして?」

 怖いのは自分の方だと思う。真守が離れて行ってしまうのではないかと真守の一挙一動にびくびくしている。

「奈々美が他の人のものになるのが怖い。奈々美が俺を拒んだらって思うと怖い。…もし、俺を受け入れてくれても、純粋な奈々美を汚すのが怖い」

「…」

「でも、…それでも、欲しいんだ」

 まっすぐ見つめてくる視線に強い意識を感じた。

奈々美は思わず頭を下げる。

強いなと思う。自分なんかより何倍も強い。

怖いと言いながらも、逃げない彼に比べて、自分は何と弱いことか。

何もしようとせず、無理だと決めつけて、失うときのことを考えて、手を伸ばすのを諦めている。

それで、何が手に入るのだろう。どうして幸せになれるのだろう。

 自分は全部、中途半端だった。

好きなのに、叶わないと決めて離れようとした。けれど、離れることもできずに、友達でいようとした。好きになることをやめようとしたけれど、それもできず、ただ、彼を見て、自分の気持ちを偽っていただけだった。

 けれど、それではだめなのだ。

 再び顔を上げ、真守を見る。

怖かった。気持ちを伝えることは、こんなに怖いことなのか。

それでもそれを乗り越えない限り、先には進めない。

「欲しい。…私も、真守くんが」

「…奈々美」

「これから先、もしも、真守くんが他の人を見ることになっても、精一杯頑張って、もう一回私のことを見てくれるようにする。ずっと好きでいてもらうように頑張るから。…だから…」

「バカだな、奈々美は」

 泣きそうになる奈々美の背に腕を回し、真守は小さく笑った。

「俺は、奈々美が好きなんだって。奈々美が俺を好きとか関係なく、奈々美が好きなんだ。今の奈々美が好きなんだ。…だから、頑張らなくいいんだ。そのままでいてくれよ」

「…うん」

 小さく頷き、奈々美も真守の背に手を回した。

真守の腕にさらに力がこもる。

「好きだよ」

真守の言葉に、奈々美は顔を赤く染めながら頷き、答えた。

「私も、大好き」

 真守の顔がゆっくりと近づいてくるのを感じ、奈々美は静かに目を閉じた。


 手に入らない。そう思ったから、手に入れたいと思うのが怖くなった。

 たとえ手に入っても、傷つくことになる。そう思ったから、自分の気持ちを押し殺すことに決めた。

 けれど、それでは、利口な選択などではなく、ただ、逃げているだけなのだ。

逃げただけでは、何も手に入らない。

 怖くても、傷ついても、手を伸ばさなければ、先には進めない。

 だから、伝えるのだ。「あなたが好き」だと。

 


最後まで読んでいただきありがとうございます!

なんだか、他の作品と似ているかもしれませんが、傷つくことを恐れてたら前には進めないということを言いたかった作品です。

感想や評価等いただけたら泣いて喜びます!!


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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の甘いエンドにこっちまで真っ赤になってしまいました。 とてもいい作品だな〜っと思いました。
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