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Prologue
この世界がいや人間の感性が狂い始めたのはいつ頃からだろうか。
おそらくもう何百年以上も前に狂っていたのかもしれない。それの発明、これこそが人間を狂わせた元凶であろう。
それは刃物や弓矢とは違う、トリガーを引くだけだ。たったそれだけの動作で人は死んでしまうのだ。
そう、それは「拳銃」。
それが世界にもたらしたものはあまりにも大きい。
それは取り返しのつかない何かを生み出し、取り返しのつかない何かを滅ぼしたのだ。
世界は今、新しい局面を迎えようとしている。
それは人類の進化か、それとも滅びか、今それを私たちに知るすべはない。
しかしそれらは少しずつ私たちの身に迫って来ていることは間違いないだろう。
これは『世界の動向を予言するプロローグ』となるかもしれない。