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7話 チーム

文章の質が低い……

なんやかんやで1000PV達成しました。

こんな文章でも、見てくれた方が居ると考えると嬉しいです。

 本部内を色々見ることになった優斗は、まず最初に戦闘指令室に入った。

 戦闘指令室とは文字通りの意味で、戦闘に関する情報を扱い、戦闘中には指示を出したりする場所である。

 辺りを見回していると、男性が歩み寄ってきた。

 「やあ、君が優斗君だね?」

 外見、口調ともに爽やかだ。黄緑色の髪に深緑色の目。肌は白く体は細めだが、程よく筋肉がついている。

 「僕はサラディン・ルース。ここで戦闘司令官をやっている」

 「具体的にはどんな仕事なんですか?」

 「ああ、説明させてもらうよ。戦闘司令官はイーターとの戦いの際にデッドガーディアンズの仲間たちを支援するんだ。具体的に言うと、敵の情報をみんなに送ることで戦いやすくするんだ。他には、デッドガーディアンズ同士の相性を考えてチームを組ませたりもしている」

 「そうなんですか。俺もチームを組むことになっているんですか?」

 「ああ、もちろん。現在適任な戦闘員を探しているところだ」

 俺の仲間になる戦闘員って誰なんだろうか。美少女でなおかつ好意的だといいんだけどな。

 「チームに関しては、決まり次第連絡させてもらうよ。それと、コンバットスーツにこれをつけてもらえないかな?」

 そう言って、サラディンはポケットから小さな端末を取り出した。見た目は二つの画面がある某携帯ゲーム機に似ているが、重さは皆無と言っていいほど軽い。

 「左腕に取り付けたあと、開いてみてくれ」

 言われた通り、左腕に取り付けてみた。画面を開くと下敷きサイズのモニターが展開された。

 「これは通信用端末で通称ナビと呼ばれている。基本的には通信用のみだけど、生き物でなければ転送もできるんだ。バッテリーの消費が激しい分、転送は一回が限界なんだけどね」

 ナビのモニターを見ていると、メールが届いた。差出人はサラディンとなっている。

 「僕のナビのアドレスを送っておいたから、何かあったら連絡してくれ。僕も、君のチームが決まったら連絡するよ」

 「ありがとうございます、サラディンさん」




 あらかたの施設を見学した優斗たちは、再びリーダーの剛力一馬のもとへ向かった。

 「リーダー、施設内の見学が終わりました」

 「そうか、おつかれさん。アリアはもう下がっていいぞ」

 「了解」

 アリアは部屋から出ていく。剛力は優斗に向き直ると話を始めた。

 「急な話ですまないんだが、君に戦闘に出てほしいんだ」

 本当に急な話だった。優斗は戸惑っていたが、剛力の次の一言で戸惑いは消え去った。

 「君の友人がイーターに狙われている」




 剛力の話では、狙われているのは幼馴染みの咲らしい。優斗を失った悲しみから、強い絶望が溢れていると言う。絶望を好むイーターとしては、咲は格好の獲物なのだろう。

 「安心してくれ。今回の敵は数は多いが最下級のイーターだ。戦闘訓練用のロボットの方が数倍は強いだろう」

 それを聞いて安心したが、急いで咲を助けなければならない。例え敵が弱かろうと、すでに咲の近くに居ると言うことはかなり危険だ。

 「剛力さん。俺、行きます。どうやって行けばいいですか?」

 「よし、私についてきてくれ」

 剛力についていくと、広い部屋についた。殺風景なその部屋の中心に、突然大きな円柱状の青白い光が現れた。

 「優斗君、これに飛び込めば向こうの世界に行ける。友人を助けてあげるんだ」

 剛力に促され、優斗は光に飛び込んだ。そして、光を抜けたと同時に見慣れた景色が飛び込んできた。

 「必ず助けるからな」

 そう呟いて、優斗は走り出すのだった。


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