コラッツ予想がいままで証明できなっかた理由
なぜ、予想が証明できなかったのか。
それは数字の見方と系統樹のつくりかたにあった。
数字を二進数で表す時
補数表記で
111101101110001
とすると、
11110110111.0001
小数のように分けることができる。
整数部と小数部を別々に3倍できる。
正数表記で表現しようとすると
1001000.1111
として3倍しても整数部が単純に3倍にはならい。
正数表記ではK,aの分離が困難なのである。
この結果、Kとaの2次元の系統樹をつくることが可能となった。
フロアと階段とエスカレータの関係に似ている。
もう一つは、系統樹の作成方法である。
通常はルートで作っている。しかし、今回は3つのルートがある。
1つめは、初期値の系K[a]。aを階層とするフロア。
2つめは、演算の系P。階層をつなぐ階段。
3つめは、ルートのリンク。直通のエスカレータ。
1つの数字に3つの系統を作成した。
重要なのは最初の2つの系で、最後の系は一意の一方向性のみが必要なことだった。
最初の2つの系で数字に漏れがないことを示し、最後で不可逆であることを示した。
数学者が証明できなかったのは、正数にこだわり3倍による、数字としての規則性を見出せなかったこと。
知る必要の無いルート系統樹で考えていたこと。
最後に今回の発想の多くにNHKの「笑わない数学」が寄与したことに感謝したい。
「無限」が補数表記につながり、「abc予想」が数の再編成(写像)につながった。「カオス理論」は+1が無視できない要素であることを改めて示してくれた。
これは既知だったが、「4色問題」は、部分実測によって全体を証明できることというもの。