「お前のエラーで負けたんだ」と追放された剣士遊撃手、新たなパーティーでSランク迷宮を目指す　～今さら戻ってこいと言われても困る。火力高すぎる魔法使いと巧すぎる武闘家一塁手を仲間にしたので～

　ランクの高い迷宮に挑むためには野球で勝ってパーティーの序列を上げなければならない。

　大事な試合に敗れ、その怒りの矛先を向けられたルグスは、責任を被せられ追放されてしまう。
　失意の中、日銭を稼ぐためFランク迷宮で魔石を集めていると、その最奥で野球をあまり知らない美少女シェリファと出会う。彼女の戦闘狂っぷりに惹かれたルグスは彼女に頼まれるがままパーティーを組むことに。
　その後、とあるパーティーを理不尽に追放された武闘家ウェーナリアをルグスはパーティーに加える。
　3人は強い魔物と戦うためにSランク迷宮を目指す。

　一方、ルグスを追放したパーティー〈黒蝶〉は別の遊撃手を迎え入れる。エラーをしない彼のことを〈黒蝶〉の皆は堅実な守備をしていると感じていたが、チームを組むパーティー〈蒼天の月〉の面々は違った。見解の相違で両パーティーは揉め、ついにはチームを解消してしまう。
　〈蒼天の月〉とチームを組み続けたい〈黒蝶〉のリーダーは渋々ルグスを〈黒蝶〉に戻るよう誘うが、断られてしまう。彼は〈黒蝶〉が落ちぶれていくのを黙って受け入れることが出来ず、全てルグスのせいだと逆恨みするようになる。


※次回『21　裏』は9月に投稿予定でしたがパソコン不調のため5～6か月遅れます
　↑と書いていましたが、自分探しの旅(比喩)を始めてしまったのでさらに遅れます。度々の予定変更申し訳ありません。