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…side ミシェル




私はミシェル・パーカー。

伯爵家に生まれたの。


ずっと領地で過ごしていたんだけど、運命の出会いがあって、王都の学園に編入することにしたわ。


あれは忘れもしない去年の夏。


うちの領地は国の北側にあるから、避暑として滞在する貴族がたくさんいるの。

その貴族が一緒に連れてきた、知り合いの商人の跡取りの彼!


そう、その彼に一目惚れしたのよ。


商人の息子なのに少し頼りなくて、契約で不利にならないように学園で法律を学んでいると聞いて、私も自領の為になるからと、お父様を説得し、彼を追いかけて王都の学園に編入したわ。



学園生活は思った以上に楽しくて、彼ともたくさん話すことができたわ。

私の気持ちは最初から伝えてあったけど、身分が違うからとなかなか距離が縮まらなかったの。

私は伯爵家の4女だしそんなの気にしなくてもいいのに。


彼は真面目だから、クラスでも優秀なフリージアさんに勉強を聞こうとして…

ふふっフリージアさんの婚約者のアーノルド様に、遮られていたこともあったわね。


誰が見てもフリージアさんにぞっこんで、フリージアさんが他の男どころか、女の人と話しているのさえも面白くなさそうなのに。


まぁ私も、彼があの美しいフリージアさんに話しかけに行く前に止めてもらえて、アーノルド様には感謝してるのよ。


結局アーノルド様も面倒見がいいから、図書館で代わりに教えてくれるって話してるのが聞こえて、私もついていっちゃったしね。

アーノルド様はいくつか困っているところを教えてくれたあとは帰ってしまったから、私も彼と二人きりになれたし。

あのあと、うふふ。


私のモットーは押して押して、押し倒す。

彼も身分を気にしつつも私のことを本気では拒否してないところを見ると、あと少しって気がするんだけど。


早く婚約までこぎつけて、フリージアさんたちのようにラブラブになりたいわ。


あ、でもあそこまで愛が重いのは、いくら顔がよくても考えものね。





読んでくださりありがとうございます。

お気持ち程度に評価ボタン押していただけると嬉しいです。



お時間ありましたら、こちらもよろしくお願いいたします。

「金の目の王子が覗くのは令嬢の妄想」

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