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ポチャン……



ポチャン……




私は10メートル程の駅のホームにいる。


空は紫でホームの回りは漆黒の水面が遠く、遠くまで広がっている。


時より空から真っ白な水滴が落ちては漆黒に白い波紋を描き消えいく。





そして電車通り過ぎていく度に私は誰かを裏切る場面に飛ばされる。




カタン、カターン、カタン、カターン…………




『もう定員オーバーだ諦めろ!』

『どーか、娘だけでも乗せて下さい!』


「私が代わりに降りる、その娘を乗せろ!。」

『バカな事を言うな、お前の操縦でしか脱出できないだぞ!全員に死ねと言うのか!』


私は考える助かる方法を……。


「貨物室……そうだ!貨物室を使う、残るよりも助かる可能性が高い!」

『そうか!確か緊急時の酸素マスクが積まれいたな、良し。お前ら凍死しないように毛布を集めるんだ!!』



直ぐそこまで迫ったテロリスト達から逃れる為、航空機をギリギリのタイミングで離陸し




ピ………ピピ、ピピピピピピピピッピ────────





航空機は光りに包まれ。







仕掛けられていた時限装置の爆弾によって死んだ。




プァァァァァン




「ぐぅぅッはぁはぁはぁ………。」



電車が目の前を通過して、白の水滴が一つ増える。




『な、な、な、な、………お前良くやる、る、る、る。苦しいか?死にたいか?楽に成りたいなら、喰ってらるぞ?ぞ?ぞ?』


「はは………優しいんですねその言葉だけでも頑張れますよ。」


『『『『お………にい………さん』』』』



何回死んだだろう、何回壊れただろう、分からない………でも裏切たくない、救いたい。


私が抗えば救えるなら何度でも抗おう、理不尽に潰されない限りは頑張れ、頑張れるはずなのだから。








白い水滴がまた一つ増える。






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