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『がたんごとん、がたんごとん♪あはは楽しいね、お兄ちゃん。』

『みてみて、きれいな、おうまさんがいるよ!』

『あそこに、ゆうえんちがみえたよ、つぎ、おりようよ、お兄さん』


今日は可愛い姪っ子達を連れて▧▧▧までやって来たのだがここは駅が多く何処に降りても無料で遊べる。


「んー、駄目もう少し落ち着いた所にしような。ほら恐い恐いお兄さん達が降りるみたいだよ。」


ブーブー、文句を言う子供達はデレデレした()()()()()()()していたお兄さんが降りるのを視てむすっとしている。


『てんにょさん、がたくさん、ちゅっちゅしてるね。』

『おとこのこ、はびじんなおねえさんすきなんだね、わたしもなれるかな?』

『うんうん、なれるよ、なんたって、ここは%◆♩₥₯₣だから。』


「ああ、そうだここは…………ここ………わ『§*&えって!』……っえ?」


誰かの必死な声が聞こえた気がして、回りを私は見渡すと普通の悪逆非道の限りを尽くした人達しかいない。


私には自覚はなかったが子供達が()()()くれた。


私は電車でぶつかって来たフードの男を脅して(が逆怨みして)

子供達を苦しめさせた(子供を利用した呪い)、|極悪人だ。(を発動したのだ。)


そろそろ降りる駅を(『流れろ元の場所に』)決めようと思う。


子供達と路線図を視て楽しく決めていると、前の列車から切符りを切る乗務員が乗客を回っていた。


『な、な、な、な、過労死を200人出して隠蔽しきるとは素晴らしい方だ。』

「過労死ってのはな貧弱な者がなるのだ、わしだからこそ貧弱な()()を有効活用出来たのだよ。」



『な、な、な、な、では切符を拝見。』


乗務員が切符をパチンと切ると切られた男の回りをおぞましい程の怨念が渦巻き電車を飛び出した。


『まもなくぅぅ~傲慢(ごうまん)食用感情油の名産地です。





貴方のたメェのぉゥエぇきいデェすぅう。







☛☛☛☛☛☛☛☛☛☛☛オオリクダサイ。』





無数の手が電車の窓の外から男を指し男は恍惚の表情で駅を……………降り



そして





消えた。



乗務員はユサリユサリと私の所に来ると首を傾げた。





『な、な、な、な、…………ん?ん、ん、ん、ん、ん………可笑しいな?何故君は切符を()()ももっている?る?る?る?る?る?』



「三枚?言え五枚の筈ですよ私と姪っ子達の切符で。」



『な、な、な、な、何言ってるお前は──。』



『『『『聞いちゃだめぇー!!』』』』


姪っ子達は必死の形相で叫んだ。



『一人だ。』







「ぐぅあぁぁぁがぁぁぁ!!」




頭が痛い、気持ち悪い、ドロッとした物が私の身体から滲み出てくる。



『な、な、な、な、久びさに見た、見た、呪いに抗う奴、面白いな、な、な、な、お前暫くほ、保留、が、が、頑張れ。』



『意地悪な鬼さん嫌い!うぅぅぅ、お兄さんは速く死んでよ、じゃないと、うく………ひく、私達お家に帰れないよぉぉぉ。。』


『お母さん、助けて!』

『暗いよぉ、お腹すいたよぉ……』

『お願い打たないで、ちゃんと悪いお兄さんをやっつけるから。』


『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。』


黒い霧から声が聴こえる。


辛く苦しい気持ちが伝わって来て私は。



「泣かないでくれ、私が必ず助けるから。」





泣いていた。






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