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第8話《生徒会と絶対の知力》

今回は生徒会のメンバーの紹介がメインです。

5月31日

引き継ぎ式だ。前会長から現在の会長に言葉を向けられたり、その他色々行うが、面倒なので省略する。


~放課後~

今日が生徒会の最初の集まりだ。

美奈は先に帰った。

「ここが生徒会室か、、、」

扉を開く。

「Welcome! 生徒会へようこそ!陽太君!」

大和先輩だ。

「ゆぁーむぁとすぇんぷぁーい!」

「ゆぉうたくぅーん!」

僕達は久しぶりの再会の感動とともに1年ちょっとぶりに抱き合った。

「その挨拶は辞めてって言ったでしょ!」

不知火先輩が丸めた書類らしき紙で会長を引っぱたく。

「この会長と副会長はかなりヤバイわね」

「えぇ、そうですね。」

小鳥遊さんが言い清光院さんが同意する。

何というか大和先輩は中学の時からほとんど変わってないように思える。全く、こんな人と一緒にされたら困るな。


生徒会室は大まかにはこんな感じの配置だ。

挿絵(By みてみん)


中学の時の生徒会室は狭い教室に机と椅子がいくつかあっただけだったが、ここの生徒会室は無駄に広い教室に大きい会議用の机、座り心地の良さそうなくるくる回る上にコロコロ付きの椅子。そしてなかなか広い机の上には1人1台のノートパソコンまである。

終いにはホワイトな職場とかによくある、お金を入れずに珈琲等飲み物が出てくるカップのアレまである。

なんだこのVIP待遇は。


この環境で一休みした所で、本来の目的を果たさないといけない。

「大和先輩、ちょっといいですか?」

「おぉ!陽太よ、元気にしてたか?」

良さそうだったので隣の第2会議室《実質倉庫と化しているが》に連れ込んだ。

「大和先輩、この鉛筆について教えてください。」

「まぁ聞きに来ると思っていたよ。」

因みに読者の皆さんの察している通りこの人は頭がおかしい。


簡単に説明するとこれらは魔道具で僕らに渡したのは適性があったかららしい。確率の件は成長だとか。

魔道具やらなんやら胡散臭くなってきたが100%当たる訳だし、胡散臭さなんか気にしてられない

いかにも厨二臭いが能力は間違いない。実際に100%を目の当たりにしている。


~生徒会室~

会長が切り出した。

「じゃあみんな揃ったところだし、軽く自己紹介でもしていこうか。」

会議用の机の近くに椅子を持ってきて机挟んで向かい合った。

因みに当選した9人に加え

書記と会計で落選した2人が総務に入っているから新体制は11人だ。去年は知らない。

「じゃ、不知火から頼む!」

「言い出しっぺからしなさい!」

会長はまた引っぱたかれている。会長としての尊厳なんてそこには存在していなかった。

「イケメn.」

バシッ

「ふざけるなら窓から捨てるわよ」

「ヒャイ」

不知火先輩が怖い。

そして会長があまりにも情けない。

ただ1階とはいえ、窓から放り投げられたら普通に痛そうだ。

まぁステージから叩き落とされるのと比べたらマシだけど。


「会長の一ノ瀬 大和でふ。1年間宜しくお願いしまひゅ。」

この人のこういうまともなセリフは、両手で数え切れるほどしか聞いたことがない気がする。が今回は眼が死んでいて全身が震えていた。不知火先輩に過去にとんでもない目に遭わされたのだろう。


「じゃあ、次は私ね。副会長を務めさせていただく不知火 穂乃香です。去年は会計をしてました。1年間宜しくお願いします。」

不知火先輩はいかにも真面目そうな感じだ。ただ真面目なのはいいけど、性格がキツそうだ。


次は僕か自己紹介、、、苦手なんだよなぁ、、、

「副会長の成星 陽太です!宜しくお願いします!」

なんの捻りもない。


「会計長の林 道楽ですぅ。去年も会計をしてましたぁ。よろしくぅ」

若干眠たそうに言ったのが会計長の林先輩。眠たそうとは言ったが眠たいんではなくあれが素なのかもしれない。なんだか不思議な感じの先輩だ。

因みに各部門の長は基本年功序列、務めた期間の長い人がなり、同じ期間であれば投票数の多い人がなるらしい。


「書記長の、、、」

「ちょっと待った。」

会長が書記長の先輩の自己紹介を止めて、ドアを開ける。

そこには、、、


美奈が居た。先に帰るよう言っといたんだけど居たんだ。何か用事かな?

「お客さんだ。」

会長は続ける

「君、生徒会に入らないかい?」

美奈は生徒会室を見渡した。

「入ります!」

ドリンクバーに惹かれたのだろうか?《当然そうではない。》

結局総務に美奈も加わった12人体制になった。

「じゃあ続けようか」

美奈にはもう自己紹介の終わった人の名前と役職だけ僕から伝えた。

「書記長の早乙女 真綾でーーす!去年も会計だったからわからないことがあったらどんどん聞いてね~」

明るい感じの先輩だ。間違いなくクラスをまとめている系だろう。


「書記の小鳥遊 美砂です。宜しくお願いします。」

小鳥遊さんも敬語苦手そうだなぁ。


「お、同じく、しょ、書記の田中 正史でふ!」

あっ、噛んだ。

「よ、よろしくお願いします!」


「会計の清光院 清麗ですわ。よろしくお願い致します。」

特に突っ込むところもないし、既に紹介済


「同じく会計の佐藤 果音です!ヨロシクお願いします!」

早乙女先輩と性格は似てる気がする。佐藤さんはショートカットで早乙女先輩はロングだから見た目は違うけど。


「総務の甲斐 海斗です。よろしくお願いします!」

イケメン好青年って感じだ。火炙りにしよう。


「同じく総務の有沢 芳乃です。宜しくお願いします。」

眼鏡をかけていて落ち着いている。


「総務の小清水 美奈です。宜しくお願いします。」

12人全員の自己紹介が終わった。

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